日々記

ひびき

大晦日

2007-12-31 | Weblog
四十年目の大晦日を迎え大掃除に追われている。
もっともっと追われるつもりであったが、
昼飯を食ったら炬燵で数時間転寝してしまった。
今更あせっても片付かない。
玄関とトイレ、福の神がおいでになるかも知れないから
ここだけは押さえておく。
玄関の飾りもしたし、古いカレンダーも処分した。
蜘蛛の巣の張った窓硝子も網戸も中途半端だが掃除した。
今年もいろいろあった。
いろんなところでいろんな人にお世話になった。
来年こそはいい年にしたいなんて願をかけたりしない。
座右の銘も今年のやつを持ち越して行きたいと思う。
もうすぐ除夜の鐘がきこえてくる。
兎に角、お世話になった人たちに感謝したい。
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災難

2007-12-30 | Weblog
先日仕事中に、頭部を鉄の扉に殴打された。
一瞬何が起こったのか知れなかった。
痛いというより、意識が途切れてくようによろめいた。
その後、眼鏡のフレームがあたっても痛むので病院へ行ってきた。
仕事の合間だったので大急ぎにレントゲンとCTを撮ってもらった。
「あなた、これは痛かったでしょう。ちょうど足で言うところの
弁慶の泣き所です。しかし骨折も出血も認められません。
打撲です」と、こんな診断だった。
薬と言っても鎮痛剤を処方するくらいだと言ったので断った。
それにしても油断が多いのかこのごろしょっちゅう頭をぶつける。
何しろこんなことでもないと頭の中なんて
検査しないからちょうどよかったのかも知れない。
今日、仲のいい主人のいるうどん屋へ年越しそばを買いにいってきた。
「たまにお茶でも飲みにおいで」と言われ、何だかほっとした。
このごろ落ち着きをなくしていたようだと自覚した。
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年末年始

2007-12-26 | Weblog
クリスマスを過ぎると、大晦日はもうすぐそこだ。
誰と会っても、どこへ行っても忙しそうで、
そういう自分も気忙しくて落ち着かない。
みんないつもより威勢が良くって活気がある。
やってられないといいながら忙しいのが嬉しいようだ。
自分も同じで、この暮れにのんびりしていたくない。
今、はりきらないと大晦日ののんびりが楽しめないような気持ちがする。
年が明けても正月どころでないという人もたくさんいるが、
自分はこの二十年そんな暮らしだったからホトホト嫌になった。
今度の年始年末は幸い大型だから計画性を持って過ごしたい。
飲酒、読書、初詣、転寝、あとは新年の挨拶まわりをしたら
心体休息に努めて、あとは炬燵で屁でもこきながら寝そべっていたい。
水槽の水換え、便所掃除、洗車、机上の整頓。
なんとしてでもこれだけは済ませたいと本気になっている。

そういえば今日、ある老舗菓子店へ行ったとき
刷り硝子越しに松の木の揺れる影を見た。
陽射しが良くて、ほんの一瞬間ぼおっとしてしまった。
あまりに穏やかだったので仕事中だということを忘れてしまった。
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デナー

2007-12-24 | Weblog
年に一度のデナーに行ってきた。
年に一度は大袈裟かも知れないが、
結婚記念日とクリスマスには気分を変えることにしている。
いつもならうどん屋か牛丼屋が基本だ。
デナーはコース料理にして飲み放題をつけた。
酒なら悠々元を取る自信がある。
貧乏性だから必死になって麦酒、ワイン、カクテルと二人して飲んだ。
料理は気取っているから書きたくない気持ちがする。
おいしいのかまずいのか普段口にしないからどちらとも言えない。
メインより前菜がうまかったような気がする。
ここに一枚添付したのは写真写りがマシなのを載せた。
ズッキーニとホタテのポワレというものだ。
街中に古民家を改築した店で、自分達は二階の縁側に案内された。
窓から眺める景色は横断歩道とビルがあるだけでつまらない。
道行く人も少ないし信号が変わるのを見ているばかりだ。
この日の昼、カミさんの実家へ行ったとき一騒動起きた。
親父さんがカミさんの大切にしていたものを勝手に処分してしまった。
年末の大掃除のつもりか、暇だからと言って押入れの整理をした。
親父さんは悪気なしに、取り返しのつかないものを捨ててしまった。
金で買えるものならカミさんもあんなに発狂しなかったろう。
思い出をあっさり捨てられたものだから烈火の如く怒った。
もしこれが自分の仕業なら間違いなく離婚だ。
一時はデナーも中止になるかと思ったくらいだ。
自分も数十年前の紙切れを大切に持っている。
それを捨てられるのだから遣る瀬無い気持ちが痛いほど分かる。
カミさんもいつになく酒量が増えたのは、きっとこのことも関係している。
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態度、姿勢

