桜川市（旧真壁）筑波山の麓に、鴨料理に特化したお店があります。
素材からこだわり続けて三十九年の時を刻む「鴨亭」さん。
素晴らしいコンディションの鴨は一食の価値が十分です。
履物を脱いで上がると、旅館を思わせる佇まい。
贅沢にも客室は全て個室です。
鴨石焼き定食 2180Yen
先付は唐辛子の辛みを利かせたごぼうのきんぴら。
一通り女将さんが焼いてくださいます。
鴨肉は赤ワインに、椎茸は日本酒にそれぞれくぐらせて、風味を立たせる
こだわり様。紙製のエプロンを掛けて焼き上がりを待ちます。
豆腐のお吸い物はゆず皮の香りが良いもの。
お新香付き。
部屋からは筑波山が一望できる素晴らしいロケーション。
富士山の溶岩の石盤は、熱の伝わり方が
肉の旨みを閉じ込めるのに適しているのだそう。
鴨と相性の良いネギに、もやし、ピーマン、かぼちゃの野菜も
鴨の脂をまとい美味。肉厚のしいたけはジューシーで抜群に美味しいもの。
焼き色が付けば、裏面はさっと返す程度のレアが食べごろ。
ぷりりとした歯ごたえで、クセや臭みがないのは勿論のこと、
噛むほどに鴨のジュースと旨さが洪水のごとく押し寄せる衝撃。
レバーにハツと鴨の内臓を食したのは初めて。幸せでした。
軽めの特性ダレに、もみじおろしを合わせて頂きます。
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鴨亭
茨城県桜川市真壁町椎尾2527
0296-54-1122