木に想う

家も建てちゃうドア・家具も創っちゃう材木屋 加藤木材の社長の想う木の話

杉に通ずる道

2014-08-30 20:23:14 | 木(杉)の話

これはずいぶん前に自宅の近くで撮ったものですが、我ながらなかなか勉強になる写真だと思っています。

いつか出そうと思ってたんだけど、それが今日。

 

外部のエクステリア材なんですが、使い方が良くないのさ。

柱を「縦勝ち」にして上に「こぐち」を見せちゃっています。

※「こぐち」とは木が大地にあって、天と地の方向の部位。杉や桧の場合は電子顕微鏡で見ると蜂の巣のようになっていて、「呼吸時の肺活量は他の部位の100倍と言われる」

 

よくある人間のあやまち・・・。

 

「杉と桧はどっちが外部でも腐食に強いんですか?」

 

杉にもよるし、その桧にもよる。それに赤身とか白太とか部位にもよる。あんたの質問は秋田生まれの人と山形生まれの人はどっちが寒さに強いんですか?みたいなモンだよ。・・・まぁ頭で思ってもあんまり口には出さないけどね(苦笑)。

 

「杉や桧の赤身だったら、屋外でも強いんですね。」

 

施工方法にもよるでしょうが・・・この写真みたいな施工したら、どんなに耐久性が高い樹種部位でも柱が容易に朽ちちゃうでしょ。あんたの言ってる事は大学でてれば、みんな高いレベルでの理性と常識を持ってるんですよねぇ?・・・みたいなモンだよ。・・・意地悪返答じゃなく・・・木はほんと人に置き替えて考えた方が正解に向かうのよ。・・やっぱ口にはあんまり出さないけど(ははは)。

ぼくは弊社のベッドの「眠れる森のSUGI」もそうだけど、杉の「空気浄化機能×恩恵物質放出鎮静効果」を最大限生かす為に、「こぐち」部をなるべく露出させるデザインを施したり、人工的にそれを造りだす為の加工をしていますが、この写真はある意味それを証明しているのだ。

 

100倍というが、ようは「こぐち」は木(杉)とぼくらの通路なんですよ。

そう、杉の世界とぼくらの世界をつなぐ道なのよ。

 

・・・だから・・・この写真のように、外部で上向きにすると

紫外線、酸性雨・・・様々な木材の組織を劣化させるモノがその道に入ってきて

木材自体を破壊しちゃう。

だから外部だと「上向き」じゃなく「横勝ち」にして「こぐち」を横向きにしなくちゃね。

これはこないだの写真だけど、やっぱ下側5センチくらいは、今やほんとにろくでもない物質テンコモリの雨水を吸い上げちゃってるから、ほっとくと、おいおい下5センチは腐るだろうね。

 

「眠れる森のSUGI」の寝る人の口鼻に近い部分のこの「ノコ目」は呼吸100倍というか・・・「杉の世界⇔ぼくらの世界」の道を作ってるのさ。そう言った方がロマンチックでしょ。(笑顔)

 

「杉に通ずる道を造る」

 

うんうん。


トコちゃん、みなさんありがとう

2014-08-29 15:43:37 | 適材適所の会

富士見市のトコちゃん主宰の「どんぐり小屋」の森の話&木工教室のお手伝いに行ってきました。

もう6年目?になるそうです。

 

ぼくが1年目。2年目からはぼくがサポートして小川君がやってくれていて

今年は予定がついたので、2年目から久々の参加である。

 

この日は、いつもの逆で、ぼくが小川先生?のサポートである。

冒頭に小川君が「同じ話を何度も聞いて身につけて行ってね。」という話をしていて、ふむふむ。そーだよなぁ・・・と心が温かくなりました。

彼の話し方はやさしい語り。それにさすがトコちゃんの子達はみんな熱心に聞いています。

ぼくは最初は後部正面にデーンと座ってたのですが、彼が話ずらいだろうと思い、窓の外から聞き耳を立ててました。

 

