大掃除

2015-12-29 21:02:22 | 書簡集

 いよいよ本年もあとわずかになりました。掃除治めで庫裡の方から、先日来の味噌や餅つきの後片付けからはじまり、戸などを拭く。本堂もへいぜいはかんたんに、雑巾がけだけですましているが、仏様たちにはたきをかけて、1年間のほこりを落としている。それから、自宅の障子張り昨日も娘とやったのだが、結局終らず、今日に持ち越したのを、遅くまでかかってやりおえた。うん、この障子張りけっこう手間がかかるののです。若い頃は、それこそお寺だから何十枚とあり、障子張り替えはかなりの大仕事だった。ここでも12枚はあり、やれやれなのですが、貼り終えたあとのこのすがすがしさよ。ほんに木と紙でできている家だということを、あらためて実感するのでした。

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餅つき

2015-12-28 21:12:16 | 日記

 味噌造りに続いて、昨日は餅つき今日も色んな人が集まって、ここでのお祭りになっている。餅つき、最初蒸した蒸篭に入っている餅米を臼に入れて、それを4、5人で回転しながらそれぞれが杵や突き棒をもって突く。皆して臼を囲むようにして、突くそれはまるで踊りで、そのまわりにいる見物たちもなにやら見物しながら気持ちが踊っているふうである。突き手がよくきまってカッコがいいと、歓声が上がり、少年や若い娘が突くとそれはそれで、歓声が上がり、そうじゃないものたちがついてたら励ましや嬌声が飛び交う。そうこうしがら昼になって、突き立てのお餅におろし大根、納豆、あんこ、きな粉などがありそれを賑やかななか食べる。どの顔もゆたか、ほがらか、やさしげである。日常では味わえぬ、至福のひとときなのである。夜は夜で宴会が始まっており、祭りの興奮さめやらぬ身体をお酒で染みさせている。

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味噌造り

2015-12-26 20:32:43 | 日記

 今日は朝から四連の竃に火を入れての味噌造りでした。富山やあちこちから来られて20人近くの人。こういう時に人が多勢いるとなんだかそれだけで、有り難いと言うかうれしいような気分である。雪がほんのしばらく降ったけれど、すぐそのあと雨になって、雷もなってなんとも落ち着かないお天気やったなぁ。

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白鷺

2015-12-24 20:00:01 | 日記

 ここらではアオサギはコロニーもあって、田植え後の田んぼにはこんなにいるのかぁ、ぐらいの勢いでいる。まだ小さい苗を生み歩くから、困りものなのである。ついこのあいだまで、小さいアオサギが畑のあたりをうろついていた。がそれも姿が見えなくなった。ところがである、ここ数日来シラサギが蓮田の水辺や、本堂の屋根の上に鎮座している。あまり人を怖がる風でもない。今のところ1羽だけのようで、アオサギを見慣れてきたものには、シラサギいいなぁなのである。いままでこの地域ではお目にかかっていないのだ。そんなシラサギ、ちょうど夕方迷犬との散歩の途中、まんまるお月さんに照らされるようにしてねぐらに帰っていった。

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万葉集

2015-12-23 22:21:55 | 日記

 古文の会でいま万葉集を読んでいる。こういうものを読むことの面白さ、醍醐味はとうぜんのことながら歴史年表にあらわれたことをなぞって、そのあたりの知識を得ることではない。そうではなくその歌が今でも読み継がれていることや、その情感さ、雄大さを共感することだけでは物足りない。今のわれわれ自身が秘めているだろう生きていることの怪しさ、不思議さ、奇妙さなどなどにふれていくことでわたしのなかのなにかがはじけていくんじゃないかと、想像する。うん、そうあったらいいよね。

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