古庵の書斎 134 如意古庵
「雨に濡れ 運動会の 旗哀れ」
先週の日曜日は楠公園で学区の運動会でした。私にはもう関係ないのですが、テニス仲
間の1人は役員をやっていて「弁当をそろえるだけでも大変だ」とぼやいていました。
さてその当日、10時頃から雨が降ってきました。それでも昼ごろ車で通ってみるとやってい
ました。それはどうしようもないのですが、後で聞いてみるとちょっとしたトラブルがあったよう
です。
マイクを握って各種のゲームの進行や、競技の模様の実況をある女性がやっていました。
毎年の役割となっているようです。彼女、地区の婦人会の会長さんで30年ぐらいそのポス
トに居るとのこと。
その彼女のアナウンスにミスがあったようなのです。それに怒った一部の地区の人たちが
途中で帰ってしまったということです。
30年も同じポストに居座り続け、いつもアナウンスを自分の役割と考えるのもどうかと思いま
すね。
○ 大学入試
先日、桜花高校の現役の先生からメールをもらった。今、3年生は推薦入試の審査や手続
きで大忙しとのこと。そこで一言。
今、大学入学生で一般入試で入る者は55.9%だそうな。これを私立大学に限ると48.6%で
ある。つまり昔ながらの受験で入学する者は役半分だということ。
じゃあ他は何かというと、推薦入試(これには公募制推薦、指定校推薦、自己推薦といろい
ろある)、AO入試、センター試験利用入試(これも2回ぐらい受けられる)等々である。
一般入試にもA日程、B日程、一科目入試、2科目入試、地方試験とあってまさに複雑怪奇
そのもの。
なんでこんなことになったかというと、答えは簡単。受験生というパイは少なくなってきたのに
応じて、なんとか早く学生を確保したいという大学の経営がそうさせるのだ。
受験生の方も早く大学を決めたいという(特に女子高生に多い)心理からだろう。私、3年の
担任の時、よく一般受験で挑戦しろと言ったものだが、それがなかなか。
そんなことは今の私にとってどうでも良いようなことだが、人生というのは何回かの試練、挑
戦、時には賭の連続であると思う。高校入試、大学入試、職業の選択、結婚、子供のこと、定
年後と試練は続くのである。その最初のところで逃げていても始まらないと思うのだが。
○ バナナ
最近、バナナが馬鹿売れでスーパーの店頭から姿を消したという。以前の納豆騒ぎと同じ
で、どっかのTV局が朝バナナなんてやったものだからそうなったのだろう。
そこで思い出した。私の小学校のころの話し。当時バナナはめったに口に入らない高級品
でした。多分酔っぱらって良い気分になった我が親父、夜店かどっかで一本のバナナを買っ
て帰ってきた。さ、それからが大変。
我が家は親子6人家族。一本のバナナをどうやって均等に切るか、12個の目が一点に集
中する中、親父が慎重に包丁を入れたのを覚えています。
○ マスコミのミス
一昨日の報道ステーションで、古館伊知朗が言葉のミスを謝っていました。それは破綻した
会社「大和生命」を「大和証券」と言ったというのです。今の時期こういうミスは飛んでもない事
態を引き起こすことがある。謝って済む話しではないと思った。