オナガが結構飛んでいます。

彼女は一生懸命飛ぶよね。

立派なケヤキ。でもこれくらいになると枝の落下で命を落とす場合もあるから、気をつけないとね。ケヤキが悪いんじゃ無くて、ぼくらの不用心・・・不注意・・・子どもに対するレクチャー不足が命を危うくしてしまいます。

 

なーんて、まるで奥さんの出産時のパパになる前の人みたいに

ぼくは小川先生の話に「聞き耳」をたてながらも、会場の周りをウロウロ。

 

ちゃんと三富の持続可能農文化も話してくれています。またちょっと心の温度が上昇。

 

ぼくが木工を手伝った小4の女の子は終了後のアンケート用紙に・・・

「毎年聞いていた話が今年は、お話の内容が理解できた。」みたいな事を書いているのを横目で見てて心は沸騰しました。

 

この子は小1の頃から小川の話を聞いてくれていて

わからないことをボンヤリと覚えといてくれて・・・そのボンヤリを日々少しづつ解消すべく

勉強していってくれて、今年「理解」してくれたのだ。

 

あぁ・・・やっぱ、続けるから生まれるんだなぁ。

ありがたいなぁ。

感動しました。

小川くんありがとう。

トコちゃん、ありがとう。

みなさん、ありがとう。

 

たまには壇上じゃなく、こーゆートコから学ぶのだね。

 

 


100倍空気浄化を見る

2014-08-27 19:41:08 | 木(杉)の話

これはもう何年も前に、都内の新築注文住宅の中の特注建具・家具の製作のお仕事をしてた時に現場に行った際にパシャッ!っと撮ったモノです。土台に接着剤によって剥ぎあわされた木材が使われています。

 

もちろん、JAS認定品でしょうし、湿度の高い場所である土台に使っても大丈夫なお墨付き何だろうけど、丸ごとの無垢材より強いという事はないだろうし、この木は外国の木だけど、高温多湿の夏を経験している国産の木より湿度に強いとは言えまい。たとえ桧の丈夫な赤身の多い土台の価格が倍したとしても1本当たり4,000円とか5,000円高いくらいだろうか・・・20本使ったとしても10万円アップ。・・・・・どうなんでしょうねぇ。

 

同じ現場で面白い写真があったから撮っておいたのがコレ。

「こぐち」と呼ばれる=木が大地にあって天と地の方向の部位がたくさんの水を吸い上げてるのがわかるでしょ。(コンクリート上の雨水を吸い上げてるのがわかりますよね)

「”こぐち”は他の部位の100倍呼吸する」と言ったって

空気の往来は見えないけど、水なら見えるから100倍の空気浄化機能を確かめられる例です。

 

だから弊社の「眠れる森のSUGI」はこの「こぐち」をたくさん露出させています。足もとのフットボード(写真手前)も頭のそばの「ヘッドボード」(写真奥)も木目を「横目」にする事によって左右に「こぐち」を露出させて、100倍空気浄化機能部の露出を最大限にしています。

 

そして口・鼻といった呼吸器に近いヘッドボードには立にノコ目を入れて、人工的に「こぐち」を造りだして、更なる空気浄化機能を狙っています。

 

今は弊社のお試しは「すのこベッド」だけですが、この「眠れる森のSUGI」も「お試し」できればいいんだけどな。

今は「すのこベッド」でお試ししていただいてからご購入のご検討が王道かな。

 

「すのこべっど」の方は杉の効能の大きな2つのうちの

・セドロールなどの恩恵物質の放出による鎮静効果を徹底的に狙った商品なので

 

「すのこベッド」で鎮静効果を体感して・・・あぁ、「眠れる森のSUGI」だと、これにもうひとつの効能の空気浄化機能が加わるんだなぁ・・・って感じていただければありがたいです。

 

 


間伐野郎と主伐材

2014-08-23 10:04:22 | 木(杉)の話

桑沢デザイン研究所の2年生の杉家具展が西麻布でおこなわれました。

素材は「杉しばり」どころか・・・

弊社の「遅成長高樹齢100年の杉×超低温乾燥装置”愛工房”経由」限定の杉である。

 

