日本共産党・宇田たか子です

ひたちなか市議会議員、現在3期目 奮闘中。
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一般質問 大項目3 「新中央図書館について」    9月10日

2018年10月01日 | 日記

中央図書館の建物の老朽化により、新しい図書館への建て替えの計画が進んでいます。

本市は運営を市の直営でおこなっていますが、建て替えを機に民間委託を心配する市民は少なくありません。

そこで今回の質問となりました。

市は「基本的には直営でおこなう」と答弁しました。

 

 

大項目3 新中央図書館について

質問

中央図書館の建て替えに向け、今年3月に中央図書館 整備報告書が出され、また30年度当初予算で中央図書館 整備基本計画 業務委託料が計上されました。

老朽化した建物を新しくするだけでなく、市民の文化・教育・知的財産を充実・発展させ、同時に市民との協働による「まちづくり」にも資するような図書館をと市民の期待が高まっています。そこで、以下の点について、質問します。

 

(1)市民の声を反映させることについて

今年すでに市民アンケートや公募による市民のワークショップなどがおこなわれました。そこで、

1点目 その実施状況について伺います。

2点目 その他、市民の声を反映させる方策を考えているのか、伺います。

例えば、図書館来館者からアンケートをとること、また、図書館に係わるボランティア団体、子育てサークル、様々な障害者団体、幼稚園・保育園の関係者、小中学校の司書教諭・司書教諭補助員、商工会議所など、新中央図書館で連携を強化させたいと考える様々な方たちとの懇談やふれあい講座、アンケートなどが必要と考えます。

さらに、希望する市民と他市町村の図書館の視察など行い、より多くの市民との協働で新中央図書館について構想を作り上げていく、そういう過程をぜひ大切にしていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。

 

(2)今後の計画策定について

1点目 中央図書館の建て替えについて、検討を進めている「新中央図書館 整備検討委員会」とは、どのような構成メンバーによる委員会なのか伺います。

2点目 今年度策定予定の「中央図書館 整備基本計画」は、どのような議論をふんで、どのような計画まで盛り込むものなのか、伺います。

 

(3)新中央図書館の運営主体について

H27年2月に図書館協議会から出された「ひたちなか市立図書館の今後のあり方について」の答申の中で、「現在の運営は直営でよいが、建て替えの時期などには、指定管理者制度導入も含めた運営方法の再検討が必要」と書かれていることを、大変心配しております。

新中央図書館 整備調査 報告書によれば、整備理念を「まなび・みのり・あそびでまちの未来を拓く図書館」とし、人口規模に照らして、蔵書の数を今の24万冊から50万冊へ増やそうとしていること、より幅広い市民の利用を促進する為に、市民意見の把握、市民ニーズを的確に把握した資料提供を目指すとしていること、那珂湊図書館・佐野図書館との連携だけでなく、学校図書館、民間団体、ヘルスケアセンター、幼稚園、保育所などとも積極的な連携を図り、取り組みの充実に努めるとしていること、郷土資料や行政資料の積極的な収集・発信を図ろうとしていること、などが示されています。そこで、

1点目 新中央図書館の運営主体について、現在同様直営でやるのか指定管理者制度を導入するのかについて、どのような検討がなされるのか伺います。

2点目 新中央図書館が「新中央図書館 整備調査報告書」に示された整備理念を目指すとすれば、当然期間が限定された民間の指定管理者に委託するなどは考えられず、市の責任において運営しなければ、その目的は達成できないものと考えます。その立場で、今から計画的に正規職員特に司書の採用、育成に努める必要があると考えますが、いかがでしょうか。

 

 

答弁 教育次長

(1)本年度実施しました市民アンケート等の実施状況について

 本年6月現在の図書館の利用状況や新図書館に期待する機能、サービス等について把握するための市民アンケート調査を実施しました。今まで図書館を利用したことが無い方などのニーズも広く集約するため無作為抽出した18歳以上の市民2000人を対象に郵送方式により実施し、約4割の方にご回答をいただきました。

市民ワークショップについては中学生から80代まで幅広い世代にわたる公募による参加者20名に、読み聞かせボランティア団体等の代表者4名、市内の中高生の代表者6名を加えた30名により、7月から8月にかけて2回のグループワークなどをおこなったところです。新しい図書館について考え意見交換しながら、様々なアイデアやご意見をいただくことができました。

