こちらの続き。
ノゾミとケンスケは就活事情を知るために
学生達が多く集いそうなカフェに足を運ぶ。
そこで、エリート大学の学生カップルに話を聞いた。
1日8時間も勉強しているらしい。
何が大変か?って、資格を取ることがとても大変。
履歴書には資格の欄があって、それがとても重要視される。
履歴書に貼る写真も完成度を求められる。
韓国ではなぜこれほどまで、外見にこだわるのか?
韓国は大胆で強い民族。白黒はっきりつけたがり、中間を嫌う。
確かなものだけを臨む。
韓国の”パリパリ文化(早く早く文化)”に影響を受けている。
プロセスより結果を求める文化である。
ノゾミとケンスケはタッカルビのお店で、手術前日のヒョジンさんに会う。
ヒョジンさんは何人かの友達と一緒だ。
ヒョジン:わたし、ノゾミみたいにきれいになるわよ。
ノゾミ:またそれを…(ムッとした顔がマジ)
ノゾミ:整形してきれいになったら最初にしたいことは?
ヒョジン:履歴書の写真を撮り直さなきゃ。そして、良い会社に就職したいの。
ノゾミ:整形してきれいになったからって、何もかもそんなにうまくいくのかな?
うまくいかなかったら、どうするの?(結構マジ)
ヒョジン:なんでそんなこと言うの?(すでに気まずい雰囲気)
良い男と結婚できたら、捨てられないように整形をやり続ける。
ノゾミ:整形せずに人生を変えていくことって難しいのかな?
ヒョジン:整形をしたら生きていく上で、全てのことが(良い方に)変わる。
ノゾミ:整形しただけで、全てが得られるわけないじゃん。(ちょっと怒った感じ)
ヒョジン:これから、きれいになるんだからお祝いしてよ。
ノゾミ: ………。
ノゾミはヒョジンに明日病院に来てほしいと言われた。
ヒョジンさんの手術当日、ヒョジンさんは迷った挙げ句、
大がかりなあごを削る手術はやめ、
注射で顔の輪郭を作り直す手術を選んだ。
ノゾミは、約束通り病院に来たが、泣いている。
病院に来ると怖くなる。手術する前の彼女に会えない。
結局、手術前のヒョジンさんには会わずにいた。
手術は30分で終わった。ヒョジンさんの顔は腫れている。
簡単な手術なので、その日のうちに帰宅。
人から優しい顔と言われたい。それが楽しみ。
続きは、また。
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