清掃事業が特別区に移管になって以来、
ほとんど東京都の廃棄物処理計画もみなくなってしまったが
「東京都長期ビジョン」も??
都政新報 [2015/04/07]
都 環境局は「持続可能な資源利用に向けた取り組み方針」を公表し、廃棄物のリサイクル率の向上や最終処分量の削減に向けて今年度から中長期的に推進する政 策の方向性を打ち出した。廃棄物を「捨てる物」ではなく「資源」と位置付けて再利用や資源循環を促す一方、「資源ロス(消費の無駄)」などの新たな観点 で、製造や流通段階からの効率化を進める。
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都政新報をみて、はじめて『東京都「持続可能な資源利用」に向けた取組方針』も開いてみた、
驚いたのは、「資源消費に伴い生じる産業廃棄物の最終処分量の約8割は他県に依存」ということ、
たいへんショッキングである。首都圏再生緊急5カ年10兆円プロジェクト、首都圏スーパーエコタウン構想は、廃棄物処理の他県依存を回避するために、公的関与で江東地先の中防と、大田区の城南島に産業廃棄物処理施設を集中立地させたのではなかったのか、、、廃プラスチックや医療廃棄物、城南島では、食品や建設廃材、電子機器などの処理施設、あれは何だったのか。今さらながらに、焼け石に水だったのか、、、、、PCB処理は埼玉、千葉、神奈川の3県分も処理するのに、これではまるでなにもしてないかのような錯覚も、…
とりあえず読んでみよう~
東京都環境局 平成27年3月31日
『東京都「持続可能な資源利用」に向けた取組方針』を策定しました
これからの東京の資源循環施策に関する基本的考え方と主な取組を明らかに
本日、東京都は、昨年12月に公表した「東京都長期ビジョン」に基づき、これからの東京の資源循環施策に関する基本的考え方と推進に向けた主な取組を明らかにした『東京都「持続可能な資源利用」に向けた取組方針』を策定しましたので、お知らせします。
※現在、世界では「地球1.5個分の資源」を利用しているとの推計もありますが、「資源」の利用にあたっては、様々な資源制約や、CO2排出や森林減少等の環境影響が生じています。また国連では、本年9月に新たな「持続可能な開発目標」が決定される予定です。
「取組方針」の概要
1 東京がめざす姿
東京は、2020年オリンピック・パラリンピックとその後を見据え、『東京の持続的発展を確保するため、世界一の都市・東京にふさわしい資源循環を実現』
このため、これまで進めてきた廃棄物の3R施策を土台に、最終処分量の削減とともに、資源利用の流れの上流側から、サプライチェーンの観点も含め、資源の利用を持続可能なものに転換させていく。※低炭素社会構築にも寄与する取組を一体的に推進
2 “持続可能な資源利用”を進めるための3つの柱
次の3つの柱のもと、「世界的に対応が求められている課題」や「東京での資源消費量・廃棄物発生量が大きいもの」について、1) 先進企業等と共同したモデル事業の実施、2) 事業系廃棄物のリサイクルルールづくり、3) 区市町村との連携(共同した検討の場の立上げ)などにより、重点的な取組を推進
→新たな廃棄物処理計画の策定への反映や、更なる対策の構築・具体化につなげていく。
3つの柱
資源ロスの削減の促進(資源消費の無駄を見直し、資源生産性を向上)
〔優先的に取り組む必要がある課題(例)〕
世界的に飢餓の増加・食料供給の不安定化が懸念される一方で大量に発生している食品ロスの削減、レジ袋など使い捨て型ライフスタイルの見直し
エコマテリアルの利用の促進(低炭素・自然共生・循環型の建築資材・物品等を選択して利用)
〔優先的に取り組む必要がある課題(例)〕
森林減少の著しい東南アジア等から輸入されているコンクリート型枠用合板への対応。都市更新等に伴い廃コンクリートは増加する一方でリサイクルの流れに滞りが生じているため、再生骨材コンクリート等の利用の促進
廃棄物の循環利用の更なる促進(より高度な循環利用と不適正な処理等の防止)
〔優先的に取り組む必要がある課題(例)〕
廃プラスチックなど業務ビルから排出される事業系廃棄物の更なるリサイクルのルールづくり、廃家電等の不適正処理や違法輸出の防止
※別紙 東京都「 持続可能な資源利用」に向けた取組方針(概要)(PDF形式:823KB)
※別紙 東京都「持続可能な資源利用」に向けた取組方針(PDF形式:1.71MB)