(童話)万華響の日々

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原発再稼働で生まれるプルトニウムの行方は困難、まさに前門の虎、後門の狼

2015-10-12 20:18:51 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

最近来日したホルドレン米大統領補佐官は原発の使用済み核燃料を再利用する日本の核燃料サイクル政策に

関して、プルトニウムの備蓄がこれ以上増えないことが望ましい、と朝日新聞のインタビューに答えた、

オバマ政権は核テロ防止や不拡散の観点から各国に対して核兵器に転用可能なプルトニウムの保有量を最小化

すべきだとの立場をとっている、ホルドレン氏は現在自国で再処理していない国はしないほうが望ましいと、

分離プルトニウムは核兵器製造に使われうるため再処理は少ないほうがよいと述べた、(朝日新聞10/12朝刊)、

日本では現在47.8トン(そのうち海外に37.0トン)ある、この量は原発6000発に相当するそうです、

日本ではMOX燃料(酸化ウランと酸化プルトニウムの混合物)をプルサーマル計画で原発で燃やすことになっ

ている国内の再処理工場(青森県六ケ所村)を2016年3月に完成予定しています、原発再稼働を進める政権

の思惑はこの多量に備蓄されたプルトニウムをMOX燃料として消費しようとするものですが、その結果放射

性の廃棄ごみが多量に出てくることにつながります、その処理方法すら手こずっています、さりとてプルトニ

ウムとして備蓄されていれば核兵器への転用が疑われます、どっちを見ても八方ふさがりの状態です、

原発稼働ということは難しいです、使用済み燃料の処理、すなわちプルトニウムを含む放射性廃棄物の処理、

まさに前門の虎、後門の狼というわけです


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