昨年に続く2年連続での開催です。

まったくありがたい事です。

 

これなんかどうでしょ。

いいでしょ。   ちょっとデザインを変えて、セルフビルドタイプかなんかにしたら売れないだろうか・・・って、お越しいただいた、竹で紙を作ってるN氏と話しこんじゃいました。

 

これらはみんな樹齢100年の主伐材なんです。

ha当たり4000本~6000本くらいの植林が平均の所を

8000本から1万本の超密植に植えます。

成長の遅い遺伝子を有する苗木を密植に植えていくのですから

木々は太陽光線を求めて「まっすぐに上に上に」と伸びますが、なかなか横方向には成長しません。まっすぐに育った、成長の遅い木材がとれます。

 

こういう通常の植林方法を超える超密植方法で植えられた木々の特徴は

豊富な精油分を有していまして

構造材としても「粘り強く」造作材・家具材としても「豊かな芳香」があります。

 

その素晴らしい素質を生かすべく

「愛工房」にて乾燥させています。

まぁ樹齢100年未満の杉なら、これ以上のモノは無いでしょう。

(まぁ、あるかもしれませんが、数量が揃う形では無いでしょうね。1枚や10枚ならあるかもしれないけど、これ以上のモノを数100枚単位で・・・は無理でしょうね)

「紀伊半島周辺の杉×愛工房」ならではである。

 

この森の木は5回~10回の間伐が行われて

この樹齢100年の木が主伐で、皆伐になります。

たくさん行われてきた間伐はこの主伐材の為にあるのです。

 

この主伐材をそれにふさわしい価格で購入して

そのお金で、再び山に木は植えられるのです。

「廻る」「続く」「つながる」のである。

 

学生さん達が頑張ってバイトしたお金で買っていただいた主伐材。

 

よく・・・「間伐材の有効利用」とかなんとか言っちゃって、間伐材ばっか欲しがって、いじりたがって・・・それこそ間伐材なんかじゃプロダクトなんか作れないじゃん・・・なーんて、結局間伐材じゃない、もっと太い丸太を使ってデザインしちゃってたり。

「主伐材の為の間伐行為」なのに

間伐材には(エコな取り組みとの評価が欲しいから)興味があるけど、主伐材にはまったく興味が無い・・・事務所にも自宅にも主伐材が見当たらないような「間伐デザイナー野郎」が多い昨今。

学生である、彼ら彼女たちの100年の主伐材にふさわしいデザインへのトライにはまったく敬意を表したい。

 

もちろん、ご指導された水谷先生、大松先生のご尽力にも改めて敬意を表したい。

 

「木を見て森を見ず、森が見えても、森の時間軸を感じられない」先輩方が多いから

そういう人になっちゃダメだよー。

木を植えて人は育てて夢は百年。

 

 

 


1年の転換日は・・・

2014-08-22 18:31:15 | 想う話

台風が来てるのに、トマトの収穫である。

一瞬の嵐の間隙をついて、皆、ドロボーのように・・・「いまのうちに!」「早く早く!」と・・・

完熟トマトの収穫である。濡れて、もはや体感は「寒い」なか、「しめしめ、今のうちに獲ったどー」の笑顔である。

ほら、もう青いトマトしかないもん。

ちょうど終わった頃、またヒドい土砂降りで全員びしょ濡れで帰ってきました。

「やっぱ悪い事はできな・・・おっといやいや、なんも悪い事はしていません。」

ただ今日収穫しないと、トマトソースにするスケジュールが組めないから、みんなで強行収穫したのです。空と「だるまさんが転んだ」をしながら収穫した感じ。

終わったら、ピザ作り。

ぼくはピザ焼き係に任命されて、がんばりました。

マキはいくらでもあるし、原発無くたって、ピザは15枚くらい焼けたよ。

 

