RC-Zでの家づくり

北海道生まれの「RC-Zの家」を徳島で建てることになりました。家づくりの参考にしてもらえるとうれしいです。

Q値の算出(2)

2006年10月24日 05時11分48秒 | 生じた問題/疑問
RC-Zで使用されている断熱材はビーズ法ポリスチレンフォーム保温板特号(熱伝導率: 0.034 W/mK)です。
ちなみに最も断熱材として使用されているグラスウールの熱伝導率は,10Kで0.050 W/mK,24Kで0.038 W/mK,高性能24Kで0.036 W/mK(数値が低いほど性能が高い)となっています。RC-Zの断熱材は10kの1.5倍,高性能24kとほぼ同程度の性能ということになります(ロングホームのカタログにもグラスウール10kの1.5倍の性能を持つ断熱材を使用と記載されています)。従ってZボード60 mm(断熱材は55 mm)の断熱性能は10kグラスウール81 mmと同等ということになります。最近の木造住宅ではより密度の高いグラスウールを100 mmぐらいは普通に使っているのでそう考えるとRC-Zは思ったほど高断熱住宅ではないように思います。
現在ロングホームにQ値1.56W/m² Kを出したモデルプランでの計算過程を工務店を通じて請求しているところです。


Q値の算出

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2 コメント

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Unknown (jojojojou)
2006-10-25 10:24:20
毎回大変興味深い更新をありがとうございます。目からウロコ状態です。

RC-ZのQ値は以外に悪いですね。

1-2階間の熱橋を考慮しますと数値は更に悪化するのではないでしょうか?

やはりこの工法の家は即暖、即冷が向いていると思います。

気密性が高く、蓄熱量が少ないため広い空間でもロスがなくすぐにエアコンが効き、居る時だけエネルギーを使うから十分省エネです。

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Q値について (HIRA)
2006-10-25 21:01:55
jojojojouさん。コメントありがとうございます。自分も意外な結果でした。RC-Zは品確法の形式認定で全ての地域区分において次世代省エネルギー基準を満たしていること,また実際にロングホームのカタログで1.56の数値がでていることから普通に家造りをしたら少なくともQ値2以下はでると思っていたので。工務店からの連絡によるとロングホームからQ値の資料を頂けるようなのでそれを詳しく見てみたいと思います。
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