2007-12-14 | Weblog
このごろ原油高騰で家でも一々の消費をケチることにしている。
自分としては払える範囲のエネルギーなら消費して、
少しでも寒い思いをしたくないという態度であったがそうもいかない。
光熱費に余力のない稼ぎがそうさせたのだろうが、
家ではいつも電力は半分で暮らしている。
薄暗い茶の間に、ぬるいカーペット。仕事で疲れて帰るとため息が出る。
それなら稼ぎがよくって一々の制限がなかったらいいかというとそうでもない。
コタツに入って酒を飲むのも、熱いお茶がおいしいのも部屋が寒いせいだと
思えばいい気がする。
何しろ環境破壊に加担してないような素振りがいい。
今日、灯油の切れたストーブの前で二匹の飼い猫が、
じっと自分の顔を見て「早く給油しろよ、寒いよ」と
そんな態度で見詰めていたので思わず怒鳴ってしまった。
その所以はこの二匹、仲たがいで寄り添うことがないからだ。
「灯油が切れて寒いならくっついていたらどうや、
そうすりゃぬくいやろ。バカ、このバカ猫」
これが夫婦ならどうだろう。寒いからと言って意見が合わないときも、
気温のことだけで寄り添っていられはしない。
返事もしない二匹の家猫に、すまん、と言って三度目の酒を燗した。

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忘年会

2007-12-13 | Weblog
親しい友人たちと久しぶりに集まった。
成人式、三十路祝い、初老祝いとことあるごとに飲んできた。
二十歳のころと比べるとみんな多趣味なのに驚いた。
釣り、骨董、狩猟、楽器、賭け事、バイク、料理などみんな元気だ。
昔に比べるとみんな酒量も減って健康なんかの話もするようになった。
それにしても女の話をしだすと、いまだに時間を忘れる仲間である。
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ジョンレノン

2007-12-08 | Weblog
27年前のことは彼が好きな人なら今更だが、
当時の自分はビートルズを知っていてもジョンレノンを知らなかった。
歌を聴いていても、どっちがポールでどっちがジョンが聞き分け出来なかった。
中学に入ったばかりの歳でまだ目覚めていなかった。
それが二年後くらいにハマってしまい、
ジョンが居ないと知ったとき悲しみに暮れた。
熱烈なファンではないが、ずっとどこかで聴いてきた。
今日は、よりによって聴かなかった。
さっき酒を飲みながらオーラの泉を観ていたが、
もしポールマッカートニーがゲストなら
江原氏はどんな風にポールを慰めたろうか。
細木氏ならどんな風にポールにお世辞を言ったろうか。
「あんた才能あるよ、イエスタデイ歌ってごらん」って厚かましく言うだろうか。
茶化すつもりでポールを引き合いに出したわけではないが、
ジョンレノンは「神」という歌で自分と、自分の愛する女しか信じないと歌った。
釈迦も、ボブディランも、キリストも信じないよと歌った。
愛と平和に尽力してきた人が暴力によって殺されのは何とも切ない。
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2007-12-04 | Weblog
厄払いで用意したお鏡の二升餅を食べた。
迷信だろうがなんだろうが支払済みだから、
精一杯厄落としのつもりで腹に詰め込んだ。
お酒も餅と同様の一升がお神酒として還ってきた。
これを買うとき、いつもの酒屋で
「こんな歳になった。何でもいいから厄払いの酒をくれ」と言ったら、
「自分の飲みたいのでいいよ、どうせ一本は自分で飲むんだから」と言った。
「二升必要なら、安酒を神様にして高いほうは自分で飲むか」と言うと、
「あらやだね、神さんが高いほうを飲むんだよ。」と酒屋の奥さんが言った。
「どうせ神主が飲むんやろう、安いのでいいわ」
「そんなこと言わんと、一生に一度や。これにしたら」と少しいいのをくれた。
「まだ、餅もお供えするんや。欲張りやな神さんも」
「あらやだね、それはその、」と口を噤んだ。
「あのお供え、どうすんだろう」とカミさんに言うと、
「さあね、どうするんかね」と笑った。
余り餅だからと言って、さっき食べ過ぎて胃が痛いが、
きっとどなたかもこんなふうに腹を抱えてるのかしら。
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勝敗

2007-12-01 | Weblog
「女とヤって稼いだ金で、ソープで遊んでるオレは勝ち組!?」
そういえば、うんと若い頃そんなふうに思うことがあったが、
今では白けてしまってどうでもいいが、思わず噴き出してしまった。
「女とヤって稼いだ金で、ソープで遊んでるオレは勝ち組」
何べん見ても面白いが、一時ソープをトルコといつまでも言ってて恥を掻いた。
「おい、風呂行くか」と先輩に言われたらトルコだったので、
「やったトルコやトルコ」とそれだけで一日が明るくなった。
自分を知る人ならその遊びは今更何もないが、いつからか「ソープ」に変わった。
トルコ人が怒るとか、日本人が怒られるとか、そんなことはどうでもいいが、
そんな時代があった。
再三笑えるが、「女とヤって稼いだ金で、ソープで遊んでるオレは勝ち組」と
そっくりなことを誇らしげに言う友達のことも思い出した。
しかしそれは二十年以上も前の話で、まだ組み分けが一般でなかったころだ。
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