ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

6月16日 オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業)船堀の報告

2024-06-18 11:57:50 | オストメイト
6月16日(日)の午後にタワーホール船堀にてオストメイト講習会流(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。
タワーホール船堀での夏の開催は初めてかと思います。

今回の講師は北里大学病院の看護師でオストメイトでもある塚本斗美(ますみ)さんです。

塚本さんは北里大学病院で看護師を長年務められてから、卵巣癌になり、手術して人工肛門のオストメイトになった方で、現在は北里大学病院に復職して、オストメイトを含む患者さんのケアをされています。

先生は癌と判ってからの不安、手術時の不安、抗癌剤治療の苦しみ、復職してからは癌体験を生かして患者に接することを心掛けているとなどの切実な体験の話をしてくださいました。塚本先生のお話にはたくさんの質問があり、先生は丁寧に答えて下さいました。



装具メーカーのコロプラストの方は、無料郵送情報誌「ゆうじん」やそのオンライン版の紹介などを話して下さいました。

休憩中、コロプラストの製品ブースに参加者が集まっていました。

休憩後、塚本斗美先生も加わって、オストメイト同士の体験交流を行いました。


各人が自己紹介を行った後、公衆浴場などの入浴方法やレッグバッグの悩みなど、様々な話題について話し合いました。東京支部会員の山本氏からは山本氏が開発に参加された入浴用シールの紹介などもありました。

今回も大変有益な会が持てたと思います。

5月26日 東京支部総会及びオストメイトの集いの報告

2024-05-31 12:02:45 | オストメイト
5月26日の日曜日に日本オストミー協会東京支部の支部総会と「オストメイトの集い」(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

昨年に続き、今回も港区三田の東京都障害者福祉会館にて午前10時半より、開催されました。
今回も天候に恵まれたこともあり大勢の方が参加して下さいました。
事務局長の楠氏の司会により、この1年間になくなた方への黙祷の後、支部総会の議事に入りました。

令和5年度の事業報告、決算報告、監査報告、新役員案、令和6年度の事業計画案や収支予算案の説明などがあり、承認されました。

今後も財政難が続く見込みであり、対策を講じる必要があるなどの報告がありました。
総会では、若い人向けの企画を充実すべき、インターネットによる広報活動を改善すべき、講習会の「社適」という言葉が分かりにくいので改めるべき、など様々な意見が出され活発な討論がありました。
報告後、役員紹介や装具メーカー・販売店の製品紹介などがありました。


昼食時間にはおいしい仕出し弁当を味わいました。
装具メーカー・販売店の展示コーナーで大勢の方が説明を受けていました。
ここ1年の散歩会や講習会などの写真も展示されていました。

午後の「オストメイトの集い」はオストメイトを対象とした講習会で、東京都の社会適応訓練事業として開催しました。
午後の司会は山本氏が担当されました。

最初に済生会済生会加須病院の板橋道朗先生(日本大腸肛門病学会評議員・指導医・専門医、日本大腸検査学会評議員、日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会及び大腸肛門学会理事長の御講演がありました。

先生は大腸癌やその診断方法、治療方法、ストーマ(人工肛門)合併症や治療方法などについて、動画などを駆使して分かりやすく話して下さいました。


大腸癌もストーマ合併症も、最近の技術の進歩により治療成績が向上しているとのことです。
板橋道朗先生の話には多くの質問があり、先生は分かりやすく答えて下さいました。


休憩後、机を配置替えし、人工肛門グループと人工膀胱グループに分かれて体験交流を行いました。
各グループでは自己紹介と共に、各参加者が困っているいることなどを話し合い、意見の交換を行いました。
話が白熱して予定時間を超過してしまいましたが、なんとか無事に集いを終わらせることが出来ました。


4月14日 消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告(ブログ用)

2024-04-20 12:54:16 | オストメイト
4月14日の日曜日に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

会場前の中野通りに桜吹雪が舞い散る暖かい晴天に恵まれたためか、講師を含めて40名もの方が参加して下さいました。装具メーカーのコンバテック・ジャパンの方も参加して下さいました。

