わっぱ知多共働事業所

わっぱ農場日記
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イチゴの混植と収穫

2006年04月22日 | イチゴ

先日、イチゴの初収穫をしました。

今はイチゴはほとんどがハウスによる栽培になり,露地栽培のイチゴは作る農家は少なくなりましたが今からが本当の旬を迎えます。

イチゴは農薬を使わない代わりに、主に土壌病害の回避をねらってネギを混植しています。

また、イチゴは虫媒花といって、受粉を虫に頼っています。

ミツバチを誘引する作用のあるハーブの一種であるボリジも混植しました。ネギの花(ねぎ坊主)にもたくさんハチやアブが飛んできます。

この相性のよい植物のことをコンパニオン・プランツとか共栄作物と呼んでいます。

家庭菜園でも是非やってみてください。

トマトとバジルの組み合わせなどは、そのまま、料理にも生かせるのでおすすめです。

コンパニオン・プランツ

■一緒に植えておくと病害虫が発生しにくくなる植物

【バジル】(と “トマト”)
・・・トマトの生育を助け、味を良くする
【チャイブ】(と “人参”)
・・・アブラムシを防ぎニンジンの生育を助ける
【ニンニク or ラッキョウ or 玉ねぎ】(と “キュウリ”)
・・・つる割れ病を予防
【ニンニク or ラッキョウ or 玉ねぎ】(と “ナス or トマト”)
・・・青枯れ病や立ち枯れ病を予防
【ミント類 or セージ or タイム or ローズマリー】
・・・モンシロチョウが嫌うのでアオムシを防ぐ効果がある
【ミント類】  ・・・アブラムシを防ぐ効果がある
【ナスタチウム】 ・・・アブラムシを防ぐ効果がある
【ニンニク】  ・・・アブラムシを防ぐ効果がある
【マリーゴールド】
・・・マリーゴールドの強い香りがオンシツコナジラミやその他の害虫を防ぐ効果もあり、トマトやジャガイモ、マメ科などの生育を助ける
【ペチュニア】(と “インゲン”)
・・・マメ科植物の生育を助ける

■上記以外で相性の良い組み合わせ

【カモマイル】と【キャベツ or 玉ねぎ】
・・・成長を促進したり、味を良くする
【ローズマリー】と【マメ or 人参】
・・・成長を促進したり、味を良くする
【ミント】と【キャベツ】  ・・・害虫を防ぐ
【コリアンダー】と【人参】  ・・・害虫を防ぐ
【玉ねぎ】と【イチゴ】  ・・・害虫を防ぐ
【ボリジ】と【イチゴ】  ・・・益虫を誘う
【サボりー】と【インゲン豆】  ・・・益虫を誘う
【チャイブ】と【トマト】
・・・チャイブの根から出る分泌液で土中の微生物の動きを活発にし、活力ある土にする。その根でトマトの根を包み込むように植えつけると良い
 
■天敵に住みかやエサを提供する植物(バンカープランツともいいます。)
【白クローバー】と【キャベツ or ブロッコリー】
・・・ゴミムシの発生がふえ、アブラムシやヨトウムシを食ってくれる
【早生(わせ)のとうもろこし】と【ナス】
・・・ヒメハナカメムシという天敵が発生してアザミウマを食ってくれる
【ハーブのミント、ディル、キャラウェイ、アスター、ヒマワリ、マリゴールド、コスモス、ダリア(多年生キク科)、コーンフラワー、シロツメグサ】 
・・・天敵に花粉や蜜を与える
 

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