自転車泥棒対策に納得したのち、大学へ入って行った。
どうやら授業料値上げ問題があり、学生ストライキ中のようだ。
食堂のある建物の入り口では学生がピケを張っていた。
でも私達は問題なく中に入れたし、学生集会をしている大きな教室にも入り、後ろからノーフラッシュで写真を撮ることもできた。
学生たちは冷静に議論していたが、それだけに知的で強い力を秘めているように思った。
図書館もちらっと覗いたが、学生はストライキの中でも勉強はしていた。
それから「学食」連れてもらった。
ここから一品選ぶとか、パンは食べ放題だとか教えてもらい、学生気分で食事した。
食べ物を盛りつけてくれる人も若い女性だった。
異色の私にもにっこりと愛想が良かった。
若い人向けにカロリーの高そうなものだったが、美味しく全部平らげた。
日本の学食に比べ、内容が良く価格は安いようだ。国からの補助があるとのこと。
フランスの大学の学食の初体験をして満足してから、彼の家に連れて行ってもらった。
日本人の彼等の娘さんたちにも会って挨拶し、お茶を頂いた。
これは彼の住むアパルトマンの中庭の空間
これは彼のアパルトマンの中のらせん階段 曲線的で優しく美しい
休憩ののち家を辞して近くのゴブラン織りの博物館へ行った。
その途中、火事だったらしいアパルトマンを見た。
珍しいのでこれもパチリ
その前でここまで案内してくれた彼にお礼を言って、いずれまた日本で会いましょうと別れた。
しかし博物館の見学は入館時間が決められており、相当待ち時間があることが分かったのであきらめた。
そこから来た時と同じように歩いて街を見学しながら、セーヌ川付近まで帰ることにした。
来る時、問題なく来れたので少し自信がついていたのだが、あにはからんや迷子になる。
その話は次にする。
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