今回の講師は杏林大学病院の小嶋幸一郎Dr.と昭和大学病院の高野真理WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)です。
最初に東京支部の支部長から昨年度の新宿区、世田谷区に続き、本年度は港区、足立区などの6つの区でストーマ装具の給付金が増額になったとの報告がありました。但し増額された区は23区の内1/3に過ぎず、増額をしても増額幅が十分なない区もありますので更に積極的に各区に働ける必要があること、陳情への参加など皆様の御支援をお願いするとの話がありました。
次に小嶋幸一郎Dr.の御講演がありました。
先生は「腸活」―腸内の環境を整えて健康を増進する―というユニークなお話をしてくださいました。加齢により腸内の善玉菌が減少して悪玉菌が増えると大腸癌や感染症、認知症、自閉症など様々な疾患を引き起こす原因となるとのことでした。


先生の講演に直接関係がないストーマの悩みなどを含め、大勢の方から多数の質問がありました。


コンバテック・ジャパンの方からはホームページの紹介などの話がありました。

休憩時間には装具メーカーの方の展示に人が集まっていました。

休憩時間の後に、昭和大学病院の高野真理WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)のお話がありました。

高野WOCNはオストメイトストーマケアや福祉制度、災害対策などについて分かりやすいお話をしてくださいました。

高野WOCNのお話にも沢山の質問がありました。


今回も有意義な講習会になったと思います。

3月28日 東京支部の春の散歩会(飛鳥山公園)の報告

2024-03-30 13:58:31 | オストメイト
3月28日(木)に北区の飛鳥山で日本オストミー協会東京支部の春の散歩会が開催されました。」参加者は12人。初めての方も2人参加されました。
JR京浜東北線の王子駅の中央改札口に集合。

飛鳥山公園は駅前の低い丘にあります。
モノレールがあり無料で利用できますが、歩いて上り、広い園内を回りました。
今年は桜の開花が遅く、当日は、いくつの木で数輪咲いているだけでしたが、比較的暖かかったので、園内のあちことで花見(つぼ見?)の宴会が盛り上がっていいました。

私達も講演の中央に陣取りレジャーシートを敷いて持参の弁当や飲み物を楽しみながら、オストメイトの集いやストーケアなど様々な話題で歓談しました。



最後に全員集合の写真を写してお開きになりました。


飲み足りなかった方は駅前の焼肉屋で二次会を楽しみました。
桜は十分見られませんでしたがtのしい会になりました。



2月23日オストメイト講習会と体験交流 (東京都社会適応訓練事業) 三田の報告

2024-03-01 16:50:23 | オストメイト
2月23日(祝、金)の天皇誕生日に三田の障害者福祉会館にて日本オストミー協会東京支部のオストメイト講習会が開かれました。

当日はあいにく小雨の降る寒い日になりましたが、予想外に多くの方が来て頂きました。会場には車いすの方も来られ、装具業者のアルケアの方も出席されました。


今回の講師は金沢大学名誉教授の山本悦秀先生です。
先生は自らもオストメイトで日本オストミー協会の副会長も務めておられます。

最初に山本先生のお話がありました。


能登の大地震のお話に続き、本題のオストメイト向けの入浴用のシールのお話がありました。
お話し概要は以下の通りです。
(1)能登の大地震
・自衛隊の特設入浴場では、オストメイトは「当初はご遠慮」と言われたが、無事、入浴できた由。オストメイトであることを告げないと誰も理解しない。
・トイレは断水で使えないところが多く、珠洲市に入った医師の話では公園や校庭は糞便だらけで異臭が酷かったとのこと。
・能登半島は、水道や道路などの復旧が遅れ、住宅などの被害に加え漁業などの産業も大打撃。過疎化の加速が予想される。

(2)オストメイト向けの入浴用のシールについて
(a)山本先生の自己紹介
金沢大学名誉教授。大腸癌を3回の大手術により乗り越え16年無再発。NHK-BSや新聞、週刊誌の記事にも取り上げられました。

(b)大浴場入湯時用シールと装具
アルケア社と共に開発したバスラック・ シール:新規発売(‘23.9)の紹介。
目の錯覚を利用してストーマ装具の上に貼りつけることにより目立たなくする。

(c) 自己体験による総合評価結果
先行製品と比較すると、目立ちにくく、安心感があり、価格も比較的安い。
(d)まとめ
大浴場を利用しないオストメイトは65%と高い(JOA調査)が、一方で、温泉に行けないことが、日常生活の困り事のトップの52%(SIUP調査)。
脱衣大浴場入湯の日本文化に対応すべく「より目立たない入浴用シール」を追求されたアルケア社に敬意を表したい。

