RC-Zでの家づくり

北海道生まれの「RC-Zの家」を徳島で建てることになりました。家づくりの参考にしてもらえるとうれしいです。

Q値の算出(3)

2006年11月04日 00時35分11秒 | 生じた問題/疑問
ロングホームからQ値1.56 W/m² Kを出したモデルプランの計算結果を入手しました。

まず開口部ですがドアはスウェドア(ガデリウス)で熱貫流率は1.0 W/m² K(HIRA家で採用しているブローチアK2仕様で2.33 W/m² K),窓ガラスはエリートフェンスター(ガデリウス)の低放射ガス入り3重ガラスで熱貫流率は1.0 W/m² K(HIRA家で採用しているアルプラCLUS3のLow-E2重ガラスで1.7 W/m² K)と一層の強化がされています。ちなみに窓ガラスの面積は外壁面積の19%(簡易計算でQ値2.23がでた想定ハウスでは15%)でした。

そして,そして,最も大きな違いは……使用している断熱材が違いました (゜Д゜)ハァ?。

これまでRC-Zでの標準仕様と思っていたビーズ法ポリスチレンフォーム保温板特号(熱伝導率0.034 W/m² K)ではなく硬質ウレタンフォーム2種2号が使用されていました。
モデルプランでの断熱材の厚みと熱伝導率は以下の通り。

壁:55 mm (硬質ウレタンフォーム2種2号,熱伝導率0.023 W/m² K)
天井:55 mm (硬質ウレタンフォーム2種2号,熱伝導率0.023 W/m² K)
基礎外周部:60 mm (吹きつけ硬質ウレタンフォーム,熱伝導率0.022 W/m² K)
土間床:30 mm (吹きつけ硬質ウレタンフォーム,熱伝導率0.022 W/m² K)

基礎外周部と土間床に関しては後から吹きつけなのでまあ理解できますが,肝心かなめのZボードに硬質ウレタンタイプがあったとは衝撃的な事実です。これまでカタログに載っているQ値1.56 W/m² Kというのが独り歩きして型枠工法であるRC-Zでは黙っていても北海道レベルの断熱性能がでるものと思いこんでいましたが実はあらゆる仕様が異なっていることがわかりました。
なんだかなぁ(-_-)。


Q値の算出(2)
Q値の算出