昼ごろ屋根裏部屋でことことキーボードをたたきながらやっと元に戻りかけたボロPCを宥め宥めノソノソやってるとまたPCの電源が切れたから、あーあー、このいかれているPCのコンデンサーがまた小言をいってると思い電源コードを外していたら下から息子が、電気が落ちたー、と叫ぶから下に降りていくとそのとおり。 うちの中のすべての電源がオフになっている。
いくつもあるブレーカを一渡り懐中電灯で調べてみても切れている兆候もないし自然に落ちているスイッチも一つもない。 元の電流が流れていることを示す円盤も回っていないからうちの外に原因があるにちがいないものの、はて、外で工事をするといった回覧もなかったから、どこかの阿呆が穴を掘っていてひっかけたかはたまた地区のどこかを走っているクレーンが倒れて家屋を倒壊させてそのあげく、、、、、というところに頭が回ったのだがそれはさておきとりあえず表に出て様子をみようと玄関を出たら近所の連中も同じように思うのかノコノコ出てきて、なんだろうね、と話をしている。
一通りそんなことをガヤガヤとやってるとそのうちの一人、5軒ほど先のゲイのカップルの女性っぽいほうが電力会社に電話をし始めた。 もう5分ぐらい電気がとどこおっているんだけど、と言うと、はて、お宅の地区では何ともないようで停電の通報はお宅が初めてで、、、、とのこと。何とかしますからしばしのご猶予を、、、、と言って勝手に切られたとか。 ピンクのカーデガンを羽織った50前後のその、男のオバサンは、失礼ねちゃんと誰が直しに来るのかもいわないし通報の礼も言わないといって怒っている。
で、仕方がないからとそれぞれ自宅にもどりかけて家のすぐ隣の40前後のゲイのカップルでイケメンのほうがのこのこ出てきて何なのかと尋ねる。 個人自動車教習所の教官であるその男は裏庭で庭仕事をしていたから気がつかなかったと言った丁度そのときに明かりがぱっとついてほっとした。
家に入りもう一度玄関の電気とガスの棚を開けてそれぞれを見ると異常なし、ゆっくり円盤は時々赤い点を見せて回転している。 電子レンジやDVDプレーヤーなどのデジタル表示の時計を見たら10分ほどの遅れだった。
それで一件落着なのだがしかしその原因は知る由もない。 こういうことはこの20年ほどでは自分の周りではなかったのだけれど今回は如何にも面妖な、というか場当たりというか納得のいくようないかないような、、、、、。