昨日のNHKの番組で放送された認知症とその予防
http://www.nhk.or.jp/kenko/n_special/
アルツハイマー診断テストの例
http://www.nhk.or.jp/kenko/n_special/pdf/question.pdf
思い起こせばハハ様の行動や言動がおかしくて、私たちは悩まされたのは、地方からの転勤から戻って来たころからだから30年以上前になる。
父(享年62歳)が亡くなってからハハ様は一人暮らしになった。一人暮らしは気楽だったと思う。父の我儘にも我慢することもなくなりハハ様はそれなりに生活を楽しんでいたと思うが。
5年ほど一人暮らしにすっかり馴染んだためと思ったが、我慢というものをすることがハハ様から消えたように感じた。小学生の子供たちと本気で張り合ったりすることも目立った。自分の意見が通らないとふてくされて何日も引きこもりのような生活をしたり・・・・・
家族や親せきや友達関係で折り合いが悪く被害妄想も出ていた。
その頃、認知症については無知だったし、まさか60代のハハ様の認知症のことなど考えもしなかった。何故こんなにも我儘になってしまったのか頭を悩ませる日々がたびたびあった。
遺伝的な認知症は発症する20年から25年前から脳の中に変化が現れてくるそうだ。
記憶をつかさどる海馬の委縮。そして脳細胞の中に増えてくるアミロイドという物質。これが脳神経にダメージを与える物質だそう。そしてその後に現れるタウ(?)という物質も出てくると致命的に脳神経細胞lをダメにするそうだ。結果、海馬がダメージを受け、そして認知症の発症。発症後10年くらいたつと自立が無理な状態になるらしい。
まさにこの通りに進んでいるハハ様の認知症。何とかして食い止める手段はないのか・・・・。
アミロイドという物質の発生のメカニズムはまだ不明。これを抑えれば認知症を発症しなくても済むかもしれないのに・・・・・。
ところが研究で運動にあることをプラスすると脳神経が活発になり更に数も増えてきて海馬を破壊することも抑えられることが分かったそうだ。
私、興味があってNHKの番組にくぎ付けになって見ていた。
運動と頭を使う
歩きながらシリトリのゲーム。ただのシリトリでなくて2つ前まで言って、次の単語を言う。これがアミロイドやタウという物質が増えても脳の神経を破壊せず逆に増やすことになる結果、海馬にもよい影響を与えられるそう。
「りんご、ゴリラ、ラッパ」→「ゴリラ、ラッパ、パパイヤ」→「ラッパ、パパイヤ、ヤギ」・・・のように。
ハハが様の認知症が私にもはっきり分かったのは80歳前の頃だった。と言うことは、60ころからハハ様の脳の中にはアミロイドという物質が出来始めたのだ。
私もその年齢になっている。遺伝性のものなら私も確実にアルツハイマー型の認知症になるから。散歩しながらシリトリゲームをして頭と体の訓練をしましょうか。