8月15日というと終戦記念日だし、盆ですが、ここが1年の転換期なのです。

 

仏様が帰ってきて、またお帰りになると

春より水分を吸い上げてきた杉は、水を落としだします。

水分を知面に戻すのです。

 

冬季に水分が凍れば体積が増えて、幹の中で破断しちゃうでしょ。

だから、「戻す」。

 

こんなに暑くて、暑くていったい先週までと何が違うんだか?・・・と現代人は思うのだろうが

先週とは違うどころか「吸い上げ」「下げ戻し」という大転換期なのだ。

 

今年は16日以降、あきらかに早朝の寝苦しさがなくなって、地温が低くなった感じがしました。

 

今年はセミも遅く、地温がなかなか上がらなかった夏の印象があります。

1年は36の旬から成り立っていますが、そういう雰囲気、オーラ・・・がわからなくても生きていけるのは現代人くらいのもんでしょうな。

電気が無くなりゃ、とたんに生命力がなくなる人間ってカッコ悪いよね。

ははは。

 

「違い」のわかる・・・土の香りのわかる人間でありたいよね。

 


睡眠考

2014-08-20 10:22:42 | 杉と睡眠(脳)

トマトが伸びてきました。

小学生の朝顔以来の栽培は、とても嬉しいです。

塩見さんのおっしゃってる「半農半x(エックス)」という本意の一端も体感できました。

 

優しくなれるというか・・・ ね。

前回の補足ですが・・・

まず「眠り」とは、実に重要な行為であるという点。

 

これは実に人生の3分の1くらいは「睡眠」であって

更に睡眠時には・・・良い人も悪い人も普通な人も・・・ただ「呼吸をして眠るだけ」なのです。

 

この「睡眠」という行為の過程で、子どもは心身ともに成長し

妊婦さんは体内の命を成長させ、成人はその日の疲れをとるだけでなく

過去の心の傷まで癒し、壮年の方は、加齢と共に体温の低下が免疫力の低下を招き、最終的には病気になりやすくなって、みな病気でこの世を去るのですが、「睡眠」によって、免疫力の低下をなるべく防ぐべくチャージしていきます。

そう考えると・・・

「睡眠」って老若男女・・・どころか胎児も含む・・・みんなの最重要な行為なんですね。

 

そこで・・・「杉の芳香を吸引すると鼻腔が開く」という話です。

(いわゆる杉によって”いびき”をかかなくなる・・・小さくなる・・・という話)

 

よく大脳のほとんどは何をしているのかわからない。と言われますが

実は身体の根源的な部分の判断をしてくれているらしくて・・・

 

こういう際に「杉の香りを吸引した方が体調面にプラスだよ。」と勝手に判断してくれて

鼻腔を全開にしてくれるらしいのですよ。

 

逆に「ちりも積もれば・・・」ではありませんが

寝室や子供部屋内のあらゆる化学物質の臭気を就寝時に吸引すると、体調面でマイナスですからね~・・・とやはり勝手に判断してくれて、鼻腔を「閉じる」・・・だけど全部閉じると死んじゃうから、生き永らえるだけの分を開けてある。・・・それじゃ”いびき”をかくのも当たり前ですよね。

 

ぼくは、増え続ける副鼻腔炎などの児童のご病気は

就寝する場所に木(杉)が無いのと無関係ではないとさえ思っています。

何千年もの間、日本人の寝室には杉があったのにね。

 

だからこの「全開の鼻腔」と「閉じた鼻腔」は凄く大きい。

 

人生の3分の1を鼻腔全開で就寝して、大量の空気を体内に取り入れて、深く質の高い睡眠を確保し、大量の酸素を求める脳に、大量の酸素を毎晩送り込めてる人と、その逆の人。

 

特にお子さんの場合は両者でかなりの差が出ると思います。

お母さんのお腹に宿っている時期を含めて、4年ほどで脳がスタートラインに立つべくできあがって、それから15年くらいで、一生分の心身ともの基礎ができあがって、あとはそれを大事に使っていくのですからね。

