塞翁が馬 の馬使い

■■ つれづれなるままに ■■

天地明察

2014年10月13日 17時16分58秒 | 
台風きてるねー。

せっかくの連休なのに、天候悪化が心配で、遠出できない......( ´-`)

こんな日は家で読書だ!
というわけで、コレを読んでいる。


何年か前に映画にもなったね。
映画は見てないけど、タイトルから面白そうだな~と思ってたのだ。

江戸時代の数学の話が興味深い(^-^)

私、日本史はあまり詳しくないんだけど、それでも楽しめる(^_^)v

「あの店はなぜ潰れないのか?」という疑問にヒントをくれる本

2009年03月01日 10時29分13秒 | 
「さおだけ屋は なぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」
(山田真哉 著 光文社新書)

タイトルにある「さおだけ屋」は、物干竿をトラックで売りに来る人で、時々「たーけやー、さおだけー」って声とともに見かけるけど、言われてみればあの「さおだけ屋」で竿を買っている人を見たことがない。
そもそも物干竿ってそんな頻繁に買い換えるのか?
(ちなみに私の実家では、私が小学生の時に買った竿が今も健在だし、我が家でも結婚した時にホームセンターで買ってきたのが健在で、特に買い替え予定はなし)
当然、電化製品と違って「今年のモデルにはこんな新機能が搭載!」ってこともないから「今の竿、まだ使えるけど、新しいのが欲しいわ」なんてことにも繋がらない。
じゃあ一体、どうやって売り上げを出しているの??

そんな疑問からこの本を読んでいくと、想定外の答えに行き着く。


エピソード2は、住宅街の高級フランス料理店の話。
著者が住む、ごく普通の住宅街にポツンとある「高級」フランス料理店。
繁華街やビジネス街なら繁盛しそうだけど、家の近所で「高級」フランス料理を食べようと思う人が大勢いるとはあまり思えない。
住宅街といっても、田園調布や白金台のような場所ならともかく、まったく普通の、庶民的な住宅街でどうやって経営を成り立たせているのか?(何故潰れないのか?)
…………

といった感じで、数字や数式をほとんど使わずに「会計学」の基礎を語っている。
「数学が苦手な人は、会計士には向いてない」という、ありがちな解釈が実は誤解だということもわかる。(足し算・引き算・掛け算・割り算の知識で充分。しかも実際の計算には電卓かパソコンを使うから、暗算が苦手でもソロバンが出来なくてもいい)

「あの店のあのキャンペーン、お得だと思っていたけど、こういうカラクリになっているのか」
「あのセール、とても得だと思っていたけど、実はこっちの方が得なんだ」
なんていう発見もあって面白い。

会計学の割にはかなり気楽に読める本だし、一つ一つのエピソードがあまり長くないから、外出時の時間潰しに少しずつ読みたい人にもオススメの本。