Music Mania

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花燃ゆの低視聴率は当然のこと

2015年04月26日 | 日常
今年の大河ドラマ「花燃ゆ」の視聴率が悪い。
僕は悪くて当然だと思ってる。
昨年の内容発表の頃から視聴率は悪いだろうと思っていたから。

最大の理由は、主人公が何をした人かわからないことだろう。
何をした人というより、何もしていないというか、普通の人だと思う。
ただ、たまたま周りに歴史上の人物が多かったというだけで。

なぜこういう人選になったのか理解できないが、もしかすると敵である会津藩を舞台にした「八重の桜」の主人公が、
知名度の低い女性だったため、釣り合いを考えてのことかもしれない。

「八重の桜」でも、戊辰戦争までは八重自身は何も活躍していなかったため、ドラマの事実上の主人公は兄の山本覚馬
だった。
そのため、視聴者から主人公不在だとか、もっと綾瀬はるかを出せとか、いろいろ文句があったらしい。
その影響か、今回は文(ふみ)の出番が多い。
前半では兄の吉田松陰とダブル主人公みたいな感じだが、どうしても自宅近辺の話が多く、こじんまりとした印象だ。
それも仕方がない。
幕末の動乱が動き出すのは、松陰先生の死後だから。

先生の死後、桜田門外の変があり、いよいよ面白くなってくるのだが、ちょっと遅すぎた。
1月に始まって、もうすぐ5月だというのに、まだ先生が生きてるというのでは、脱落者が出るのは当然だ。

ちなみにここ最近の幕末ドラマでの松陰の死と桜田門外の変の時期を見てみよう。

八重の桜・・・第5回(2月3日)で松陰の死と桜田門外の変
龍馬伝・・・第10回(3月7日)あたりで松陰の死(描写なし)第11回(3月14日)で桜田門外の変
篤姫・・・第31回(8月3日)あたりで松陰の死(描写なし)、第32回(8月10日)で桜田門外の変

八重の桜では開始から一ヶ月で松陰の死と桜田門外の変まで進んでいる。
龍馬伝でも2ヶ月だ。
これくらいのスピードでないといけないと思う。
篤姫は意外にも遅く、8月になってからだが、これは幕末モノというより、大奥モノといったほうがいいかもしれない。

花燃ゆが、今後どういうタイムスケジュールで動くのかわからないが、このペースだと7月くらいに蛤御門の変(久坂の死)、
9月くらいに第2次幕長戦争(高杉の死)、薩長同盟、大政奉還、10月くらいに戊辰戦争、明治維新、
そして11月くらいに萩の乱、あたりか?
出来れば、12月に萩の乱(塾生の前原一誠ほか、伯父の玉木文之進ら多数がかかわる)にして
後半を盛り上げたほうがいいと思うのだが。

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生活習慣病

2015年04月25日 | 日常
僕はコレステロール値が高い。
なので数年前から毎日薬を飲んでいる。
原因は遺伝だという。
両親もコレステロール値が高く、元々他人だった父と母が両方高いという奇妙な偶然により、必然的に僕も高いのだ。

このことを人にいうと、たいてい「生活習慣病ですね」といわれる。
僕はそう言われるのが嫌いだ。
まるで、自堕落な生活をしてるみたいじゃないか。
僕は、わりと健康的な生活をしているつもりだけど。

はっきりいって、生活習慣が悪いせいでコレステロールが高い人のほうがいい。
そういう人は、きちんとした生活を続ければ、値が下がる可能性が高いからだ。
僕の場合、栄養バランスよく、規則正しく、飲酒も喫煙もせず、もちろん肥満でもなく、健全な生活しても、
なかなか基準値に収まるのは困難だ。
なので、一生薬を飲み続けなければならない。

僕の家にあるタニタのヘルスメーターによると、現在体重は66キロで、体脂肪率は16パーセントだ。
身長は178cmあるので、問題ないレベルだと思う。
それはともかく、体内年齢が28歳と出るのだが、本当にそうなのだろうか?
日によっては、23歳くらいのときもある。

いちおう説明では、

・基礎代謝の年齢傾向
・独自の研究で導き出した体組成の年齢傾向

ということらしい。
独自の研究というのがあやしいけど、標準体重もしくは標準より痩せ気味の人は、だいたい体内年齢が若く出るという。

それはいいとして。
最近、困るのは、いよいよ老眼がきているということだ。
まだ裸眼でも日常生活に支障はないものの、正直読みにくいときもある。
文庫本の活字はまだまだ大丈夫。
ということはまだOK?
普通の視力は1.5あるよ?
一説によると、早くから老眼鏡を使うと、症状が進むらしいので、限界まで裸眼で頑張るつもり。