参加者から様々な質問があり先生は真摯に答えて下さいました。


アルケア社の方から参加者の皆様に試供品を配布して頂きました。



休憩時間後、東京支部の役員の方から3月28日に飛鳥山公園で開催される東京支部の散歩会の案内がありました。

また、支部長からはストーマ装具の給付金の都内23区の給付基準額増額の動きについて報告がありました。来年度は港区、足立区、千代田区、江戸川区などで増額される可能性が大きいとのことです。

その後、人工肛門のグループと、人工膀胱やダブルストーマのグループに分かれて参加者同士の体験交流が行われました。人工膀胱のグループでは夜間の蓄膿袋の使用方法や初めて参加の方に試供品の入手方法など様々な話題が出ました。
人工肛門のグループでは話が盛り上げり予定時間を超過するほどでした。



今回も有意義な講習会になったと思います。


12月3日オストメイトの体験交流と個別相談(東京都社会適応訓練事業)船堀 の報告

2023-12-05 11:07:31 | オストメイト
12月3日(日)の午後に江戸川区の船堀タワーホールにて東京都社会適用事業によるオストメイト講習会「オストメイトの体験交流と個別相談」が開催されました。船堀タワーホールでオストメイト講習会を開くのは6年ぶりです。

今回は、慈恵医大 葛飾医療センターの皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)相磯美弥子様に初めて個別相談をお願いしました。
又、販売店のウェル・カム サポートセンターの方もいらっしゃり、ピースケアの方も初めて参加されました。

最初に支部長と相磯先生の挨拶があり、次に販売店の方のお話がありました。

装具販売店のピースケアの方からは会社紹介や独自開発製品としてパウチカバーや人工膀胱の方が夜寝る時のパウチのねじれを軽減する製品「ねじれナイト」や入浴シールなどの紹介をされました。

ウェル・カム サポートセンターの方からは、装具の送料に関するオストメイトの方の要望などを参加者に問い合わせていらっしゃいました。

販売店の方のお話の後、参加者全員で体験交流を行いました。
体験交流と並行して、相磯先生が別室で希望者と一人ずつ、ストーマの悩みなど様々な相談を行ないました。皆さん大変熱心に話しておられました。

体験交流では、各人が自分の話した後、装具の臭い、入浴方法、畜尿袋の使い方などの様々な話題について、大変活発な話し合いが行ないました。


休憩時間は装具展示に大勢の参加者が集まり、入浴シールなどのサンプルを入手される方もいました。


最後に相磯美弥子先生への質問や先生の挨拶がありお開きとなりました。

久しぶりの船堀タワーホールでの開催でしたが車いすの方も含め予想外の方が集まり、盛り上がった会となりました。

11月28日 秋の散歩会 国分寺市 殿ヶ谷戸庭園の報告

2023-11-29 15:04:01 | オストメイト
11月28日(火)に国分寺市の殿ヶ谷戸庭園(随宜園)にて日本オストミー協会東京支部の秋の散歩会がもよおされました。
12時にJR国分寺駅改札出口南口に集合。参加者は10人。殿ヶ谷戸庭園までは歩いて2分です。


数日前と打って変わった暖かい晴天のもと、回遊式林泉庭園を回り芝生地や
崖下の湧水池、樹林の景色を楽しみました。
紅葉は正に見ごろで美しく赤く色づいていました。



13時前に庭園内の集会所の紅葉亭へ。紅葉亭前の休憩所から見下ろす紅葉は正に絶景でした。



13時から紅葉亭の座敷で昼食。全員そろって持参の弁当や飲み物を楽しみました。


アルコールの影響もあり、支部運営の話題、旧知の方の話題、ストーマケアの話題、などで大いに盛りがり3時間近くも

最後に全員集合の写真を写してお開きになりました。

秋晴れの天気にも恵まれ、楽しい1日を過ごすことが出来ました。




11月26日泌尿器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)三田の報告

2023-11-28 10:27:25 | オストメイト
11月26日(日)に三田の東京都障害者福祉会館にて泌尿器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

今回の講師はがん研有明病院の藤原遼Dr.と同じくがん研有明病院の松浦信子 皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)です。
小雨が降る寒い日でしたが予想外に多くの方が参加して下さいました。

販売店のザイタックとウエル・カム サポートセンターの方も参加して下さいました。

最初に、藤原遼Dr.の御講演がありました。

藤原先生は膀胱がんやその治療方法、手術支援ロボット「ダヴィンチ」やそれを用いた膀胱がん手術になどについて動画も交えて詳しく説明してくださいました。
がん研有明病院では膀胱全摘手術の9割がロボット支援手術になっているとのことです。
また術後の早期体力回復強化プログラムERASが導入されて、尿路感染、腸閉そくなどの術後合併症の減少に効果を上げているとのことでした。
膀胱全摘出時に造成する人工膀胱や代用膀胱(新膀胱)などの術式についても詳しく話してくださいました。

