男女共同参画講演会

南公民館で開催された、標題講演会に参加させていただきました。

南町コミュニティ委員会の主催ですが、先週の防災講演会に引き続いての講演会であり、今年は色々な事業が市の補助対象となっているようです。

講師には、佐藤秀子氏（南小学校・前校長）をお招きをし、「夫婦ふたりのワーク・ライフ・バランス～38年の教職人生を振り返って」というテーマで、ご講演をいただきました。

佐藤氏については、私が市議初当選時には、既に南小校長の職にあり、その温かい人柄が児童はもとより、保護者や地域の人達にも慕われていた“名物校長”としてその名を知られた人であります。また、従前に南小に赴任された際には、学級崩壊の状態にあったクラスの担任を受け持ち、持ち前の明るさと前向きさで子どもたちと向き合う中で、崩壊状態を解消した経験をお持ちでもあります。更には、蕨市教委初の女性指導主事も務められ、名実ともに蕨市の教育行政に多大な貢献をされました。

佐藤氏からは生い立ち、教師になったいきさつ、仕事と家庭の両立、教員としての経験、市教委職員としての経験、教員生活の中で後悔をしてしまった事、等々多岐にわたるお話をいただきました。

講演の中で、家族の支えについても触れられ、「（家族の支えがあったおかげて）仕事において女性であることに、やりづらさを感じたことは無かった」とのお話もありました。

会場には、ＰＴＡ関係者、佐藤氏の学校運営に関わった様々なボランティアの人たちが詰めかけ、さながら同窓会の様な温かい雰囲気で会は進んでいきました。

コミュニティ委員長からは、講師とご主人との馴れ初めについて聞く、芸能レポーター顔負けの質問も飛び出しました。しかし、その質問にも臆せず答える講師の姿勢に、終始笑いが絶えないまま、講演会は終了となりました。

講演会後は、蕨市第4回「イクメン・カジメン」フォトコンテスト表彰式が行われ、入選された4作品への賞状並びに記念品授与が執り行われました。