本日、江東区議会「清掃港湾・臨海部対策特別委員会」が開催された。
「微量PCBの処理の促進について」東京都環境局から報告
※下記は、「清掃港湾・臨海部対策特別委員会」参考資料より
■TRPは東京臨海リサイクルパワーの略
HP:http://www.tgn.or.jp/tokyorp/index.html
■微量PCB汚染廃電気機器等(絶縁油)焼却実証試験 実施計画
平成22年4月 東京臨海リサイクルパワー(株)、東京電力(株)
1 目的
~~~略~~~
東京臨海リサイクルパワー(株)では、燃焼温度1,100℃以上、滞留時間2秒以上の条件を満たし、また、国内最大規模の施設であることから、微量PCB汚染廃電気機器等の処理を行うため、無害化処理認定制度に基づき、安全かつ確実に処理できることを確認するために、関係自治体の協力を得て、微量PCB汚が混入した絶縁油の焼却実証試験を実施する。
2 実施主体
東京臨海リサイクルパワー株式会社
東京電力株式会社
東京電力株式会社は、微量PCB汚染廃電気機器等を大量に保有しており、その処理先として廃棄物処理事業を行っている東京電力グループの東京臨海リサイクルパワーを計画していることから、両社の共同にて試験を実施する。
3 実施場所
東京臨海リサイクルパワー株式会社
住所:東京都江東区青海3丁目地先
4 実施時期
平成22年4月下旬~5月中旬
5 試験施設
焼却施設:流動床ガス化溶融炉(能力275トン/日)×2炉
6 試験条件
(1)ガス燃焼温度:1,100℃以上
(2)ガス滞留温度:2秒以上
炉内温度が1,120℃に低下した場合、直ちに微量PCBの吹き込みを自動停止させる安全装置を設定済み
7 試験計画
(1)試験日程
事前準備:試験試料の受入
1日目通常運転:通常の産業廃棄物を焼却し調査(試験試料は焼却せず)
2日目本試験:昼間の8時間(9:00~17:00)以上、試料試験を焼却し、所要の調査を実施
(産業廃棄物約200トン/日程度×2炉と混焼)
(1700L/時×8時間以上)×2炉
3日目:再現性をみるために2日目と同様に行う
(昼間の8時間以上)
(1700L/時×8時間以上)×2炉
本試験終了後:絶縁油等(PCB不含)の洗浄液にてタンクや配管等の洗浄を行い、洗浄油については、当該場所にて助燃剤燃料油として使用する。
東京電力のプレスリリースだと、実施期間は平成22年4月28日~5月中旬
「微量PCB汚染絶縁油の焼却処理は4月29日、30日の2日間」となっている。
(2)運転管理
炉内温度、排ガス、排水について運転管理
8 試験試料
実証試験は150ppm程度の微量PCB絶縁油を使用する。
通常時は50ppm以下で、上限濃度を100ppmで計画
通常の助燃用の吹きだしからPCB絶縁油を吹き込む
吹き込み量:40Kg/日
9 調査事項
排ガス、排水、不燃物、スラグ、飛灰など
敷地境界の東西南北4ヶ所でPCBとDXNs
敷地外周辺大気は4ヶ所でPCBとDXNs
■東京都の基本的考え
TRP(株)が認定制度に申請の意向
◇都内の事業者及び親会社の東京電力(株)が、使用や保管している微量PCB汚染廃油の処理を希望
都の基本的考え
◇環境リスクを未然に回避し、都民生活の安全・安心を確保するため、微量PCBの無害化処理を適切に進めることが重要
◇早期解決に向け、既存の処理施設において、微量PCBの処理が安全かつ適切に行われるよう、地元区、事業者、都の間で安全協定を締結し、安全管理に万全を期す。
■推定量
微量PCB汚染廃電気機器等台数:全国で120万台(推定)
都内に約10万台(工場、雑居ビル等)
東京電力が大型機器を約2万台(都内・都外)
参考(渡辺:東京PCBホームページ)
■微量PCB混入廃電気機器等の焼却実証試験実施状況一覧
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/sub/pcb/sonota/teinoudopcb.htm
■東京臨海リサイクルパワー(TRP)環境測定結果の推移グラフで
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/sub/pcb/ecotown/trp.htm
まさかPCBの焼却まですんなり受け入れるとは思わなかった~東京都はこの調子だと原発だって中防に誘致するかもしれない~ 昨夜は新宿御苑で空自が迎撃ミサイル訓練というのだから~もしかしたら基地だって行き場がなければ受け入れるのでは~
何でもかんでも迷惑施設はみんな江東区へ~
これでいいのか江東区!! ものわかりばかりよくなってもな~
せめてPCBに関しては、高濃度で一都三県分を引き受けているのだから、微量PCBくらい他県で処理かと思っていた~
今でも危機的状況の中防の大気中ダイオキシン類濃度はどうなるのか~ それぞれの施設からの排ガスに色付けでもしてほしい。JESCOは赤、中防灰溶融は青、破砕ごみは緑、TRPは黄色とか~ すでに大気中のダイオキシン類濃度が環境基準を超えようと、みんなで責任の押しつけあいになるだけで、東京都が責任をとってくれるわけでもさらさらないので~この先どうなるのか、とりあえずまた~
参考(本ブログから)
■南南西の風がダイオキシンを運んでくる!PCB環境安全委員会
2009年10月30日 21時15分42秒 | PCB/ダイオキシンなど
平成20年度の都内環境大気中ダイオキシン類測定結果の平均値は0.040pg-TEQ/m3である。なぜ中防周辺だけこのような高濃度になるのか!! それも南南西の風が吹くたびに高濃度になる!!
【北西端】の風上には中防灰溶融施設、破砕ごみ処理施設
そしてガス化溶融のTRP(東京臨海リサイクルパワー)
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/dca6ff8b5b36f87508f46d29e5504d48
■廃棄物処理施設集中立地の中防で、ついに大気中のダイオキシン類濃度が基準値超える!
2008年03月05日 23時59分26秒 | PCB/ダイオキシンなど
今日、東京PCB廃棄物処理事業の環境安全委員会を傍聴してきた。その中で、JESCO東京事業所敷地内での大気中ダイオキシン類測定結果が 0.62pg-TEQ/m3(平成19年9月11日測定)と、大気の環境基準:0.6pg-TEQ/m3(年平均値)を超えていたと報告された。
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/df584582439a21983c967a9852daa5ae
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■微量PCB汚染絶縁油の焼却実証試験の実施について
プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力 平成22年4月27日
http://www.tepco.co.jp/cc/press/10042702-j.html
東京臨海リサイクルパワー株式会社(代表取締役社長:尾中郁夫[おなか いくお])と、東京電力株式会社(取締役社長:清水正孝[しみず まさたか])は、平成22年4月28日から5月中旬までの予定で微量PCB汚染絶縁油*1の焼却実証試験を実施することといたしました。
添付資料
・別紙1:微量PCB汚染絶縁油の焼却実証試験の概要(PDF 7.09KB)
・別紙2:東京臨海リサイクルパワー株式会社の概要(PDF 41.3KB)
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