今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下の2010年度の活動のことなど。もろもろ。

思ってる以上に体は冷えている

2012-02-15 | Weblog
朝起きると思ってる以上に体が冷えている。こんな睡眠生活はよくないなーと思いながら改善しないで生きている。よくないなーと思いながらそれでも改善しないで生きていることはわりと多い。習慣の弱音器。ゴドー。いちいちとりあげると青くなるのでやめておく。
国旗の話。近所に細い路地があって、そこの家々には祝日になると、国旗が掲揚される。わずか50mほどの7軒くらいの玄関に、あの懐かしい、金の玉をさきっちょにつけた赤い日の丸がずらりと並ぶ。僕の小さい頃の、祝日の朝は、国旗を組み立てることから始まった。それは幼い僕にとって誰にも譲りたくない仕事だった。簡単な手順だ。国旗の棒は3本に分かれている。それをつないで、金の玉をぐいと先に押し込み、旗のひもをを上と下に結ぶ。唯一、難しいことがあるとすれば、そのひもを結ぶときにきれいにしないと、風で揺れた国旗は裏返ってしまうことくらいだ。そこだけは丁寧に、何度もうまくいくまで結び直す。
そこにあったのは愛国心でも政治的主張でも日教組への反発でも宗教の自由でもなく、ただたんに祝日の仕事ということだけだった。子供の僕はそのことに父親が僕を認めてくれてるような気がして(もちろん眠たいから少しはいやだったんだけど)うれしくもあったのだ。
いつからか、国旗は姿を消した。昔はどこの家でも出してた記憶がある。別にそのことに強い反発を感じてるわけではなく、ただ、今も国旗を眺めてると祝日の朝の子供の頃の自分がそこによみがえる、ということ。今日の祝日が何の日かはわからないのだけど。(調べたら建国記念日でした)
コメント (0) | 

別の夜

2012-02-14 | Weblog
ひさしぶりにブログ、どうしても思考が沈鬱、もしくはインナーになるときにはあげずらくなる。先週の思い出。牡丹灯籠の新年会というか決起集会というか人狼ゲームの会が開かれて、普段はわりとおとなしい田渕君が目を輝かせているのが田渕君のオオカミ的部分を垣間見るようで楽しい。会はひとり一品システムだったのだけど、まさかのコロッケが50コ近くバッティング、南森町で開催されたことが原因か。ちなみに餃子も相当な数。でも大量のコロッケって少しわくわくする。絵本の中みたいで。その夜は最終的にエロしりとりで終わり、最後の言葉はかわらちゃんの「予告編」。末期ですね。また別の夜は焼き肉で感謝祭。塩はらみ。精神が肉で中和される。肉食の性。夜中に一人で、とある映画を見て、号泣する。こんなに号泣した映画は記憶にない。いろいろすっきりした。泣く、の、たまには必要ですね。泣いてばっかりはしんどいけど。泣くのって、デトックス。また別の夜は、ひさしぶりに笠井君と喋る。別の夜は伊藤君と喋る。ふたりとも演出家。演出家の人と話すのは楽しい。そういえば横山君が新しいユニットを立ち上げたとインターネットの風の便り。新しいことがはじまるのってうれしい。筒井君とも久しぶりに喋りたいな。大阪の僕の好きな演出家で演劇祭でも出来たら楽しいなあと思ったりした。別の夜、牡丹灯籠のPVを赤星君が製作。血のにじむ快作。見てください→http://botan.sunday-go.jp/?eid=58また別の夜。僕は遠くに住んでる人と話す。
コメント (0) | 

3度

2012-02-09 | Weblog
およそ2週間半ぶりの事務所帰還。落ち着くなー。机の上には郵便物が西から東から、それとアマゾンの奥地から。開くとルーブルとポール・オースター特集号、ご褒美にわざわざアマゾンの原住民に送ってもらうよう頼んだの思い出した。灯油のにおいが冬。マシーンからコーヒーが勝手に出てくる。iTunesで購入した「THE BEST OF GALAXY MUSIC」を聞きながら、たまってるものを片付けよう。時間が足りないというのはたやすいので、時間をのばしたり縮めたりして、なんとか工面する。牡丹灯籠は人と人と間をすこしづつ伸ばしたり縮めたりして、ようやくその風景が見えてきた。朝日新聞に乗船、どうやら外回りの日は雪が降るらしい。今は3度。

チケットのご予約はこちらから。→
パソコン→https://ticket.corich.jp/apply/32492/002/
携帯→http://ticket.corich.jp/apply/32492/002/
コメント (0) | 

