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アジア通貨動向(17日)=フィリピンペソが19カ月ぶり高値、税制法案成立期待で

2005年03月17日 | フィリピン経済
[シンガポール 17日 ロイター] 17日午前のアジア通貨市場では、フィリピンペソが1年7カ月ぶり高値に上昇している。アロヨ大統領が近いうちに税制法案が成立すると見ていると伝えられたことが、買い材料視されている。同法案が成立すれば、フィリピンの財政赤字削減につながると期待されている。

 ペソは約0.2%上昇して1ドル=53.83ペソと、2003年7月以来の高値で推移。年初来では4.5%上昇している。

 マニラ・スタンダード紙はこの日、アロヨ大統領が来週のイースター休日前に上院で付加価値税法案が成立すると予想している、と伝えた。


 一方、インドネシアルピアは約0.33%下落。米原油先物がバレル当たり56ドルを突破したことで、財政収支が悪化するとの懸念が高まった。インドネシアは石油輸出国機構(OPEC)加盟国だが、原油の純輸入国となっている。


 それ以外のアジア通貨は、原油高に圧迫されている。

 第4・四半期の米経常赤字が予想以上に拡大し、過去最大となったにも関わらず、韓国ウォン、台湾ドル、シンガポールドル、タイバーツはほぼ変わらず。

 アジアの大半の国・地域が石油を輸入に頼っているため、アジア通貨にとって長期的懸念は依然、原油高だ、との指摘も聞かれている。

 また、韓国と台湾では、外国人投資家の株離れもみられている。これは、北朝鮮が核武装を強化する可能性を示したことをめぐる懸念も一因、とされている。


 *0235GMT(日本時間午前11時35分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。


 シンガポールドル    1.6228

 台湾ドル        31.041

 韓国ウォン      1003.70

 タイバーツ       38.50 

 フィリピンペソ     53.90 

 インドネシアルピア  9350.00


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