東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区の「一般廃棄物処理基本計画」からごみ減量目標を抜粋

2014年06月08日 10時52分49秒 | 東京23区のごみ

☆新宿区「一般廃棄物処理基本計画」表紙を転載

清掃事業の特別区移管が2000年4月なので、各区の「一般廃棄物処理基本計画」も概ね第三次の改定版となっている。前回の改定に比べて、ごみ減量目標も、事業系ごみ含む数値目標を掲げている区も多く、それぞれの区の特色が現れている。ごみの総排出量や、資源化率など、各種の数値目標を明示している区も多いが、「ごみ減量」の数値目標のみ抜粋した。これまでの取組への評価、今後の施策等の詳細は、各区の一般廃棄物処理基本計画を参照下さい。(ネット検索のみで、確認はとっていないので、最新版の検索もれもあるかもしれない。)

要注意:多くの区は「一人当たりの減量目標(数値)」なので、
人口が増えればごみも増加する可能性もあり。


一覧表(PDFファイル)
■各区の一般廃棄物処理基本計画から「ごみ減量目標」を抜粋(2014年6月現在)
■各区の「ごみ減量目標」(一般廃棄物処理基本計画から作成)(2010年6月現在)


23区の「ごみ減量目標」(一般廃棄物処理基本計画から抜粋)(2014年6月現在)
千代田区HP
第3次千代田区一般廃棄物処理基本計画
~環境モデル都市千代田資源循環型社会の構築に向けて~
(平成23年度~平成32年度)
平成23年3月

区内で発生する一般廃棄物を対象(事業系含む)
【平成27 年度】 ごみ排出量:約74,000t
(平成21 年度92,000tの約2 割を削減)
【平成32 年度】 ごみ排出量:約63,000t
(平成21 年度92,000tの約3 割を削減)
千代田区は、区収集ごみ中の家庭ごみと事業系ごみの比率の推計をしている。
区収集ごみ量にしめる事業系ごみ量の割合は4割以上、
持込ごみ量を合わせると、家庭系1割にたいして事業系ごみが9割と推計

中央区HP
中央区一般廃棄物処理基本計画
平成23年3月
(平成23年度~平成32年度)

平成32年度の減量目標
家庭ごみの排出量の原単位(1人1日当たり)
平成21年度比で約102g(約27%)削減
事業家ごみの排出量(区収集ごみ・持込みごみ)
平成32年度までに平成21年度比で約24%削減

港区HP
港区一般廃棄物処理基本計画(第2次)
(みなとクリーンプラン21(第2次))
平成24年(2012年)3月
(平成24 年度~平成33 年度)

総排出量を平成28 年度までに168,000t 以下、
平成33 年度までに160,000t 以下 にすることを目指します。
区 民 平成33 年度における取組のめやす(平成22年度比)
区民は、1人1日あたり110 グラムのごみを減らします

新宿区HP
新宿区一般廃棄物処理基本計画(平成25年度改定版)
-資源循環型社会の構築を目指して-
ごみ半減、リサイクル倍増にチャレンジ
平成25年2月
(平成20年度~平成29年度)

平成29年度までに区収集ごみ量の対17年度比50%減

文京区HP
文京区一般廃棄物処理基本計画
(平成23 年度~平成32 年度)
【モノ・プラン文京】モノ配慮社会の実現~モノの価値を
最大限に効率的に活用するリサイクル清掃事業~
平成23 年3 月

ごみ量 平成32年度に平成21年度比で約20%削減
(平成32年度目標ごみ量 57,592t/年)

台東区HP
台東区一般廃棄物処理基本計画
「みんなでつくる循環型社会の実現
~たいとうごみゼロ協働プラン~」
平成23年3 月
(平成23年度~平成32年度)

平成32年度(最終年度)に向けて
区民1人1日当たりの区収集ごみ量 30%削減
平成21年度(基準年度)比

墨田区HP
墨田区一般廃棄物処理基本計画
~ ごみ出すな ごみを増やすな もったいない ~
平成23年 4月
(平成23年度~平成32年度)

1人1日あたりのごみ排出量
平成27年度までに560g以下
平成32年度までに520g以下

江東区HP
江東区一般廃棄物処理基本計画
~もったいない、限られた資源をたいせつに~
平成24年3月
(平成24年度~33年度)

【ごみ減量のための目標値】
 ○区民1人あたり1日の区収集ごみ量(g/人日)
   平成22年度 567g → 平成33年度 531g
 ○大規模建築物事業者の再利用率
   平成22年度 68.2% → 平成33年度 71.2%

品川区HP
品川区一般廃棄物処理基本計画(第3次)
~「循環型都市しながわ」の実現~
平成25年3 月
(平成25年度~平成34年度)

区民1 人1 日あたりの収集ごみ量を、平成23 年度の567(g/人・日)から、
平成29 年度に495(g/人・日)、平成34 年度に440(g/人・日)とする。

目黒区HP
目黒区一般廃棄物処理基本計画
~快適で誇りのもてる循環型のまちめぐろ~
平成19 年3 月
(平成19 年度~平成28 年度)

平成28 年度目標
ごみ量(=区収集ごみ量+持込ごみ量)
ごみ量を平成17 年度比で35%削減する。

大田区HP
ごみをつくらないまち・おおたスマートプラン
大田区一般廃棄物処理基本計画( 23 年度改定版)
平成23 年3 月
(平成18 年度~平成32 年度)