保留事項

2012-02-08 | Weblog
真夜中に3種類の本番用のパンフレットの文章を書いてると、3人へのラブレターを書いてるような気がしてきて、不義をしている申し訳なさがある。それぞれ愛してます。ウソとホント、の話の続きで言えば、世の中で「主義主張のはっきりした人」っているけど、そういう人が一番おもしろい。物事をばしっと決めて、時に毒舌や皮肉や批判を多めに、自分の立ち位置をキープしようとする人っているけど、そういう人が一番はたからみてると不安点でウソとホントのシーソーの上でぐらぐらしてるように見える。今日と明日は違うこと言うのでごめんなさいくらいのスタンスが僕にとってはありがたいし、それをわかってるから、あんまり物事断定できない。うん、確かに今はそうだけど、明日はわかんないので、すいません。と。しかしそうそう保留事項ばかり増えていくのもよくないので、ときたま「はい、そうです」と言うけど、あれはわりとウソですよね−。
コメント (0) | 

ブラックホール

2012-02-07 | Weblog
土曜は一日稽古、牡丹灯籠漬け。組み立てる。日曜はCAMP!!の卒業式。いろいろ思ってること、今回得たこと、話す。じぶんにとってウソとホントの隙間に演劇ってものはあって、その隙間感が楽しいのだとわかる。その隙間につぎつぎと見たことないものが落ちていくというか吸い込まれていく、そのブラックホール的な現象を演劇を作るということである。そこには演劇を見るということも含まれる。見たい演劇がもっと増えてくれば、世の中はブラックホールだらけになって、なんだか困ることになるのかもしれないけど、それはそれで楽しい気もする。それでいうと、劇場の中だけでブラックホールが作られるのももったいない気がする。雨がしとしと降る。少し体がだるいのは、気分のせいか天気のせいか。
コメント (0) | 

Frankly, my dear, I don't give a damn.

2012-02-05 | Weblog
正直言って、知ったことじゃない。風とともに去りぬ、ゲーブル最後の台詞。スカーレットさんの明日は明日の風が吹く、よりも、こっちの方が好きだ。正直言って、知ったことじゃない、こと多いと思いません、世の中。僕自身は(ここ数年は)まじめに生きてるつもりなんだけど、それでも「わけのわからない理不尽な風」が吹いてきて、それに足下をとられることはまれにある。みなさんもありますよね。そういうとき、どうするかっていうと、目をつむって風が過ぎるのを待つしかないんですよね。他人の欲望や損得や政治や自信過剰な生き方に巻き込まれるときが一番つらい。他人の喧嘩に巻き込まれることもある。はっきりとゲーブルみたいに「Frankly, my dear, I don't give a damn.」と言うのは難しい。ダンディさも足りないし。そもそもお気楽な僕の生き方に多くの人は迷惑を受けてるのかもしれない。そう思うと「明日は明日の風が吹くよ」と言ってる方が性にはあってるのかもしれない。
コメント (0) | 

鬼役

2012-02-04 | Weblog
知ってるけど無視してるもの、厄年とかホワイトーデイとかウィンドウズの使い方とか、のひとつで、恵方巻があるのだけど、今年は稽古場に末永さんが太巻き寿司を差し入れてくれたことで、人生初の恵方巻、した。そのあと、スーパーに行くと大量の太巻きが半額セールで売られていたのでそれも買って食べた。知らなかったけどそばも食べるらしいので、そばも買って食べた。そばには節分豆がついてて、ひとりで家で鬼は外福は内と言ってカーテンにぶつけ、それを拾って、机に置いてる。豆って食べるもんだっけ?それすら忘れてる。小さい頃はうちにも鬼の面をつけた父親がいたような記憶があるが、僕もいつかそういうことするのだろうか。ていうか、鬼役をやらなくてはいけない父親のレーゾンデートルってなんなんだろう。
コメント (0) | 

エロシェンコ

2012-02-03 | Weblog
毎日新聞、宮本さんと合流、外はななめに雪。いろんな話をした。新聞の話、メディアの話、東京と地方の話、大阪市の話、もちろん牡丹灯籠の話も。大きな作品になるといい。大きくて寛容でそして禍々しいもの。雪は日暮れ前にやんで、阪急電車で吹田。稽古は血を見るところから。それから自転車寒い。家で黙々とこたつで執筆。乳、じゃなくて遅々、として、しかし前には進んでるし、深く潜れば潜るほど答えらしき血が流れてる。休憩に、CAMP!!メンバーに借りたエロシェンコの短編を読み直す。名前のエロさとは違って、実直で冷徹、ななめに降る雪の冷たさすら感じる。盲目の詩人で小説家。見えないこと、そして疑うべきこと。こんな人が近くにいたら僕は参ってしまうかもしれない。
コメント (0) | 