 そのほかの市民の声を反映させる方策については、郵送アンケート調査の対象年齢を下回る中学生や高校生などの意向を把握する為に、市内の中学校、高校、茨城高専、高校生会に対し、読書習慣の有無や市立図書館の利用状況、図書館に望むこと等について個別に聞き取り調査やアンケート調査をおこなったところです。また、子育て世代のニーズ把握や子ども読書活動推進の観点から子育て支援センターふぁみりこの利用者や中央図書館の乳幼児向け読み聞かせに参加した方々にも聞き取り調査を行っています。

今後もこの他図書館利用者や図書館運営に協力していただいている読書グループなどのボランティア団体、幼稚園・保育所などの関係機関、団体に対しましても、ご意見を伺う機会を設けていきたいと考えています。

現在集約中のアンケート結果をはじめ、市民のみなさまからの声を大切にしながら、新図書館の整備について検討していきます。

 

 

(2)新中央図書館整備検討委員会の構成メンバーについては、副市長を委員長に各部長級の職員が委員となっており、専門的事項を検討するための下部組織として、中央図書館長をリーダーとして各課長級の職員で構成するワーキンググループを置いています。

 

今年度の計画策定については、全国の新しい図書館のサービス事例の調査等を行いながら、市民ニーズ調査を始めとした市民のみなさまのご意見や読書活動団体や子育て関係団体など関係者の意向等をふまえ、整備検討委員会により新中央図書館のサービス計画等の検討を進めていきます。

また、サービスの提供に必要なスペースや規模、整備候補地における施設の構成やレイアウト、管理運営方針、事業スケジュールについて検討し、新中央図書館整備基本計画にまとめていきます。

(3)市立図書館の運営は第5次行財政改革の検討結果をふまえ、他の公立図書館や協力団体との連携協力が密接であることや職員の専門性が必要であること社会教育施設として位置づけられている公立図書館の担う公的役割などからこれまでも市の直営でおこなっているところです。新中央図書館の運営主体、運営形態については他市町村の事例等をふまえ十分に検討する必要はありますが、図書館の運営は基本的には直営でおこなうものと考えています。

 また、司書については図書館資料の選書や除籍、レファレンスサービスを始め図書館運営の中心的役割を担う専門職です。新中央図書館の整備に向けての業務量の増加などをふまえ、適正な司書の配置を行っていくことが必要であることから、来年4月に1名の司書の採用を予定しているところです。

 また、新しい図書館サービスの提供も見据えながら、研修などを通じて司書を始め図書館職員の資質向上に努めていきたいと考えています。

 

質問 宇田

(2)に関して

基本計画の中で、ここまで基本計画に盛り込みますよという中で、今4つの候補地、場所によって4つの候補地があるんですけれども、候補地の広さによって、建物を地下一階にして地上3階建てだとか、駐車場も狭いので立体駐車場にしなければならないとか、そういうことが書かれているわけですけれども、候補地も一つに決めていくということでよろしいでしょうか。

 

答弁  教育次長

新中央図書館の整備検討にあたりまして、今年度委託を行っているところですが、それについては現在昨年度までの調査報告書である4つの候補地、これについて整備検討するためのコスト、総合的な利点や課題などを総合的に調査検討していきたいと考えています。最終的に1つの候補地にしぼっていかなければいけないことではありますが、十分にこの点を検討しながら、この後どこまで検討できるかというところはありますが、十分に課題の方を検討していきたいと思います。

 

質問 宇田

 検討して決めていくにあたっては、コストも候補地によって差が出てくると思いますし、場所によって市民の利便性というのも大きく変わって黒と思いますので、1つに決めてしまう前に、そのあたりの情報をしっかりと議会や市民に情報提供していただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

今検討している組織というものが、新中央図書館整備検討委員会というものだということですが、今お聞きしますとその中には市民の代表が入っていませんので、この組織で引き続き新中央図書館のことを検討していくには、問題があると考えていますが、その辺の、今後の中央図書館の整備を進めていくうえでの組織のあり方については、どのようにお考えでしょうか。

 

