スキャンティーの想い出
私は妻の白いミニスカート姿を見たかった
そして
流行りの スキャンティ
着せて見たかった ( ハカセテ )
天神橋筋六丁目商店街に女性専用ブチックがあった
ウインドー越しに
スキャンティーが見える
「アッ、あれや」・・と
・
「この店や、あこにあるやろ・・」
「 (一緒に)中に入らへんの ? 」
女性専用のブチックである
男が入れんやろが
まして、ものはスキャンティ
此れが好い・・なぞ ( コレガイイ )
恥かしくて言えるものか
「外で待ってるから」
私は、店外に一人佇んでいた
いかにも、知らんふりをして
・・と、
店の中から
「おとうさん、これで好い ?」 ( コレデイイ )
吾妻が、スキャンティーを指差している
店員が、こっちを観ている
「お前なあ・・・」
宮島・厳島神社
妻も私も
若かった
頃の
遥か彼方昔しの
話しである