NPOワークスみらい高知PRESS

「NPOワークスみらい高知」の日々の活動のほか独自の視点で障害のある人を取り巻くことについて伝えていきます。

なぜ、就労支援フォーラム

2014-09-18 21:18:36 | Weblog


すでに多くの参加希望と様々なお問い合わせをいただいている就労支援フォーラムNIPPON 2014

2005年施行の障害者自立支援法は、これまでにない具体的なサービスメニューを擁し就労支援を大きな柱に据えました。多くの批判も浴びた同法ですが、障害のある人が社会で働くことがあたりまえになりつつある今、その理念に誤りのなかったことを多くの事業者の実践が証明したと確信しています。
障害者自立支援法は、「障害のある人の自立を支援する」法律と理解されていますが、私自身は当初より「関わる支援者が、事業者こそが、自立することを促す」法律だと考えてきました。先人が行ってきた障害のある人の就労支援の実践は決して否定されるものでありません。その時代があったからこそ、今があります。しかし時代は変わったというのに、その就労支援はいつまでも軽作業、低工賃であっていいわけはありません。障害のある人がそこに居さえすれば、支援報酬が入るという甘えの構造に、日割りや成果という新しい報酬の概念が持ち込まれ、規制緩和により多様なサービスが全国各地に広がりました。かつての授産施設、小規模作業所時代には考えられなかった数のサービスが生まれ、今後は淘汰の時代に入るものと思われます。本来の受益者たる障害のある人がより地域で活き活きとそれぞれの状況にあった働き方を描けるよう、さらにさらに事業者が自立していくことが求められています。名称は総合支援法と変わりましたが、理念は変わらずこれから10年目に入るこの法律。いま一度、当時の方々が思い描いた「障害のある人が働く社会を作る」という意義に触れ、成果と課題を共有しさらに未来へ歩を進めることを目的に本フォーラムは開催されます。単なるイベントに終わらせることなく、継続してこの国の障がい者就労の進展を目指す活動としていくことを核メンバーと共有しています。

自立を支援するために、私自身が自立しなければならないと思う人たちが東京に集まる二日間。
全国のみなさま、どうか就労支援フォーラムNIPPON 2014にお集まりください。

慌ただしく楽しい3日間

2014-09-11 09:03:25 | Weblog

アーティスト日比野克彦さんが、STRAWBERRY FIELDSほか就労支援事業所で障害のある人たちと仕事を体験。伴って多くの来客があり、慌ただしくも楽しい3日間でした。この体験は来年の展覧会「TURN」に活かされます。どこに行ってもどんな状況でも楽しむことができて、誰とでも仲良くなれる日比野さん、とてもいい感覚です。いただいたアイデアもこれからの各地展開に活かしていきたいと思います。日比野さんデザインで展開する"日々のカフェ"ゆったりと垣根のない自分を開けるお店。一号店はいずこに?

就労支援フォーラムNIPPON 2014 プログラムほぼ決定!

2014-09-09 08:47:54 | Weblog


就労支援フォーラムNIPPON2014
開催概要

テーマ
「改革のグランドデザイン」が描いた景色は今
~成果と課題を検証し、いま未来に向かう~

目的
新しい障害者支援の在り方の構築を意図した障害者自立支援法施行から9年を経た。法は名前を変えたが理念は変わらずこれから10年目を迎える。当時「改革のグランドデザイン」で描いた障害者就労の景色と今を比べ、実現できたこと、まだまだできていないこと、新しく取り組まなくてはなければならないことを総合的に検証しあるべき支援の姿を考える。

目標
就労支援系の事業所の数15,000超。規制緩和により多くの事業所が開設され、法のねらいである一般就労や高賃金での福祉就労も実現されてきている。さらに障害当事者の自立が促進されるために事業者が自立していくこと、モラルを高めていくことが必須である。各地の好事例等に学びつつ、報酬改定のねらいを理解し各地の事業がより効果的に成長、変容することの契機とする。

対象
 全国の障害者就労支援事業所を中心に就労支援に関わる全機関

定員
 900名

参加費
 4,000円

主催
 就労支援フォーラムNIPPON実行委員会
(日本障がい者就労支援会議※仮称)※ワークスみらい高知ほか
(日本精神科看護協会)
(日本作業療法士協会)

