今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

インドとアフリカ

2008-10-30 | Weblog
図書館の優しい人に借りてた本とCDを返し、新しい本とCDをもらう。家の近所のショッピングセンターにあるフードコートでホン書く。マクドとかお好み焼き屋とかが屋台のように囲んでいる場所。一角にあったインド料理屋が潰れていた。確かにこの場所に本格インド料理は不釣り合いだった。主婦や家族連れが買い物の合間にちょっと休憩する場所だ。炭火で焼いたタンドリーチキンやカバブを食べようとは思わない。値段もそれなりにした。もちろんインド人のシェフだった。覚束ない日本語、メニューにあるのにAセットが通じない、出てくる順番もむちゃくちゃ。そういう不条理さも含めてインド料理屋としては完璧だったんだけどな。残念至極。
帰宅し、借りてきたJVCのアフリカの旅を聴く。スワリヒ語で太鼓を指す「ンゴマ」は、太鼓だけでなく踊りとか音楽とか祭りとか儀礼とかも示す。太鼓は太鼓でありながら太鼓ではない。そういう包括的文化っていうのかな、僕たちはものを細かく分ける方に向かいがちだけど、それはそのまま生まれたままにしておきましょう、大陸の広さと面持ちに憧れる。そういう意味ではアフリカ音楽はCDで聴くもんじゃないかもしれない。いきたいなアフリカ。

シンプル

2008-10-29 | Weblog
相変わらずの体温調節機能の低下によって、厚着と寒着をいったりきたりしている。は虫類だよ人生は。夜と昼も行ったり来たり。飛び込みで入ったインド料理屋の壁にはインドの貧しい子供たちの写真がたくさん貼ってある。食べずらい雰囲気、に負けないで食べた。うまかった。ナンのうまさって、もうほんとなんなんでしょ。山と月と記の構想も一段落。今日は区役者に行って保険証をもらい、その足で病院に行って喘息の薬もらう。郵便局に行って手紙出す。そういうこと、他愛もない日常業務が、とても気分を軽くしてくれる。洗濯とか料理とかも。やれば必ず進むってのがいいんだろうね。そこには迷いも少ない。世界観とかコンセプトとかテーマとか、そういうどうでもいいことがないのもいい。手は叩けば音が出る。シンプル。

閉鎖

2008-10-26 | Weblog
長堀のist零番館が閉鎖したとのニュース。突然のことでびっくり。関係者の皆さんの心痛お察しします。
2年くらいの間にここで3本の芝居を作った。寺山の「書捨て」とミヒャエル・エンデ「鏡のなかの鏡」と、あともういっこはオリジナルの「十二日ねずみの冒険」みたいなタイトルのやつ。どれもまあわりと実験的な作品だったのだけど、それはこの劇場の特異性というか、実験的じゃないものをやっても全然面白くないだろうと思わせる何かがこの地下劇場にはあったということが所以。芸術監督の佐藤さんの指向性も大きく反映されていたと思う。寺山をやったときにある観客に「なんで今、寺山なの?」とたずねられたが、「それはわかりません」としか答えられなかった。「わかりません」と素直に言える地場がある珍しい劇場だった。

蚊は殺せない

2008-10-24 | Weblog
油断した。蚊に刺された。蚊、まだいるのかよ。しかし殺せない。それは別に宗教的な理由ではなくて、単純にへたくそなのだ。今まで蚊を見事にたたきつぶしたことができたのは、両手で数えるくらい。
蚊を殺すのがうまい人を見ると少し尊敬してしまう。なんだろう、俺は、不器用なんだろうか。まあそうなんだろう。それと、殺そうという殺気が強すぎるのかもしれない。小さい虫なんかも、踏むつもりなくて踏む場合はあるが、いざ踏もうと思うとうまく踏めない。宮本武蔵は箸で蠅を捕まえるとき、無心でただ手が自動的に動いてる、と言うし。ああいう感じにならんといけないのか、そこまでのことじゃないか。ともかく、一匹の蚊が部屋をゆらりゆらり飛んでいる。

リス

2008-10-22 | Weblog
今年の冬は3本芝居を作る。どれも大仰なものではないぶん肩の力を抜いてできそうだ。冬眠中のリスの手編みのような作品になるといい。一本目は昨年「ニカ18」をやらせてもらった劇団ひまわりで「山月記」。こちら。好きな小説のことを毎日考えられるのは、なんとも言えず楽しいものだ。ちなみに同作家の沙悟浄をフィーチャーした短編もとても面白い。
それと神戸でワークショップ公演をする。内容はまだ決めていないが、候補は「ニカ18」と「七人の小人と大事なテーブル」。どちらもカラダの芝居。カラダのことをしたいのです。
こちらに詳細。応募の締め切りは11月17日。
もう一本はとあるところの市民と一緒に作る。詳しいことはよくわかっていない。

しかし舞台以外のこともしっかりやろうと思う。ジョギングもしてないし、料理もあんまりつくってない。もちろんSUNDAYやオリテンのこともいろいろ水面下で進める。昔に比べると同時にいろんなことができない体質になってはいるが、弱音というのは吐きだせばとことん吐けるので、手綱。引きこもりつつ、手綱で、野心と軽いスキップ、リス並みに。そんな感じで。
そうそうブログももう少し、できる範囲で、がんばります。見に来てくれてる人、ありがとうございます。

