Takepuのブログ

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薬品につけて上海蟹

2010-10-05 10:43:22 | 時事
種類の違う安い蟹を「洗蟹粉」で薬品処理して上海蟹として卸していた! 4日付新華社は、江蘇省揚州市の夕刊紙「揚州晩報」を引用して、偽上海蟹を売っていた黒幕の様子を紹介した。
南京の水産品公益市場に記者がバイヤーを装って潜入、蟹卸売り業者から、大量に買い付けるなら河川で捕れる安価な「稲田蟹」に薬品をかけて色や汚れを落とし上海蟹として売れば、2倍の利益になる、と持ちかけられたという。
白色の「洗蟹粉」をかけると、もがいていた稲田蟹も10分ほどで動かなくなり、水洗いすると黄色や黒っぽい色が落ち、偽上海蟹の加工工程は全体で20分ほどという。もちろん蟹自体にもダメージを与え、1、2日程度で死んでしまうため、早く売りさばくことが必要という。
この粉は繊維用の漂白剤と見られ、鼻をつく刺激臭があるという。酢酸の1万倍ほどの酸性度で、たんぱく質を分解する成分も入っており、結石ができるなど、人体に影響を与えるという。

今年は養殖上海蟹の管理が厳しくなり、水揚げが減っていることもあり、例年より高値だと聞く。そのようなところにつけこんで、偽物が横行するのだろう。新華社が取り上げるということは、氷山の一角であり、一網打尽にするまで怖くて、上海やその郊外のそこらの安食堂では蟹は食べられないね。上海蟹を食べるなら信用ある名門店にしないと。上海万博期間中でこのザマかよ。あーあ、まったく、いい加減にしてくれよ、中国。


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