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1984年

2018-10-16 01:01:07 | 本・映画・テレビ

1984年
ジョージ・オーウェル(1903〜1950)

1949年に書かれた作品
未来の1984年を舞台に描いた物語
ただし、内容はディストピア(暗黒世界)を描いている。

ストーリーをかいつまんで話していこうと試みたのだが
とてもうまく要約できそうもないので途中で放棄した。

暗黒世界とは、平易に言うとぜんぜんハッピーではない世界。
絶えず戦争が繰り返され
党から国民は監視され続ける。
表情すらも監視対象になってしまっている世の中だ。
どこに思想警察が潜んでいるかもわからず
いつ密告されるかもわからない。

党のリーダーは実在するかどうかも不確かな存在。
だが、絶対的な存在として君臨しているかのように
すべてのシステムが出来上がっている。

全てが党の歯車のような存在ともいえる。
そこに「個」の存在は必要なくなっている。

過去の歴史の改ざんを繰り返し
現在の党の政策の正当性を誇示させる。

常に仮想敵国を作り出し国威発揚させ
民衆の目を外に外に向けさせるように仕向けて行く。

非常事態を常態化させ
国民の物資や食料は常に足りず、困窮状態にさせる。

語彙を減らし、言葉の意味すらも減らし
考える余地を余地を奪っていく。

党に不都合な言葉を削除していき
反旗を翻す意思さえも奪っていく。


1984年はとうに過ぎたのだが
この小説の内容が、現代にあてはまる部分が多い。
もちろん良くない意味でのことではある。


この小説の帯に書かれている言葉の通りでもある。
国や政府、世の中のシステムに疑問を持っている人は読んでみてほしい。
内容的には、読みやすい本ではないかもしれないが
現実の危うさが実感できることと思う。

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