答弁 教育次長

今後の検討体制については、引き続き市内の社会教育関係者や学識経験者等が委員となっている図書館協議会のご意見を伺いながら、庁内の新中央図書館整備検討委員会において検討を進めていきたいと考えています。

その過程で市民のみなさまのご意見等については、幅広く伺っていきたいと考えています。

 

 

●まとめの意見 宇田

新しい図書館ができるということに対して、多くの市民が期待を持っています。まだまだ先の事かもしれませんが、だからこそ市民と市との協働で、しっかりと意見を聞きながら時間をかけて計画を練り上げていくということを大切にしてほしいと思います。

市民が単にサービスを消費する対象としてではなく、自立した市民として育つ場としての図書館としてつくっていけるように、お願いしたいと思います。

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2 コメント

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共産党の皆様へ (一府民)
2018-10-02 20:29:09
共産党河内長野市議の娘で民青大阪府副委員長の宮本奈生さん、共産党河南地区でアルバイトをしていた大倉ゆいさんなど民青と共産党の関係者が、数々の嘘をつきながらカンパ集めをし、約束も一切守らず反故にし、何の事情説明もせず沈黙したまま逃げているのはなぜでしょうか。
実質騙し取られたお金は、共産党大阪府委員会から川添前民青府委員長ら2名が私の自宅まで返金しに来られましたが、事情説明や明確な謝罪はありませんでした。さらに、私と民青との間に誤解があったなどの嘘を重ねておられますが、どのような誤解があったのか一言も答えることすらできませんでした。
この件に関して共産党河南地区委員長の武富義己は、被害者である私達夫婦にデマ中傷を浴びせ人格攻撃を行いました。共産党組織の責任者が事実無根の誹謗中傷に走ることにいかなる正当性があるのでしょうか。

私は日本共産党綱領や自由と民主主義の宣言には深く敬意を持ち賛同する立場ですが、上記のような不当不正常な行いは黙認できません。上記以外にも度重なる言行不一致や虚言と約束の一方的な反故が民青と共産党関係者から繰り返しなされています。私が何度か抗議しましたが改善されませんでした。

なぜこのようなことが起きるのか、私には全く理解できません。日本共産党は事実に基づく事情説明と、市民道徳並びに社会道義に則る対応をしてください。
Unknown (市内 スズキ)
2018-11-06 20:51:19
宇田さんのご活動素晴らしく思っております。
水戸市の京成に行きましたら、共産党の街頭演説されておりました。(宇田さんもいらしたかもしれません)
街頭演説は、道に降りてした方がいいと思いました。
youtubeで山本太郎さんの街頭演説を見ました。道でつまりみかん箱(衆議院議員小沢一郎さんも選挙の時はそこからはじめると聞きました)で行っておりました。

右翼も街宣車です、もちろん自民党もです。
そして、共産党(私は党名は変えた方がいいと思っております、捨てられないのなら市民共産党とか)も街宣車です。

この様な方法で、市民にほんとうに声が届くのでしょうか。
支持者には、活動しているなと分かりやすいと思いますが、一般の方には、やればやる程、遠い人にしかならないのではないでしょうか。
一般の人が、思いを伝えたいと思いましたら、街宣車使えません、街頭で声を出して活動すると思います。
ですから街宣車を使うということは、プロ活動家であり一般の人の感覚とかけ離れた存在としか映らないのではないでしょうか。

恋人に言葉を伝えるのに、
街宣車で伝えたらどうなりますでしょうか。

マザーテレサが街宣車を使って貧者を救えるのでしょうか、ガンジーが街宣車で行進するのでしょうか。

気持ちの通う政治を目指しておられると思いますが、
是非、その気持ちが伝わりますよう、期待しております。

また、テーマは変わるのですが、
自民党も党名を隠して活動し、成果を上げていると思います。
共産党も党名を控えてはどうでしょうか。
一般の方には、党名は関係ない。主張に同意できるか出来ないかということしかないと思います。

ですから、共産党が先行しますと、まずそこにコミットしなくてはいけなく、間口は確実に狭まります。
党勢拡大をさておき、ます第一に個人の主張、また個人の話しを聞いて貰える環境を作ることが大切なのではないでしょうか。



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