平成12 年度比で計画最終年度である平成30 年度に
区収集ごみ量30%減、リサイクル率30%の目標を設定します。
また、持込ごみを平成30 年度に20%減(平成20 年度比)

世田谷区HP
世田谷区一般廃棄物処理基本計画
―環境に配慮した持続可能な社会を目指して―
平成22年~26年度
平成22年3月

区民1人1日あたりのごみ排出量
(区で収集した可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみの量)
平成20年度実績値 621グラム
平成26年度目標値 540グラム(平成15年度から24%減少)

渋谷区HP
渋谷区一般廃棄物処理基本計画
創意あふれる生活文化都市 渋谷
-自然と文化とやすらぎのまち-
平成23年3月
(平成23 年度~平成32 年度)

平成27 年度10.8 万t(平成21 年度比-12%)
平成32 年度 9.2 万t(平成21 年度比-25%)
(。持込ごみに排出された生ごみは、食品リサイクル法による資
源化の徹底などにより、平成32 年度には20%の減量をめざします。)

中野区HP
第2 次中野区一般廃棄物処理基本計画
―なかの ごみゼロプラン 06ー
【平成18(2006)年度~平成27(2015)年度】
平成18(2006)年2月

平成27(2015)年度には、区民1 人1 日あたりのごみ排出量を平成
16(2004)年度のほぼ半分の371g に減量することを目標とします。

杉並区HP
杉並区一般廃棄物処理基本計画
(平成25年度~33年度)
平成25年7月

区収集ごみ量(g/人日)
平成22年度(基準年度)548g、平成26年度(短期目標年度)510g、
平成29年度(中期目標年度)490g、平成33年度(最終目標年度)460g

豊島区HP
第三次 豊島区一般廃棄物処理基本計画
-3Rの輪が広がる循環のまち-
(2014年~2028年)
平成26年3月

区で収集するごみ
1人1日当たりのごみ量
平成18年度 787g/人日→平成40年度436g/人日

北区HP
東京都北区一般廃棄物処理基本計画
エコープラン2018
~ごみゼロのまちづくり~
平成21年3月

(平成21 年度 ~ 平成30 年度)
ごみ排出量 20% 削減 (平成19年度比)
(資源を除く)95 千t → 76 千t
     (H19 実績)→ (H30)

荒川区HP
荒川区一般廃棄物処理基本計画
(平成24年度~平成33年度)
~コミュニティのつながりを生かした荒川区らしい
循環型地域社会づくりを目指して~
平成24年3月

平成33年度までに、ごみと資源の総排出量を10%削減します。
(平成22年度:71,015t → 平成33年度:64,140t)
平成33年度までに、総ごみ量を区民1人1日当たり200g
削減します。(平成22年度比で25%削減)

板橋区HP
板橋区一般廃棄物処理基本計画(第三次)
平成24年3月
(平成24年度~平成33年度)

総排出量の削減率・ごみ減量率の数値目標
中間目標(平成27年度)
平成16年度比で総排出量の削減率17.1%、ごみ減量率23.9%
最終目標(平成33年度)
平成16年度比で総排出量の削減率23.8%、ごみ減量率32.6%

練馬区HP
減らそうごみ つなげよう未来へ
循環型社会をめざして
(練馬区第3次一般廃棄物処理基本計画)
平成23年(2011年)3月
(平成23 年度~平成32 年度)

収集ごみ量 = 収集可燃ごみ+収集不燃ごみ+収集粗大ごみ
平成32 年度の区民1 人1 日あたり
収集ごみ量は470g/人日、発生量は668g/人日をめざします。
持込ごみ量は25,919t をめざします。

足立区HP
第三次足立区一般廃棄物処理基本計画
(平成26 年度~平成35 年度)
『未来にも 限りある資源 つなげよう』
2014(平成26)年3月
(平成26 年度~平成35 年度)

収集ごみ量は470g/人日をめざします。
平成21年度の551g/人日→平成32年度470g/人日
持込ごみ量は25.919tをめざします。

葛飾区HP
葛飾区一般廃棄物処理基本計画(第3次)
平成23年4月
(平成23年度~平成32年度)

区民1人日当たりの家庭ごみ量(平成21年度比約20%減量)
平成21年度(現状値)570g→平成32年度(目標値)450g
事業系ごみの年間排出量(平成21年度比約20%減量)
平成21年度(現状値)26,700t→平成32年度(目標値)21,000t

江戸川区HP
Edogawaごみダイエットプラン
20%減量をめざして
江戸川区一般廃棄物処理基本計画
(平成23年度~平成33年度)
平成23年3月

区のごみ量=燃やすごみ+燃やさないごみ+粗大ごみ+持込みごみ
平成33年度に平成12年度比でごみ量の20%削減をめざします。
(目標達成後のごみ量165,400t)
平成33年度に区民一人当たりのごみ量649g

それぞれ特色があっておもしろい、
一廃計画のサブタイトルにも各区の意気込みが感じられる、


立派な計画が、絵に描いた餅とならないように、
各区のごみ減量推移を見守りましょう!!
また、どこの区も、ごみ減量に力をいれてはいるが、資源化率を上げるだけではなく、発生抑制を前面に出した取組もピックアップしていきたい。いずれまた~


関連(本ブログ)
■23区 各区のごみ減量状況は?(区収集ごみは微減も横ばい、事業系持込みごみは増加も?!)(2014年05月24日)

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