立派な人

2012-02-02 | Weblog
落語のいいところは、そんなに知らないけど、立派な人が出てこないところだ。牡丹灯籠も然りで、まったくもって業と欲と下心で、登場人物たちができあがってる。もちろん、中には「まじめに」生きようとする人もいるんだけど、その「まじめさ」が本当に正しいことなのかはわからない。地震以降と言わなくても、「あくまでも私が正しい」と思い込んでる人がたくさんいる。もちろんなにが正しいか正しくないかなんて誰にもわからないわけで、自分でその規定をつくるのはかまわない。そうしていれば色んな複雑なことから逃げれるし。しかし、しかしです、裏も表も正も邪も、混沌としている世界が、実際の世界なわけで、それを見ないで声高に自分の正しさをアピールすると、しっぽをかんだ蛇みたいになっちゃうぜ、って思うの。立派な人には、立派な人なりの不真面目さが大事なんじゃないだろうか、って思うし、それを見て見ぬふりをするのはよくない。ウソをテーマにこの間演劇したんだけど、自分についてるウソが一番やっかいだ。落語にはそんなウソもホントもひっくるめた立派じゃない人たちが生きていて、それを人間賛歌といわずして。「牡丹灯籠」とは別のアプローチで同じ思いで書いてる「まるだらけのくに」はこちらで読めます。第3話に入りました。→http://kansai.pia.co.jp/series/okakinomi/
コメント (0) | 

802

2012-02-01 | Weblog
空見る余裕は出てきた。牡丹灯籠の稽古の後に天六の前から入ってみたかった油そばからのFM802でDJ野村さんと真夜中のランブラー。インディゴの曲をかけてもらう。大阪に来た頃、まだ大学生だったんだけど802でライターの仕事をさせてもらった。ジーンさんという女性のDJの方の朝の番組。タクシーで早朝5時に運ばれていた。まず新聞を読んで、おもしろい記事を探して、それを口語にする。本番ぎりぎりの仕事で、朝はしんどかったけど、おもしろい仕事だった。いまもたまに新聞のおもしろい記事を見つけるとつい短く要約したくなる。そういえばあの頃の802は洋楽しかかけてなかった。僕はまだ演劇をはじめたころだった。時代は移るもんだ。
牡丹灯籠の特設ページもいいかんじ→http://sunday-go.jp/botan/index.html
PLAY PARK 2012もチケット絶賛発売中。http://playpark.info/

コメント (0) | 

冬のキャンプ

2012-01-31 | Weblog
CAMP!!2終わりました。みんなお疲れ様でした。つきあっていただいた皆様もありがとうございました。本番をひとつ超えるってことは、恋愛をしてつきあってそして破局が訪れるのと似てる。僕みたいにもう100回目くらいの恋愛だとそこに教訓を見いだすことになるのかもしれないけど、今回みたいにもしかしたら2度と舞台に立たない人とかもいるかもしれないわけで、そういう人にとって、別れても好きな人のような演劇であったことを祈りたい。けど、ひとつの恋愛にたいしてどういう教訓を見いだすかはそれぞれだ。センシティブなことを言いたいのではなく、かといって、乾燥した砂漠のようなことを言いたいのでもなく、まあ一個公演終われば「ああもっと話したかったなー」とか「こうしておけばなー」とか、もしくはいい思い出だったなー、とか、やっぱり人生は続く、とか、案外ゆったりと世界は変わっていく、とか、そういう後悔と成長と無自覚と発見、生活との折り合いなんかが恋愛に似てるということです。私感雑感。とにもかくにもお疲れ様でした。卒業式で会いましょう。
コメント (0) | 

パスポート

2012-01-29 | Weblog
空港に向かってる。バスの中。出発時間までぎりぎりだ。そこでパスポートを忘れてきたことに気づく。家に取りに帰れば間違いなく離陸時間に間に合わない。バスの中、ただ逡巡している。

今までに繰り返し見る夢だ。行き先はだいたいニューヨークで、そのあと別のアジアの国に行く予定。細かいところは毎回違うが大きくはこんな骨子だ。
いつ見ても、夢だとは思わないタイプの夢で、統計的には公演中に見ることが多い。夢分析をしたらなにかあるのだろうと思う。夢から覚めたときの安堵感と喪失感は半端なく、よかった夢で、と思いながらも、ああニューヨーク行きたかったなーと寂しくも思う。

