Cosmos

 徒然に委ねて自己と宇宙との対話メモ

羞 恥

2012年08月26日 | Weblog

 羞恥意識を弱化させるか克服できれば日常のありふれた苦痛の一部は大幅に低下させられる。この本能的性状を後押しするのが矜恃と呼ぶ余計物である。


自己保存

2012年08月19日 | Weblog

 万物は所与の支配から外れえない。偶然その国で生をうけ育ち国籍をもっているだけで発生するその国に対するnationalism。それよりさらに強いのは国益擁護である。その国に住みその国と命運を共にせざるを得ない場合、実利を伴う面が決定的に多大だあるから自己が所属する国家の領土や利益が侵害される結果、自分に配分されている分け前が減殺されるのを嫌がり、拒否する意思表明がつよい。これは生物・非生物をこえて自己保存を最優先する必然にして不可侵の営為である。

 


空念仏

2012年08月19日 | Weblog

 

 「日ロ間において領土問題は存在しない」と、日本政府が断定しているその点は全く正しい。どこからも異議をさしはさむ隙はない。だが、現に侵入国民が住み活動を維持拡大し、「ここは自分たちの国土である」と強弁している実態と照合すれば大問題で、問題は存在しないの空念仏とは正反対である。立ち退きをさせ、主権を回復する重大な課題が存在している。侵略者に対し顔色をうかがい揉み手で陳情・相談しているけれども、本来はそんな態度をとる立場ではない点をよくよく相手に伝えるべきである。この際、肝に銘じておくべきは日本のためにどこかの国が何らかの協力や尽力をしてくれるのでは等と甘美な幻想を抱かぬこと。まさに、自己責任と自助努力である。他国の領土問題など対岸のボヤで、それぞれが自国の課題で精一杯なのだから。


優遊不断

2012年08月12日 | Weblog

 

 その習性がつよくても選択肢がなければ、どれを取るか捨てるか持ち前の特技を発揮できない。または一切の選択を拒否し、存在を知覚した最初の対象を直ちに選択決定すればどんなに多くの選択対象があろうと唯一と同じである。異性に対する迷いが多く、飲むもの・食べるものの注文にいたるまでなかなか決まらない連中を頻繁にして多々みかける。  

 

 


見積もり

2012年08月12日 | Weblog

 「あれだけの人、それだけの人」でない者が人の中にいるのか。見せないか、見落としたか、誤認したかによって見えない部分はあるにしろ、「 」から外れる者はいない。過剰見積もりと期待はずれの相互作用である。overestimationや an underestimateは誰にでもある。 


定立矛盾

2012年08月12日 | Weblog

 

 (A)うけいれる。(B)うけいれない。この2定立を比較すると前者は後者よりも複雑怪奇でとりつき難い。前者は幅が広く、「受け入れ方」によっては後者より強烈な拒絶の意思がある。本体は姿をみせず、表面に表れたものよりも奥に隠れた分の方が大きく深く強靭である。どうにもならないから、それが諦めや納得了解とは真反対であっても、客観状況の実態「容認」に対してそれがうけいれるに該当するのか。ここに無限に大きい定立矛盾が成立する。「うけいれる」は言葉の上では断定しているから命題は明確でそれは否定できない。問題は言葉の裏にある「実効支配」の方にある。後者は単純明快で付合い易い