多くの質問が出ましたが、先生は丁寧に答えてくださいました。





次に販売店のザイタックの方から情報誌、決済用電子アプリ等のお話があり、ウェル・カム・サポートセンターからは給付金を余らせず使って欲しい等とのお話がありました。

また東京支部役員から散歩会への誘いのお話がありました。

休憩の後、松浦信子先生の御講演がありました。

先生はストーマの基礎やストーマ装具の種類や装具管理、日常生活、外出/災害などについて実際的で分かりやすい話をしてくださいました。
松浦先生のお話にも多くの質問があり先生はわかりやすく答えてくださいました。

今回も有意義な講習会になったと思います。

10月15日 杉並・中野・新宿オストメイト体験交流会(東京都社会適応訓練事業)の報告

2023-10-17 14:47:17 | オストメイト
10月15日(日)の昼、「北海道」新宿西口店にて恒例の杉並・中野・新宿オストメイト体験交流会が開催されました。「北海道」は海鮮料理や郷土料理のお店で昨年も使用したお店です。


雨が降って少し寒い日になりましたが、昨年と同じく11人の方が参加されました。11人でした。今回初めての方も2人参加して下さいました。世田谷区、中央区、江戸川区、埼玉県など他区の方参加して下さいました。
ランチは飲み放題のコースを頼み、美味しい海鮮料理に加えて、ビール、日本酒、ワイン、ノンアルコールなどを2時間半も楽しみました。



食事が一段落した所で体験交流を行いました。

体験交流では、ストーマ給付券、ストーマケア、知人のオストメイトの思い出など様々な話題がでて話が弾みました。
支部長からはストーマ装具の支給額見直しなどの活動の紹介などの話がありました。
最後に全員の集合写真を撮ってお開きとなりました。

例年のことながら大変楽しい会になりました。
会の開催・運営に協力して頂きました皆様のご協力に大変感謝いたします。

9月24日消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)中野の報告

2023-09-27 10:34:08 | オストメイト
9月24日(日)に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

今回の講師は杏林大学病院の小嶋幸一郎Dr.と慈恵医大葛飾医療センターの半谷(ハンガイ)康子 皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)です。
販売店のウエル・カム サポートセンターの方も参加して下さいました。

最初に、小嶋幸一郎Dr.の御講演がありました。
今回、小嶋先生からは人工肛門造成手術の実際についてのお話がありました。

人工肛門造成の手術は、多くの場合、大腸癌などの大きな手術の最後に行われる手術です。
大腸癌の手術では手術の初めから人工肛門の造成の後手術が終わるまで約16時間に及ぶ場合もあり、人工肛門の手術が行われるのは真夜中の午前になることも多いとのことでした。
スライドを用いたお話しの後、先生は腸の模型を用いで人工肛門を造成する手術を模擬的に実演して下さいました。


非常に分かりやすく、腸を腹から出して皮膚に縫い付ける作業などは中々難しそうで、熟練を要することを実感しました。
小嶋先生の講演に対して多くの質問があり先生は丁寧に答えて下さいました。






装具販売店のウエル・カム サポートセンターの方からは、装具販売店から災害時における装具の供給などのお話がありました。

休憩の後、半谷先生の御講演がありました。

先生はストーマの基礎やストーマ装具やアクセサリーの種類、特徴、手入れの方法、入浴方法、災害対策などについて実際的で分かりやすい話をしてくださいました。


又、先生は会場内のオストメイトの方に使用している装具やアクセサリーの種類、入浴方法、災害対策などを挙手により調べていらっしゃいました。

会場にいらっしゃった方には二品系装具を使用する方が少なく、ほとんどの方が一品系装具を使用しておられました
半谷先生の話に対しても多くの質問がありました。




今回も有意義な講習会になったと思います。


7月30日 オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業) 三田の報告

2023-08-02 11:33:08 | オストメイト
7月30日(日)の午後の猛暑の最中に三田の東京障害者福祉会館にて「オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

