日々記

ひびき

リサイクル

2015-09-27 | Weblog
カミさんが新しい服を何着か格安で買うというので、
着なくなった衣類をリサイクルショップに持っていくことにした。
何年も、何十年も着ない服やスカートがタンスに眠っているのはもったいない。
「もう四十過ぎたし、こんな短いスカートはね」と言っていくつか試着して選択した。
結婚当初から体重は変わっていないみたいだが下腹が出てきたそうだ。
「ついでに自分の着なくなった服も出しといて」というので何着か出した。
自分もやがて五十になるし、いつまでも若い恰好も合わない。
昔は似合わなくもなかったチェックのシャツなんかは見た目に痛い。
こんなのは背がすらっとして細身なら悪くないんだろうが、
細くても背丈がないし白髪まじりの冴えない顔つきじゃちょっと。
「思い切って断捨離や。あれもこれも捨ててしまえ」
そう思ってカミさんの分と合わせて大きなバックに三つ持っていった。
買取の価格が出るまで店内をうろついていたが、
こんな古着が千円もするのかと思うと自分のはまだマシに見えた。
結局のところ買取価格は百円玉ひとつにもならなかった。
「おいジュースも買えないぞこれじゃあ」
「売ったと思わないで、あげたと思えばいいのよ」
自分よりももっとマシなものを出したカミさんもよく思い切りがついたものだと思った。
それならあの若い短いスカートを毎日履いていてくれたら、
少しは家の中が明るくなるのになと思ったが、やっぱりそうでもないかと思い直した。

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知らない町

2015-09-26 | Weblog
日頃から世話になっているのと敬老心もあって
お義母さんを近県の田舎まで連れて行った。
うちは男兄弟なのでこんな感じはなかったが、
後部座席のカミさんとお義母さんはずっとべらべら喋っていた。
高速道路を降りるとすぐに海岸線になって、
雲ひとつない空が海とつながって「こんな良い日もあるんやね」
とどっちかが言った。
まずはお墓参りと小高い丘へ登ると、家々の隙間からさっきの青い海が見えた。
まだあちこちに残っている瓦屋根を見ると、甍の波とはこんなもんかと思った。
お義母さんはお墓の位置を忘れてウロウロしていたので、
墓地から離れて立小便をした。さわさわといい風がずっと吹いていた。
ヒガンバナとホウヅキがあちこちに咲いていた。
眼下には小さな駅があって婆さんが一人ホームに立っていた。
気候が良かったのと見慣れない景色のせいで、
ああこんな町に住んでみたいなとさえ思った。
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ジャズストリート散策

2015-09-22 | Weblog
昨夜は日が暮れはじめてから川沿いを歩いて
ジャズストリートを観に行った。
合わせて三カ所移動して生の演奏を聴いたが
自分の好みからして「とよなかデキシーランド」
というバンドがとっても良かった。
ピアノ、チューバ、クラリネット、トランペット、
サックス、トロンボーン、ギターという編成だった。
ギターはバンジョーの音がするギターといっていたが
恰好はバンジョーより少し大きかった。
少し夜風が肌寒かったが、街のネオンライトを背に聴く
古いスタイルのジャズは心地良かった。
帰り道にお好み焼き屋へ入って鉄板に手をかざした。
お好み焼きをうまくひっくり返す自信がなかったので
可愛らしい店員さんに手伝って貰った。
何でカミさんが急にお飲み焼きを食べたいと言ったのかはわからないが
さっき見たバンドは大阪出身の人たちであった。
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黒板

2015-09-21 | Weblog
先日、大き目な黒板を買って階段の踊り場に設置した。
自分や、カミさんの予定をメモしたり、
醤油や焼き海苔、あれもないこれも少ないというのをメモしている。
今回は、知人の結婚式に出たり近県へ所用があったりと
忘れようのないことばかりなのでそんなのはメモしていない。
カミさんは、今回の連休は用事が多いにも関わらず
生地裁断、カーテン作り、棚作りなど他にもあれこれするつもりらしい。
昨日は、小庭の草むしりをして気がついてみると部屋のカーテンが明るくなっていた。
連休なんかはたいていいつものように終わってしまうが
予定を立ててそれを書くと、やってしまわなきゃという気になるのだろう。

そういえば昨日、披露宴のとき老眼鏡をポケットから取り出そうとしたら
お数珠が出てきて床の上にジャラっと音を立てた。
先々月の伯母の葬儀のときのがそのまま残っていたのだ。
こんな縁起の悪い物をみたら親族も不愉快になるに違いない。
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