それにしても、健康の大切さが身にしみる年齢になったものだ。
生活習慣には気をつけよう。

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もらい事故で4千万

2015年04月19日 | 日常
今朝のヤフーニュースで見たショッキングな事故判決。

「もらい事故」でも賠償義務負う 福井地裁判決、無過失の証明ない


車同士が衝突し、センターラインをはみ出した側の助手席の男性が死亡した事故について、
直進してきた対向車側にも責任があるとして、遺族が対向車側を相手に損害賠償を求めた
訴訟の判決言い渡しが13日、福井地裁であった。原島麻由裁判官は「対向車側に過失が
ないともあるとも認められない」とした上で、無過失が証明されなければ賠償責任があると
定める自動車損害賠償保障法(自賠法)に基づき「賠償する義務を負う」と認定。対向車側に
4000万円余りの損害賠償を命じた。    (福井新聞ONLINEより)


死亡した男性は自身が所有する車の助手席に乗り、他人に運転させていたらしい。
そして運転者は居眠り運転をして、対向車線にはみ出し、対向車と正面衝突したという。
車の任意保険は、家族以外の運転者を補償しない契約だったため、遺族への損害賠償がされない状態だった。

対向車側は一方的に衝突された事故で、責任はないと主張していた。
そりゃそうだ。
当たり前だと思う。

相手が居眠り運転していたせいで、事故に巻き込まれ、しかも賠償金4千万円支払わなければならない。
いくらなんでも、それはないだろう。

相手が家族以外の運転者に対して保険がおりないとか、そんなことはどうでもいい。
それをわかっていて運転させたものが悪い。
当然だが、居眠りして運転した人が一番悪い。
事故に巻き込まれた対向車の人は、過失ゼロではないにしても、一般的には被害者でしかない。
人が死亡するほどの事故だから、おそらく車は廃車で、自分も無傷ではないはず。
本当なら、相手側が平謝りするはずなのに、過失ゼロではないから4千万払え、だって。

こんなバカな判決を出す裁判官って、自分でクルマを運転したことないのだろうか?

4千万円を実際に支払うのは保険屋さんだろう。
保険屋さんは納得するのかな?
しないと思うけど。

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行列と味

2015年04月11日 | 食べ物
行列の出来る店がある。
ジャンルはさまざまなれど、とりあえず飲食店とする。

例えば、昼になったので、「今日はラーメンでも食べようか」と出かけたとしよう。
近くにはラーメン店が2件あり、A店には長蛇の列が出来ている。
隣のB店は店内に2~3人しか客が入っていない。
どちらに入りますか?

僕は一人なら間違いなく、空いているB店に入るだろう。
並ぶのが面倒だから。
そして、いつかA店に行こう、とチェックするだろう。

行列が出来るからといって、必ずしも美味しいとは限らない。
逆に、全く人気がなさそうなのに、すごく美味しい店もある。
それでも、、毎回行列の出来る店と、開店以来一度も行列が出来たことのない店なら、間違いなく行列の出来る店のほうが
美味しい可能性が高い。
だから、美味しいものを食べたいから行列の出来る店に並ぶ、というのは正しいと思う。

先週、京都へ行ったとき、前から気になっていた店に行ってきた。
その店はいつも行列がすごくて、気にはなっていたものの、観光に時間を割きたかったため素通りしてきたのだが、
いつかは行ってみたいと思っていたので、今回思い切って行列に並ぶことにしたのだ。

そこはうどん屋だった。
うどんはうどんでも、カレーうどんが美味しいらしい。
いちおう、和食の店として、きつねうどんとか、親子丼とか、そういうメニューもあったと思うが、店内の客は全員カレーうどん
を食べていた。
店の外に出来る長蛇の列は、このカレーうどんを食べるための列だったのだ。

11時開店だったので、11時過ぎくらいに行けば、そんなには並ばなくていいだろうと、それくらいを目安に向かったのだが、
途中、「哲学の道」に必ずいるネコたちとたわむれていたら、少し時間が遅れて、11時半くらいになった。
外にはすでに数十人の列が出来ていたが、今日は並ぶ覚悟で来ていたので、迷わず最後尾につく。
しかし、それが甘かった。

