今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

大きな山に登りたい

2014-06-18 | Weblog
純粋に宣伝する。

まずは明日(6/19)から東京パフォーマンスドールPLAY×LIVE「1×0」の東京公演(EP4&5)。大阪公演(全エピソード)は7月4日~6日はBRAVA!で。http://tpd-web.com/
およそ1年間の集大成となるような意気込みで挑んでいる。この1年間いろんな波があったけど、それら全部を乗り越えるようなものになっていると良い。

sundayの「友達」はその翌週7/11~14。http://sunday-go.jp/tomodachi/
友達100人企画も始まったよ。http://sunday-tomodachi.tumblr.com/  
チケットはこちらまでhttp://ticket.corich.jp/apply/54935/016/

多摩1キロフェスもチケット発売がもうすぐ。本番は9/20,21。ラインナップはぜひ以下のホームページをご覧下さい。
http://1kmfes.com/index.html

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それ以外にも、まず夏にはTPDのライブツアーの演出もさせてもらう。TPD「1×0」全体に僕が込めている「遊ぶ」「つなぐ」「想像する」というメッセージを、ライブという空間でまったく新しい取り組みで演出できればいいと思っている。ある種の挑戦をもちろんここでもすることになるだろう。
秋と冬にはまだ発表できない4本くらいの演劇にまつわるエトセトラがある。どれも冬眠中のリスのように今は黙々と温めている。地域も内容もバラバラなものかりだけど、今までやってきたことのその先に行くための、演劇というツールが僕と僕の周りと世界にとってどれだけ有効なのか、それを証明するものになるといい。それ以上に、楽しいことを、色んな人とシェアしたい。一度きりの人生ですからね。そのために大きな山に登りたいな。一緒に景色を眺められる仲間がいるというのはすばらしい。



時間をかけてしか量れない

2014-06-17 | Weblog
たまにはブログを書いてみようと思うのだけど、結局直近の仕事の宣伝しかしないような気もする。
今日は珍しく時間がポッとできて、ホテルの下にあるオーガニックカフェでひとりランチ。パソコンも時計もスマートフォンも気にしないで黙々とパスタをすすってると、どっからともなく声が聞こえてきて「考えろ」とささやく。「ひとりで考えろ」と。ふむふむ。確かに最近「ひとりで考える」時間が少ないような気がしている。本を書く、という作業が僕にとってはもっともひとりで考える仕事だ。「わかりました、本を書いてみます」と、とりあえず答えてみる。
というわけで僕は、本を書かないといけないようだ。
最近、個人的に大きな出来事があった。仕事とはまったく関係のないことだし、人に話をして面白いようなことでもない。それでも僕にとっては大きな出来事で、あえて言えば「時間をかけてしか量れない」大きさの事件だった。生きていれば色んなことがある。そのほとんどは自分でなんとかできるたぐいのことだと信じている。割れた卵はゴミ箱に捨てればいいし、税金があがればそれだけ収入が減るから出費を減らす。みたいなグラフで描けるようなこと。
でもこの出来事は、そういうものではない。もっと抽象的な、だからこそ僕の個人の根源的な部分に影響していること、なんだと思う。
もわっとした書き方しかできなくて申し訳ない。しかしだからこそ、平日の昼間の有機野菜のパスタを食べてるときに、ふと誰かにささやかれたのだろう。ひとりで時間をかけて解決しなさい、と。そのためにあなたには「物語」があるじゃないか、と。
ふむふむ。
しかしいったいいつ書けというのだよ!いや、あの黒澤だって忙しい助監督時代に真夜中寝ないで「七人の侍」を書いてたっていうじゃないか(黒澤じゃなかったかな)。

あ、意外と宣伝できなかった。またそれは次に。

クロスロード

2014-06-04 | Weblog
夏が近づいてきた。最近は東京と大阪をいったり来たりしている。昔は新幹線に乗るのもひとつのアトラクションくらいに思っていたけれど、今では「めんどくさい移動」としか思えない。とても残念なことだ。ひとつひとつに喜びがあって、ほとんどのことは新鮮な目で見たら、きらきら輝いているものばっかりなのに、習慣というのは恐ろしい。日常の中に埋没してしまうことを「しょうがない」と思うことで、失っていく輝きがいくつもあって、うん、もっと人生を新しい目で見ないとね。夏が近づいてくると、そういう感傷もまた習慣化されるのかと思うと、余計に恐ろしい。あんまり夏のせいにしないでおこう。
TPDの「1×0」の稽古も真っ盛り。夏へ向けたライブのことも少しづつ話し出している。音楽監督のSさんと打ち合わせが多い。お互いまったく違う道を歩いてきて、去年ばったり十字路で出会った(ロバートジョンソンじゃないし、Sさんは悪魔でもないけど)。この仕事をしているとそういうことがたまにある。そのときに今まで歩いていた道とは違う道に(往々にして道のないところを)歩いて行くことになる。そういうチャレンジを一緒にできてることに感謝。そしてそういう縁を運んでくれる(天使のような)人たちに感謝。たぶんだけど、そういう出会いはSNSなんかにはない。あくまでも現実的な場所の現実的な人々が、24時間という枠組みの中で生み出しているのだと思う。言い方はちょっと青いけど、純粋な労働者として。おー、ぶるーす。