日時
平成26年12月6日(土)13:00~18:30
7日(日) 9:30~16:00

会場
ベルサール汐留

内容
(1日目)
13:00~13:10
開会

13:15~14:45
特別講演「障害者就労のグランドデザイン~ふつうにはたらく、ふつうにくらす~」
村木厚子氏(厚生労働事務次官)

14:50~16:20
シンポジウム「改革のグランドデザイン、その成果とこれからの課題」
間隆一郎氏(元・厚生労働省社会援護局企画課・課長補佐/現・医薬品医療機器総合機構企画調整部・部長)
朝日雅也氏(埼玉県立大学保健医療福祉学部・教授)
田中佐智子氏(厚生労働省社会援護局障害福祉課・課長)※調整中
大原裕介氏(全国地域生活支援ネットワーク・代表理事)
司会/小宮英美氏

16:30~18:00
セッション1(より一般就労を進めるために)
宮本直樹氏(厚生労働省職業安定局雇用開発部障害者雇用対策課・課長)
堀江美里氏(特定非営利活動法人WEL’S新木場・副理事長)
天野聖子氏(全国就労移行支援事業所連絡協議会・副会長)
※コーディネータ倉知延章氏(九州産業大学・教授)
※助言者村木太郎氏


19:00~21:00
ナイトセッション(意見交換会)※懇親会(会場/日本財団)
※参加費別途3,000円


(2日目)
9:30~11:30
セッション2(A型をよりよくするために)
平川雅浩氏(厚生労働省社会援護局障害福祉課・課長補佐)
且田久雄氏(株式会社ダックス四国・代表取締役)
奥西利江氏(社会福祉法人維雅幸育会「ふっくりあ」・常務理事)
※コーディネータ熊川嘉一郎氏(社会福祉法人ライン工房・理事)
※助言者朝日雅也氏(埼玉県立大学保健医療福祉学部・教授)

12:30~14:30
セッション3(新しい風)
飯田大輔氏(株式会社恋する豚研究所・代表取締役)
仲地宗幸氏(株式会社NSPキングコング・サービス管理責任者)
遠藤真史氏(特定非営利活動法人那須フロンティア・作業療法士)
寺沼古都氏(特定非営利活動法人ヒューマンケアクラブストライド・所長)
※コーディネータ末安民生氏(日本精神科看護協会・会長)
※コーディネータ萩原喜茂氏(日本作業療法士協会・副会長)

14:35~15:35
講演「これからの就労支援のありかた~報酬改定の方向性を中心に~」(仮題)
藤井康弘氏(厚生労働省社会援護局障害保健福祉部・部長)

15:40~16:00
閉会のメッセージ(障害のある人を支援し地域を活性化する助成について)
相澤佳余氏(日本財団・公益ボランティア支援グループ福祉チーム・チームリーダー)
※予定

閉会


久々投稿

2014-09-03 09:45:41 | Weblog
毎日の動きをアップしようと思っていましたが、毎日が慌ただしすぎて(笑)
今日は甘味茶寮さくらさく。のリニューアルオープン。夜の営業も始まります。ぜひ一度お越しください。

来週からはアーティスト日比野克彦さんがショートステイ。8日はSTRAWBERRY FIELDSでの製造、9日はm'splace、民権で、夜には土佐酒バルでの接客を体験されます。どうかお店に来てその働きぶりをご覧下さい。なお、その体験は来年開催予定のアールブリュット4館合同企画展「TURN」(日比野克彦氏監修)のローカルプロジェクトに活かされます。なお、この企画には先日東京で楽しいお話をたくさん伺えた映画監督安藤桃子さんにも関わっていただく予定です。日比野さんと安藤さんと藁工ミュージアム。何が生まれるかご期待ください。

そして、就労支援フォーラムNIPPONは第一弾の広報を開始。現在東京の就労支援事業所で全国20,000箇所への発送作業を行っています。10月にはさらに第二弾の広報を実施。見開きでフォーラムの内容を詳しく紹介したものをお送りします。この時にはすでに相当数の申し込みがあるかもしれません。第一弾のA4チラシが届き次第、Web上からお申込みいただければ幸いです。また、情報は随時下記URLにて更新していきます。
https://www.facebook.com/sfnippon