未安心の部屋

「不安に立つ」ほかなし

シンデレラ

2012年07月29日 | 生活
娘は来年の3月で3歳になりますので
幼稚園選びも 間もなくです。

―どんな人間に育ってほしいか。―
―生活の上で、何を大切にしたいか。―
それがなかなかはっきりせず、
私の頭の中で、価値観が動いてばかりです。

今年度から、友の会主催の「子育てひろば」というのに参加するようになったのですが、そこで
「よく教育するとは、よく生活させること」
「自分のことは自分でできるよう」
という言葉をきくと、
私の子育ては間違っているんだろうなぁ…と思わされます。
言葉とかは順調なのですが、
生活に根付いた習慣がいま一つです。




2ヵ月くらい前でしょうか、
ユーチューブのキティちゃんの世界名作劇場を見てから
娘はすっかりキティちゃん演ずるところの
「シンデレラ」のお話に夢中です。
(ずっと前は、絵本の「うらしまたろう」が
生活に影響していました。)

お風呂からあがると
大判のタオルをドレス代わりに身にまとい、
「私と一緒に踊ってくださいませんか?」
と私の手をとります。

また、タオルを四角に折れと要求し、
そのタオルの上にスリッパや
浴用ブーツをのせて、
足を入れて「ピッタリ!」と
顔をほころばせます。
(とてもシンデレラの靴には見えませんが…)


時計を目にしたり
時計の音や鐘の音がすると、
「あ、12時だわ。帰らなきゃ。」
と目を輝かせます。

積み木をつくるときも
お城や階段をつくりたがり、
「お城のパーティーに行くの。」
毎日そんな言葉を発します。

ここ数日は、魔法使いのおばあさんになったつもりで
木琴のバチを私に向けて振っては
「母ちゃん、ワンワンになあれ。 エイッ!」
という具合に、変身を要求します。

昨日はそれを助長するかのように
「今日はお城のパーティーに行くよ。」と言って
某バレエ教室の発表会を娘に見せてしまいました。
30分位でやめればいいと思っていましたが、
娘は 苦手な薄暗いホールの中で
1時間じっと踊りを見続けていました。
「キティちゃん、いっぱい踊ってるね。」
何度も娘は興奮して言いました。

今日は、みやこめっせでアンパンマンショーをやっていたので
連れて行ってしまいました。
腰や腕への負担に耐えて、ずっと抱っこしていましたが
思ったほどは喜びませんでした。

お寺にいると、外への散歩もままならなかったりして、
京都に帰るとその反動もあってか
つい、水族館や子育て支援センターなど
あちこち連れて行きたくなってしまいます。
「親がいても、子は育つ」という
心強い言葉もありますが、
こんな親でいいのだろか、と迷う日々です。

『安田理深 唯識論講義』

2012年07月20日 | その他
最近、春秋社から安田理深師最晩年の講義録が出版されました。
これは、師が昭和51年から昭和56年にかけて
「東海相応学舎」で毎夏話されたもので、
全集には入っておりません。

価格は、上下各巻6300円(税込)ですが、
売れゆき好調という噂を耳にしました。
画像は春秋社さんのものをコピーさせていただきました。
書名は『安田理深 唯識論講義 上』
『安田理深 唯識論講義 下』(編集 本多弘之)です。



あと、2年で33回忌なのでしょうか。
学舎関係の皆さん、校正作業を終えるまで
元気でいて下さいませね。


西田哲学会

2012年07月14日 | その他
なかなかパソコンに触れる機会がなくて更新が滞っておりました。
今年度の西田哲学会の案内がありましたので、
部分的にコピーさせていただいてご案内します。

◇西田哲学会 第10回年次プログラム◇

日時:平成24年7月21日(土)、22日(日)
場所:京都産業大学・神山ホール
非会員は、参加費500円が必要(当日会場にて徴収)


第1日(7月21日(土))
 午前の部 10:30~12:10
【外国語セッション】発表
  ブレット・デービス Bret Davis (アメリカ、ロヨラ・メリーランド大学)
  「西田と異文化間対話の場所」

    ゲレオン・コップフ Gereon Kopf (アメリカ、ルター大学)
  「表現としての哲学 ― 異文化間哲学の新形態へ向けて」

【講読部門 『善の研究』勉強会】
 担当者 米山優(名古屋大学)、杉本耕一(関西大学)

 午後の部
【講演会】 14:00~17:00
  1)田中裕(上智大学)
「西田哲学とキリスト教」

  2)木村敏(京都大学名誉教授)
「西田哲学と私の精神病理学」

 【懇親会】 17:30~19:30


第2日(7月22日(日))
 午前の部
【研究発表】 10:00~12:25

  1)松本直樹(京都府立医科大学)
「西田幾多郎『善の研究』における過去意識の問題」

  2)三宅浩史(金沢大学)
「『現代哲学辞典』に関する文献的比較考察
   ― 三木清を中心とする哲学辞典編集史の一端」
 
  3)上原麻有子 (明星大学)
「西田幾多郎の身体論から女性の顔についての考察へ」

 午後の部
【シンポジウム「無」】 14:00~17:00
 提題
   岡野利津子(学習院大学)
「プロティノスの一者と西田の絶対無」

   長町裕司(上智大学)
「〈無〉理解の系譜学へ向けての思索的試み
― マイスター・エックハルトにおける〈無〉を巡る問題脈絡からの、ハイデガーと西田の下での〈無の思索〉への照射」

   氣多雅子(京都大学)
「無のダイナミズム」