BIG ART壁画プロ養成所

旧・かすかべ壁画塾。6ヶ月間・週6日間・全日制の壁画プロ養成所。壁画の研究や技術開発、普及活動をめざしています。

光と影の表現 窓枠

2005-06-25 19:57:41 | 受講レポート
<授業内容>
光と影&質感表現  モチーフ/ 窓枠・レンガ・石

*ポイント*
実際に影を研究しながら窓枠を描きました。光は左上からの設定。
目線を決めて今回は少し上から見下ろします。
焦点を中心より30mmほど上に決め、結果下の窓枠が広くなります。

レンガは目地にマスキングを貼り、ひび割れや汚れ、光と影を描く。
石は資料をみながら変化をつけ、模様を描く。


<反省点、課題点>
窓枠の表現は壁画の中では多いそうなので、『どの方向から光がさすと、こういう影の表現になる』というのを
何も見なくてもできるようにしておいた方がいいと、塾長からもアドバイスをうけました。
レンガと石は実際の資料を見てかきました。
大きい面積は表現も単調になってしまうので
遠目から見てポイント(流れ)を作るのが課題です。


 
担当講師 佐藤 む美
サイズ 970×900 mm
下地/使用塗料 クロス/水性アクリル

静物画の質感表現(バイオリン)

2005-06-18 19:51:14 | 受講レポート
<授業内容>
静止物の質感表現(模写課題)
モチーフ/バイオリンイラスト

*ポイント*
背景の木目、バイオリン、リボン、楽譜(紙)の質感表現。
木目は中間色の上に面送筆で細い模様を描き、更に水気を取った太い刷毛でなじませてゆく。
バイオリンの弦を定規でまっすぐに描く。

<反省点、課題点>
バイオリンは固く見せなければならず、後ろの古ぼけた楽譜や影や、リボンのくしゃっとした感じとは
変化をつけないとならず、何度も離れて確認しました。

弦の直線出しは最初マスキングテープでやろうと思いましたが、
下地がぼこぼこしてるとにじみやすいので危険。
マスキングはよっぽどおおまかなとこ以外は使わない方がいいんだそうです。
かといってフリーハンドは自信がないので、今回は軽く定規をあてて線を引きました。
直線を出すのも訓練。思わず息止めてしまう…。



 
担当講師 佐藤 む美
サイズ 970×700 mm
下地/使用塗料 クロス/水性アクリル

人の顔は似せるのがタイヘン!

2005-06-04 20:44:49 | 受講レポート
<授業内容>
リアル人物画(模写課題) モチーフ/好きな芸能人 

*ポイント*
人物を筆でいかに似せて描けるか。トレースをしっかりすること。

<反省点、課題点>
なかなか似ないのが人物画だそうです。
似顔絵もそうだけど、特に女性の顔は老けやすかったりするので、
ハイライトを入れたりして誇張するのがいいとのこと。
今回重要だったのは、最初のトレースをしっかりすること。特に目は、下書きが消えたらアウト!
目が違うだけで本当に似ません。最初に描きあげてしまってもいいかも。




担当講師 佐藤 む美
サイズ 970×700 mm
制作時間 約8時間
下地/使用塗料 クロス/水性アクリル