イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

暮らしの手仕事展

2011-05-24 21:42:18 | クラフト

 

然のお知らせです、上のようなことですが、私は家具木工の担当として出展します、写真に有るテーブルと椅子は私の作品です、今回もなかなか集中できなくて歯がゆい思いをしましたが何とか作品を出せそうです、11名の方々がどんな作品を持ってくるのか楽しみです、ご覧の皆様で時間に都合がつく方は是非お越しください。


倒木更新

2011-05-20 20:02:55 | Weblog

倒木更新と書きましたが、朽ちてはいるもののまだ倒れていない八重桜の洞のなかから新しい命が萌え出しています。

昨年の秋に気がついたのですがすでに葉っぱが落ちていて何の木だろうか?分からずじまいでしたが葉っぱが出て「ミズキ」という回答がでました。

なんと言うこともないのですが「再生」という言葉が浮かんできてシンボル的な感じがします。

山笑う時期も過ぎもうすぐ新緑の季節です、毎日のように種類の違う草花や樹木の花が咲き始めています。野鳥もさえずりまくっています。

「ラショウモンカズラ」シソ科の植物でそのはながラショウモンの鬼の腕に例えたものだそうです。とても香りもいいです。

アブラナ科タネツケバナ属「コンロンソウ」

花の時期が終わりそうですが樹木は「イタヤカエデ」の花と葉っぱ、カエデ科の花はあまり目立たないし、特にこのイタヤカエデは大きな木になるのでなかなか上の方にある花を見る機会が有りません、でもとても沢山花がついて全体が黄色くなるときが有ります。

今日はこのくらいにして、またアップします。


山笑ふ

2011-05-15 21:05:27 | 東北・関東大震災

「山笑ふ」とは春の山の形容で俳句の季語になっています、郭燕の「春山淡冶にして笑うが如く、、、、、」の詩句によって生まれたと俳句歳時記にはあります。
淡冶とは淡くなまめかしいことで、若い女性がほのかに笑う風情とみてよいとも有ります。

イマイチ読み込みが足らない私ですが改めて歳時記を見てそうなのかと再認識しました、今までは簡単に春になって野山が萌えだしている様を言っているのだなと思っていました。

さて俳句の世界ではこの「山笑ふ」は3月の季語になっています、ところが歳時記はやはり江戸あたりを中心に出来ているようですね、今年は少し遅いようですがみちのくでは今がちょうど山が大笑いをしています。「嗚呼!何といい季節なんだ」いい季節といってしまってはみもふたもありませんが。

そんな山が笑っている風景を少し近寄ってみて見ます。

家の近くの「オオヤマザクラ」

ウグイスカグラの花

家の「サラサドウダンツツジ」蕾をつけています。

ハナイカダ、葉っぱの表面に花をつけます。

ウリハダカエデ、新葉が出てまもなく花をつけます。花は下に垂れ下がっているやつです。

「ミズメ」ヨグソミネバリなどとも言います、カバノキ科で枝を折るとサロメチールの匂いがします。前にたれているのが雄花、枝の上に立っているのが雌花のようです。

ご存知、「ヒトリシズカ」

里山を代表する「コナラ」の新葉です、これが特に里山をパステルカラーに見せている一色になっています。

里山が笑っているほんの一部を見てもらいました。


ハードルを越えなんとして山笑う

2011-05-13 20:40:23 | 東北・関東大震災

あれから2ヶ月が経ちました、あの日から世界が変わった人も沢山います、「津波は人の魂を抜いてしまう」まさにそうなのだろうと思いました、体験した人でないと出ない表現です。

自然災害はみんなの努力や強い気持ちで何とかなってゆくと思うのですが、原発事故だけはそうはいかないようです。

たいした被害を受けなかった私でもあれ以来何だか力が抜けてしまってイマイチ普段の自分のような気がしないのです、今日岩手県でも牛に食わせる牧草から300ベクレルを上回るセシュウムが検出されたようです。いよいよの感がしています、テレビでは相変わらず無責任な人たちが他人事のようなコメントをしています、「すぐに健康に影響することはない」とは何事か!?すぐでなければ何時ごろ健康被害が出ると言うのだろうか。

発行所/ダイヤモンド社  著者/広瀬 隆 

2010年の8月に出版された本です、なんとタイムリーな!予言的な内容でしたが、東海大地震と浜岡原発が東日本大震災と福島第一原発の違いだけでした、原発事故は起こるべくして起こった!

もう一冊ずっと以前に読んだ本があるので紹介します。

発行所/岩波書店  著者/ 高橋 克彦