浮上

2008-10-21 | Weblog
sunday#2が終わって、沈没してた。ほんとにご来場いただいた皆様ありがとうございました。今になってみると、もっとこうしたらとか、悔恨するのですが、それは次回への課題にするしかないね。正直その連続だね。
沈没中は、映画を見たりライブに行ったりテレビで見たトンテキの店に行ったりしてた。テレビで見た店に行くのは初めてで、さらには並んでたりして、並んで飯を食うというもっとも嫌いなことも我慢したんだけど、やはりそこまですると期待値が上がってしまって、若干対決ムードがこっちにもうまれ、そこまでの味ではなかった。店員さんはものすごく丁寧でそれには感動した。
映画はいまさらだけど「ダークナイト」を見た。ライブは高木正勝さん。どれも素晴らしかった。もう細胞が泡だった。
ひさしぶりにCD屋にも行った。きりがなく諦めた。図書館も行った。張り紙があって「両手に包帯を巻いた男が女児をトイレに連れ込むという事件が続発しているので見かけた方は・・」というもので、両手に包帯というイメージが都市伝説ぽくて恐ろしいが、これは両手に包帯巻けないな、と思う。昔、黄色いパーカにニットキャップで歩いてたら、まったく同じ格好の銀行強盗が近くで発生して、警察に「びっくりした」と言われた経験があるのだけど、それを思い出した。
午前中のマクドでは60歳から70歳くらいの女性3人組が、延々エロ話をしているという現場に立ち会った。女性はいつまでたってもすごいですね。
沈没しながらもいろんなことがあった1週間だった。というわけでゆっくり浮上。秋の匂いがぷーん。黄色い花のシーズン。「山月記」の稽古に。懐中電灯で遊ぶ芝居。


つぎへ

2008-10-15 | Weblog
東京公演終わった。お客さんもたくさんきていただいて、ありがたいことである。
お手伝い頂いたみなさま、いろんな人たち、ありがとうございました。
また次もがんばります。

四季

2008-10-09 | Weblog
東京公演を明後日に控えて、ぐっと体調が悪い。それはひとえに季節の変わり目だからだ。日本は四季があっていい、などと軽率に日本自慢をする人たちにはわからないかもしれないが、四季についていけない軟弱な人間もいるのだ。太陽は僕の敵という曲があったが、気温の変動は僕の敵である。
とはいいつつ、演出助手のともちゃんに上着を借りて難を逃れる。ぴちぴちで申し訳ない。
気分を高めようと「ミスト」見る。キングはタラボンに1ドルで版権を譲ったと噂で聞いたが、そういう奇跡的な友情と蜜月が生んだ傑作です。

トンネル

2008-10-05 | Weblog
神戸で大川興業の暗闇演劇。1時間くらい経った頃から目を開けてるのか閉じてるのかわからなくなり、目をぱちぱちしてみることでようやくまぶたの存在を知る。昔、廃トンネルで同じような経験をしたことあるけど、まあいかに視覚を便りに生きてるかっていうそういうこと? 匂いの演出は、慢性的アレルギー性鼻炎のためなにひとつ体感できず。残念。
電車の中では、眠る僕を見知らぬ隣人がこつこつとぶつかってくる。これもまたひとつの古来から伝わる拷問のような体験。
それから東京公演への助走を。廃トンネルを抜け出す勢いで。チケットは発売中です。

sunday play #2「ニューデリーの恋人たち」

聖書に爆弾を仕掛けて世界中を旅する男と、
ショッキングピンクの血が流れてると信じてる女が、
雨のニューデリーで延々とすれ違う物語。
sunday 最新作は、本物の愛について、嘘っぽく語るラブストーリー。
「ニューデリーの恋人たち」――インドでは不思議なことがわりと起こる。

大阪■公演、無事終了!

東京■新宿 シアターモリエール 03-3354-6568
東京都新宿区新宿3-33-10 モリエールビル2F
2008年10月11日(土)19:00
12日(日)14:00 / 19:00
13日(月・祝)13:00

■料金
全席指定 前売/¥3,500
学割あり!¥2,500円

■■■「ニュー恋」情報はこちらから■
「ニューデリーの恋人たち」特設サイト ⇒ http://sunday-go.jp/new-koi/

「ニューデリーの恋人たち」DIARY ⇒ http://blog.livedoor.jp/new_koi/


キノコ三兄弟

2008-10-03 | Weblog
ほんのり落ち着く。もろもろの手がつけられなかったことに手をつけるような時間を楽しむ。
オリテンのミーティングはwiiを振り回し筋肉痛。おかやんの個展のためにふくろうの話を少し考える。秋には「山月記」をするので中島さん関連の本を読んだり。映画もDVDで何本か見る。ニューデリーもシャープにしたいので、戯曲を見直す。料理も作る。えのき、しめじ、エリンギのキノコ三兄弟のバター炒めに、鳥をただじっくり焼くだけのもの。
昔はキノコ類が苦手で、それはたぶんあだなで「きのこ」とか言われたことがあるからかもしれないしそうじゃないかもしれない。