今回の先生は東急病院の増田順子 皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)/特定看護師です。

特定看護師とは、看護師ができる「相対的医行為」のうち、高度な「特定行為」の知識と技術を学び修了認定を受けた看護師のことです(2015年に誕生)。

先生は様々な形状のストーマ装具やストーマ用ベルト、用手形成皮膚保護剤、潤滑消臭剤、ストーマ用腹帯・下着などの実物を用意して詳しく説明して下さいました。


次に先生の指導により、参加者が実際に装具やアクセサリーに触れて演習を行いました。

手術前でまだ装具に触れていない方も含め、参加者は熱心に演習に参加されていました。



装具販売店のウエル・カムサポートセンターの方からは、オストメイトの災害時対策などについての質問などがありました。


休憩の後、増田先生も加わって、オストメイト同士の体験交流を行いました。

各人が自己紹介を行った後、ストーマ交換の方法、停電時など災害時対策
など、様々な話題が出て予定時間を超過するほど盛り上がりました。

今回も大変有益な会が持てたと思います。

6月25日 イレオストミー講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告

2023-07-02 15:14:07 | オストメイト
6月25日(日)に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて「イレオストミー講習会(東京都社会適応訓練事業)」が開催されました。

今回の講師は間遠医院の間遠一成Dr.と東京逓信病院の宮本乃ぞみWOCNです。
販売店のウエル・カム サポートセンターの方も参加して下さいました。
最初に、間遠一成先生のお話がありました。

先生は日本オストミー協会が2年前に行った第9回オストメイト生活実態報告書や各種の論文などを引用して、イレオストミー(小腸による人工肛門保有者)やその手術の傾向などについて話して下さいました。
印象に残った内容は次の通りです。

・オストメイトの中のイレオストミーの比率は約15%で20年前の3倍以上になっている。
一方コロストミー(大腸による人工肛門の保有者)の比率は約60%で、20年前の70%に比較して減っている。これは器械の進歩などにより直腸癌に対する肛門温存術が増加していることによると思われる。
・イレオストミーは一時的のつもりが永久ストーマになった方の比率が20%近くで多い。現在一時的(予定)ストーマの方も10%近くで多い。(オストメイト全体では一時ストーマの方は4%弱)
・一時的ストーマは大腸で造るより小腸(イレオストミー)で造る方が多い。(低位直腸癌に肛門温存を行うために一時的ストーマを造成する場合)
・肛門を温存する手術を行った場合と、肛門を切除して永久ストーマを造る手術を行った場合のQOL(生活の質の尺度)を比較すると余り変わらない。

また、2月に行われた日本ストーマ・排泄リハビリテ―ション学会ではカラフルなストーマパウチが話題になっていたとのことです。自分でデザインに工夫している方もデコレーションを施した「デコパウチ」も注目されており、パウチを不透明タイプにすれば排泄物が目に入りにくくなるので情動スコアを改善できたとの報告もあったとのことです。

間遠先生のお話の後、活発な質疑応答があり、間遠先生と宮本先生は丁寧に答えて下さいました。



次に装具販売店のウェル・カムサポートセンターから装具の給付金の使用方法などについてのお話がありました。

休憩の後、共同開催の三多摩支部の方の挨拶が有った後、東京逓信病院の宮本乃ぞみ先生のお話がありました。
宮本先生はイレオストミーのストーマケアについて分かりやすく話して下さいました。

宮本先生に関しても色々な質問があり、先生は詳細に答えて下さいました。

今回も有意義な講習会になったかと思います。

5月24日 東京支部総会及びオストメイトの集い (東京都社会適応訓練事業)の報告

2023-05-28 12:10:22 | オストメイト
5月24日の水曜日に日本オストミー協会東京支部の支部総会と「オストメイトの集い」が開催されました。
昨年に続き、今回も港区三田の東京都障害者福祉会館にて午前10時半より、開催されました。

天候に恵まれたこともあり大勢の方が参加して下さいました。
事務局長の楠氏の司会により、この1年間になくなった方への黙祷の後、支部総会の議事に入りました。

令和4年度の事業報告、決算報告、監査報告、新役員案、令和4年度の事業計画案や収支予算案の説明などがあり、承認されました。

本年度もコロナ蔓延の影響が残りましたが、可能な限りコロナ前に近いレベルの活動を維持することに努力したことや、ストーマ装具購入費支給額の増額のための陳情活動を続けていくこと、本年は大口寄付2件を含む125万円の寄付を頂いたため、一時的に財政的にやや余裕が出来たこと、但し今後も財政難が続く見込みであり、対策を講じる必要があるなどの報告がありました。
報告後、役員紹介や装具メーカー・販売店の製品紹介などがありました。
今期からの役員には江戸川区の鎌田昭氏が加わって頂きました。


