少し前「障害者のきょうだいの会」に初参加してみました。
親亡きあと、きょうだいは親に代わり色々あるので
同じ立場の人と会って、ちょっと話してみたくなったのです。
そこで面白いことがあって♪
自己紹介が回ってきます。
みなさん、いろんな話をされます。
今までの辛かったこととか、
涙する人もいて。
それを踏まえてこれからどうしていくか、前向きな会です。
自己紹介が回ってきた時
こんな話をしました。
17歳までは、勝手にアニキの分まで人生背負った気になって
親の期待も背負って、死ぬほど勉強した。
でもロックにハマって勉強を打ち捨てて、
そっから初めて自分の人生が始まったんですよねー
みたいな話をしていたんですが、、、
そしたら、それまで
真面目な雰囲気で粛々と会を進めてらした会長さん(60代男性)が
離れた席から、手を差し出して
「おぉ、そやねん、ロックンロール!!」
と、急にキャラ変しはったのです。
驚愕!!笑
会長さんの一人称は「私」から「俺」になり
「俺もな、ロックの爆音の中にいて
どんだけ生き返ったかわからんよ
70年代、西部講堂でな
そうか!あんた、ロックの人か!」
と会長さんがフランクに。
さっきまで真顔だった会長さんが「ロックンロール!」と笑ったお顔。
閉会までのあいだに
会長さんは何度も
「やっぱロックやで!」と言い
参加者さんのお話に「そういう時はロックええよー!」
「爆音の中にいたら、スカッと気持ち晴れるさかいね」
などとコメントしておられ
「いやいや、そこロック関係ないんで(笑)」とか突っ込んでました。
初対面の人同士が、
ふだん人には言わない人生を少しさらけだす。
知らない人だから言えることもある。
全てを話さなくても。同じ悲しみを知っている人々。
私はこう言う場面で絶対に泣かない。
むしろ謎に笑いに走ってしまう。
でも自分の話をしながら泣いた女の人がいて、
その人の涙を見て、なぜかわたしが浄化されたような気がした。
だから「なんかありがとう」と言ったら、
「そんなふうに言ってくれてありがとう」と逆にお礼を言われた。
そのお礼を言われたことにさえ、
さらにお礼を言いたくなった。言ってないけど。