 

寝室・子供部屋の空気=内部の素材は重要です。

ベッドも重要です。

弊社ではもっとベッド下部のお掃除がしやすいように高床式のベッドのご注文がありまして、それをレギュラー製品化させていただくことにさせていただきました。

ベッドはね。カッコや価格だけじゃないよ。

空気浄化機能(=有害物質の吸着)と恩恵物質の放出(=香りで眠る)ですよ。

 

そう考えると、ベッドの適材適所はダントツ1位は杉になるじゃんね。

 

 

 


香る壁

2014-08-19 21:32:08 | 現場の話

「香る壁」である。これは協和建築さんの現場なのですが、後々取り外しが可能な、姉妹の方々の間にはいる壁を頼まれて・・・しかも「尾鷲香杉」でとのご指名だったので、丸太でいう芯よりの所の赤身部のうち、更に中心部に近い部位の板で作らせていただきました。床も「尾鷲香杉」ですし、作業後はこの部屋はまったく凄い香りになっていました。

さぞかし深い眠りにつけるんだろうな。ここまで来ると、徹夜は困難な気がするくらい「豊かな芳香=鎮静効果」ですな。

 

この杉の芳香によって、恒常性維持活動からなのか・・・この香りを吸引したら体調にプラスと脳が勝手に判断して、鼻腔が開く報告例多いので、呼吸が深い眠り→大量の酸素が睡眠中吸引→やはり酸素を大量に求める大脳に大量に酸素がいく

 

・・・と言う事によって

お美しいお二人の若き姉妹は

「ママになる前の身体の準備を整えながら、地力アップというか、いろんな基礎体力を身につけてくんでしょうね。」

 

100年の杉の壁が、ふたりの20代の女性を美しく、そして強く・・・深くしていくのだね。

 

「子どもには杉を!」

「こんな世の中だからこそ杉を!!」

 

 

 


94%-67%=杉の肺活量

2014-08-14 17:30:58 | 木(杉)の話

特注の寸法のベッドの製作に工場に来てみました。

言わば「高床式」のようなベッドの天端が高くて、ベッド下に大きなクリアランスがあるタイプです。寝るトコの下に荷物を置くのは風水的に良くない…という話は聞いた事があるが、どうやらそうではなく、ベッド下部の掃除を容易にしたい為のようです。

 

まだラインナップとして無いのに

「ダブルベッド」の注文が(無理やり)入ってたりして…

「どうやって造るかなぁ…」と考え事しながらが多い日々だ。

夕方まで仕事してたら、ラジオから「本日の湿度94%!です。」と聞こえてきたので

 

2階の「杉と紙」、「桧と漆喰」の体感ルームにあがると

湿度はデジタルもアナログも60%台を指してます。

しかもエアコンなしで…ぜんぜん快適じゃん。

放送局のサテライトスタジオなんかの商業施設は木がないもんね(法律によって、そうなっています)。「蒸す蒸す」ってそりゃそうーだわな。

「住まいと木」を知らないのか?

知っていても知らないふりをしなけりゃならないのか?

まぁいずれにせよ、ろくなもんじゃありませんな。ははは。

 

夏も冬も温度より湿度が重要であって

その為には木で必要であって、木の中でも杉は抜群の肺活量なのだ。

 

 

冬は冬で湿度50%を切ると

ウイルスが凄い元気になるからね。

杉で医者いらずだと、困る人もいらっしゃるのでしょうか?

 

エアコンいらないとまでは言わないけど、あんまり使わなくても大丈夫なのさ。

みんなのまわりに杉があれば原発だってこのまま動かさなくてもいいのさ。

原発再稼働をしていかない為の具体策(杉以外にもあるでしょ、思いつかなきゃ杉にしてね)をとらなきゃな。

 

口だけでは変わるまい、動くまい。

 


木材利用ポイント制度の終了近し!