店内の座席数が少ないのか、すこぶる回転が悪い。
こういうこともあろうかと、持参してきた文庫本を読みながら、待つこと1時間。
まだ店内には入れない。
だからといって、ここまで並んでやめるわけにはいかない。
結局、そこからさらに45分くらい待って、ようやく席につくことが出来た。
自分の経験では、飲食店の待ち時間としては、最長記録更新だ。

1時間45分並んで食べるカレーうどんは美味しかった。
たしかにこれは並んででも食べたい、と思うだろう。
しかし、1時間45分は長すぎる。
30分以内ならまた並んでもいいが、それ以上ならもういい。

夜は、僕が京都へ行くと必ず立ち寄る和食の店へ行った。
そこはどんなに行楽シーズンでも、一度も並んだことはない。
いつでもスっと店に入れ、すぐに席につくことが出来る。
店の売りである「にしんそば」や「湯葉あんかけうどん」は絶品の味で、全く並ばずこのクオリティは、
まさに隠れた名店といっていい。
こういう店をいくつも知ってると、ちょっとした情報通になれるかもしれない。

(おまけ)
昨年の秋に京都へ行ったときに昼食を食べた店は、絶好の行楽日和&観光地という好条件の中、
閑古鳥が鳴いてるようなところだった。
店内は乱雑でホコリっぽく、店員の態度といい、味といい、客がいないのが納得できる店だった。

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蛤御門は変

2015年04月05日 | 日常
京都に蛤御門という変な門がある。

京都御苑(御所を取り囲む屋敷跡)に設けられた門で、いつ建てられたものなのかわからないが、
その門は開かれることはなかった。
かなり長い間「禁断の扉」みたいに閉じられたままだったらしい。

この蛤御門、別に大きくて立派だとか、開けるのにすごく労力がいるとか、そういうものではない。
拍子抜けするほど「なーんだ、こんなもんか」というような門である。
それなのに、全国から観光客がやってきて、写真を撮ったりするスポットになっている。

だいたい、「蛤御門」という名称だって、それは本当の名ではない。
本当は「新在家御門」という。
先に書いたように、この「新在家御門」は長い間、開かずの扉だったわけだが、江戸時代に大きな火災があり、
そのとき初めて非常口として開けられたのだ。
それを見た誰かが、「焼けて初めてフタを開くなんて、まるでハマグリみてーだな」と言ったという。
このちょっとユーモアのある言葉が大ヒットし、いつの間にか「ハマグリごもん」と呼ばれるようになったのだ。
「ハマグリごもん」という言葉は、その年の流行語大賞に選ばれ(ウソ)、今では京都市も宮内省も「蛤御門」という言葉を使い
正式名称の「新在家御門」なんてほとんど通じないようになってしまった。

そして蛤御門が全国の歴史ファンの間で有名になった事件がある。
それが「蛤御門の変」だ。

昨日、僕はこの蛤御門へ行ってきた。
4月3日から5日間だけ京都御所が一般公開されるとのことなので、それの見学ついでに立ち寄ったのだ。

蛤御門の変とは、江戸時代末期の1,864年、長州藩が京都での政治の実権を取り戻すため、軍事クーデターをおこした
事件である。
このクーデター計画は事前に幕府側に漏れており、会津藩及び新撰組の他、桑名藩、薩摩藩なども兵を率いて御所の警護
にあたっていた。
普通、そういう状態だったら、クーデターは起こさず、計画を白紙に戻すのが鉄則だが、いつの時代にも戦争がしたくて
したくてたまらない人がいる。
(映画やドラマだと、たいてい中村獅童がそういう役をやってるよね)
このときも、中村獅童みたいな人(来島又兵衛)が強引に戦うことを主張したため、戦闘開始となってしまう。
案の定、長州軍は敗退、クーデターは失敗に終わったのだった。
このときの戦いで、最大の激戦となったのが蛤御門周辺だったため、「蛤御門の変」と呼ばれるようになる。

今も蛤御門には当時の銃弾の跡がたくさん残っている。










ところで、今年の大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公である杉文の夫、久坂玄瑞はこの蛤御門の変で亡くなっている。
長州藩士である久坂は、最初からクーデター計画に反対だったが、強硬派に押し切られたらしい。
ドラマでどういうふうに描かれるか興味津津だ。

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