その他、適切な装具関連製品の入手方法などについて活発な意見交換が、一般会員や装具メーカー・販売店の方を含めてありました。

昼食時間にはおいしい仕出し弁当を味わいました。装具メーカー・販売店の展示コーナーで大勢の方が説明を受けていました。

午後の「オストメイトの集い」は東京都の社会適応訓練事業として開催しました。
午後の司会は山本氏が担当されました。
最初にオストメイトの羽田由加子氏の御講演がありました。

羽田氏は慢性偽性腸閉塞という難病のため、子宮、卵巣やS字結腸を摘出してストーマを造設し、更に点滴で栄養を確保するためのCVポートを鎖骨の下に造成し、腸管減圧のための胃瘻・腸瘻(PEGJ)造設を造設された痛切な体験や、障害者と生き方について話して下さいました。



講演では羽田氏のご主人にパソコン操作などを手伝って頂きました。


休憩後、机を配置替えし、人工肛門グループと人工膀胱グループに分かれて体験交流を行いました。各グループでは自己紹介と共に、各参加者がこまっていることなどを話し合いました。


私が参加した人工膀胱のグループでは、入浴の方法、装具の面板が十分くっつかない悩みなど様々な話があり、凸面装具を見せる方もいられました。
最後に山本氏の挨拶があり、無事に会を終える子tが出来ました。
会の運営に協力して下さった皆様に感謝いたします。


4月7日 消化器系ストーマのオストメイトの講習会(東京都社会適応訓練事業)中野の報告

2023-04-19 15:35:31 | オストメイト
4月7日(日)に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて、日本オストミー協会東京支部により、消化器系ストーマのオストメイトの講習会が開催されました。

ビラを装具販売店や中野区役所から配布して頂いたこともあり、大勢の参加者がいらっしゃったので、会場はほぼ満席になりました。


今回の講師は日本医科大学の小泉岐博Dr.と、同じく日本医科大学付属病院
看護師長の稲田 浩美皮膚排泄ケア認定看護師(WOCN)です。
装具メーカーのコロプラスト社の方や装具販売店のウエル・カム サポートセンターの方も参加されました。

最初に支部長から「新宿区がストーマ装具支援給付基準額を人工肛門・人工膀胱保有者とも月13,000円に引き上げた」との報告があった後、
日本医科大学の小泉岐博Dr.のお話しがありました。

日本医科大学の小泉岐博Dr.は「ストーマ手術後の『おなか』と『おしり』と題して、消化器系ストーマ手術のパターン、手術後のお尻の状態や分泌物、ストーマトラブルへの対応などについて大変面白いお話をしていただきました。


質疑応答では大勢の人から質問があり、小泉先生は丁寧に答えて下さいました。




次に装具販売店のコラプラスト社の方から製品の紹介などがあり、ウエル・カム サポートセンターの方からは、区からのストーマ装具支援給付の使用方法などのお話がありました。


休憩時間には大勢の方が展示製品の紹介を受けておられました。

休憩後に日本医科大学付属病院の稲田浩美 皮膚排泄ケア認定看護師(WOCN)のお話がありました。
稲田先生はストーマ(人工肛門)の基礎知識、様々な合併症やそのケア方法、災害対策などについて詳しい話をしてくだいました。


稲田先生のお話にも色々な質問があり先生は丁寧に答えて下さいました。


今回も有益な講習会を持てた」と思います。

3月30日 春の散歩会 「小石川後楽園」 の報告

2023-04-01 18:19:24 | 散歩
3月30日(木)に文京区の小石川後楽園にて日本オストミー協会東京支部の春の散歩会が開催されました。
11時半にJR飯田橋駅の西口に集合。参加者は13人。

小石川後楽園までは歩道橋を通るのが近いのですが、地上の横断歩道を通っても10分程度でした。
幸いにも好天で気温も温かく絶好の行楽日和で桜も満開でした。

参加者は思い思いに池を中心とした回遊式の大名庭園を周回しました。


12時半に庭園の入口近くの茶屋の涵徳亭に。
ここは集会施設になっていて全員そろって持参の弁当や飲み物を楽しみました。

一通り飲食を楽しんだ後、自己紹介から始まって、温泉施設への入浴方法や、ストーマケア、次の散歩会の目的地などの話題で大いにもりあがりました。最後に全員集合の写真を写してお開きになりました。

好天に恵まれ、楽しい1日を過ごすことが出来ました。