2014-08-13 14:08:38 | 木(杉)の話

9月末で「木材利用ポイント制度」が終わってしまいます。

だいたい6畳一間を愛工房経由の「尾鷲香杉」の杉床にしたら3万円相当の商品や商品券などの助成がつく制度です。

床板だけの価格なら「尾鷲香杉」は6畳一間で約85,000円くらいだから、そこに3万円相当の助成金というのは大きいでしょ。壁・天井に杉を使った場合も助成金はつきます。助成金の半分まではその建築工事をした際のドアや家具などの他の木質工事の支払い料金に充てる事も可能なのです。

たとえば…24坪分くらいの大規模な床板工事になった場合…

「尾鷲香杉」の床材価格は67万円くらいになりますが

助成金が26万円相当ポイントもつきますので、そのうちの13万円をその際の家具工事だとかの、他の木質建築工事の支払いに充てて、残りの13万円相当ポイントを全国各地の農産物などと引き換える…なんて事も可能なんです。

 

契約が9月末までの法律ですから

お考えがある方は、ちょっと真剣に考えた方がいいですよ。

「遅成長・高樹齢(100年)の杉の赤身・黒心部のみ×”愛工房”経由」の床板=「尾鷲香杉」は品質は国内トップですが

価格も安くはないので、この制度はチャンスなのですね。

 

床が変わってエネルギーが変わる。(エアコンを使わなくなる)

床が変わって人生が変わる。(質の高い睡眠で元気!!)…の「尾鷲香杉」

環境省さんも認めた「尾鷲香杉」の床にするチャンスなんです。

 

 

ご興味お有りの方は弊社までお問い合わせください。

http://www.woody-katoh.com/

 

持ち家じゃない方もチャンスですからね。

賃貸だけど…杉で元気!になるチャンスなのです。

 

お問い合わせいただければ、ご助言させていただきます。

 


ステラトマト成長中

2014-08-11 11:26:12 | 工場の話

弊社のミニトマト(=ステラトマト)が成長中です。

左とまん中のはシンプルベジの久保さんの種を気仙沼の畠山タカシくんが育ててくれた苗のステラトマト。

http://simple-vege.jimdo.com/

https://www.facebook.com/sanrikuvege

おっきいでしょ。

 

右の赤いプランターは野口種苗研究所さんから買った種からでてきたステラくん。

http://noguchiseed.com/

小さいけど頑張っています。

シンプルベジの久保さんから教えてらった話を基にこの生育の大小を検証すると

久保さんの種はスパルタで育てているので

無肥料・無農薬の状態が当たり前なので、生育が早くて

種からできたステラくんは、そこまでの強烈なビハインドな環境は不慣れでも頑張ってる状態なのでしょう。

実際、虫にやられてダメかと思ったのですが

復活してきました。

 

久保さんの畑は

相模湖の近くで、毎年必ず雪が降るし、夏は暑いし、そこで寒さにも暑さにも、対昆虫にも強い植物ができるという事です。

そしてその植物からとれた種はやはり、そういう強さを持った種になっているのですよ。

だから、弊社よりも寒い気仙沼で育った苗の方が、埼玉県より大きく育っています。

 

久保さんの言ってたとーり。

 

人間と同じで「あまやかし」は植物の持ってる力を無くし、スキルダウンにつながるのだそうです。

「可愛い子には旅をさせろ」…ですな。

 

短期的な速効性を求めて

動物性肥料を与えた野菜は、いわばブヨブヨの不健康な身体の大人のようで

「枯れずに腐る」という事か。

 

無肥料のポイントはそこにある。

植物の持ってる強さを消してしまうのが肥料。

 

右のちびちゃんのステラくんの種と大きな久保さん&タカシくんステラの種の来年の生育の違いを

また来年も比較してみようと思います。

 

弊社で扱ってる樹齢100年の杉も

遅成長の遺伝子を持つ、そういった苗木から作られた成長の遅い(=粘り強く豊かな芳香の木材になる)杉の苗木から育ったものです。

植物の素晴らしさとそれを生かそうとする人の英知と

それを殺してしまう作業。

 

まったく勉強になります。