この夢に出てくるもうひとつのストーリーが、だいたいセットで見る、別のアジアの国に到着しているというもの。地図上では中国とモンゴルのあたりなんだけど、実際にはカンボジアとかベトナムのような雰囲気。舗装されてない道路が雨で泥だらけになっている。家はおおかた藁葺きで、人々は外で暮らしてるようなもので、貧しい人たちしかいない。おおよそ世界の終わりのような場所だ。
僕はそこを抜けて、大陸の真ん中にむかって移動する。そのあたりは湖と泥沼の中間のようなものが無数にある。そこを超えることを目的としている。しかし、おおかたの夢がそうであるように、そこを超えることはない。目覚めると、泥の印象だけが残ってる。いつか本当に行ってみたい場所のひとつだ。

おはようございます。今日も本番。
コメント (0) | 

オリジナルテンポの演劇学校CAMP!!第2回Performance作品「嘘つきの一日」

2012-01-23 | Weblog
こもって書き物。電話が鳴ると意識が途切れる。昔はもうちょっと同時にいくつもの案件を回してた気がするがどんどん不器用になってるような。オリジナルテンポの演劇学校CAMP!!第2回Performance作品は今週末です。

「嘘つきの一日」
構成・演出ウォーリー木下
出演 菊池明子、くにえださわこ、熊倉加代子、五島清富、島林恵子、シンドウミチル、竹村奈津、室田彩乃、山崎洋平、吉田有希
ゲスト平林之英(sunday・オリジナルテンポ)、兵頭祐香(オリジナルテンポ)、嘉納みなこ(かのうとおっさん)、有北雅彦(かのうとおっさん)、若旦那家康(ROPEMAN33)
会場 大阪市立芸術創造館 http://www.artcomplex.net/art-space/mb/
日時 2012年1月28日(土)16:00、20:00 29日(日)13:00、17:00 受付開始は開演の60分前、開場は開演の30分前
28日16:00、20:00の回は終演後に演出ウォーリー木下とCAMP!!にまつわるゲストのアフタートーク有り。CAMP!!の裏側が覗けます!!
料金 前売2000円 当日2500円(全席自由席)
チケット https://ticket.corich.jp/apply/32745/ (PC、携帯共)
当日お問い合わせ 芸術創造館:06-6635-1777
コメント (0) | 

雨、年賀状、世界のルールの再提示

2012-01-22 | Weblog
雨と年賀状。梅田の小さなギャラリーにこたつとほうじ茶、キャラメルのお菓子、調子の悪いアンプからは正月ソングが流れている。年賀状展最終日に行ってくる。滑り込みでセーフ。ウェッコと平林の年賀状はずるい。ああゆう計算されていない天然の石みたいな人たちの時代が来てるかもしれない。年末になると「よいお年を」という言葉が交わされ、年が明ければ年賀状が届く。そういう普遍的なもの(普遍的なように思われるもの)の中にこそ、いま、必要なほとんどのことは隠されているような気がする。去年の地震のとき、いつまでも続くと思うなよ、という世界のルールが再提示され(そんなことはもちろん知ってた)、それでもいつまでも続くと思われるものを大事にしたいっていう気持ちも生まれた。それは絆とか連携とか日常とか、そういう言葉では説明できない、もっと柔らかい素地で出来てる。そういう展覧会に思えた。昼からは、早速いただいた手ぬぐいを頭に巻いて、牡丹灯籠の世界にダイブイン!取り急ぎ牡丹灯籠の稽古場ブログはじまってるよ。
コメント (0) | 

2012-01-21 | Weblog
今年2度目の事務所泊からの、午前中、空のおならスカイプで神戸と大阪をつないで打ち合わせ。とぎれとぎれのカメラの向こうに、別の朝があり、谷川俊太郎の詩の世界を思いだす。というわけでもないが、谷川俊太郎の「みみをすます」を読んで聞く。CDから聞こえてくる声に耳をすまして、詩を目で追って、時間が小さい一点の雲になる。会いたい人に会う、というポリシーを持ったのはいつ頃からだろう。谷川さんにも会いたくて27くらいの時に無理矢理芝居に関わってもらって、それで会った。
とくにその頃なぜか、谷川さんはもうすぐ死んじゃう、と勝手に思って、生きてる間に会わなくちゃと強く思ってた。勝手に殺してごめんなさい。まだまだお元気です。それでいうと河合隼雄先生にも会いたかった。けど死んじゃった。会いたい人には会いに行こう。
コメント (0) |