暇つぶし日記

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5月5日はオランダでは第二次大戦の解放記念日だ

2017年05月05日 23時23分27秒 | 日常

 

5月3日にハーグの日本大使館に行った。 玄関前で、しまった5月3日、憲法記念日だ、祝日だから閉館か、わざわざ出かけて来たのに日本に住んでいないので祝日のことを忘れていて何たるボケだと悔やんでいると門衛が見え、ベルを押して来訪の目的を言うとすんなり開いたので驚いた。 昔は日本とオランダの祝日には必ず休館になっていたものだが最近はこちらの習慣にあわせるようになったのだろうか。 張り紙には5月5日は休館しますと書かれていた。 これは日本では「子どもの日」ではあるけれどオランダでは「解放記念日」なのだ。 第二次大戦時にオランダを占領していたドイツ軍が降伏した日でこの日を「解放記念日」として国民の祝日として祝われる。 自分の住むライデン市にももう一つの「解放記念日」があるのだがこちらの方はライデン市だけで祝われる16世紀にスペイン軍の占領から市が解放された記念日なのだ。 それにまた第二次大戦の終戦記念日があり、それは国民の祝日ではないけれど毎年8月15日は記念日として祝われる。 それは日本が連合軍に降伏した日でこれによりオランダの旧植民地であるインドネシアが解放されたことにより毎年ハーグで式典が催されインドネシアの日本軍強制キャンプに収容され死傷し解放された一般人の惨苦を忘れないよう記念するものだ。

一日中どんよりとした天気で薄ら寒く家の中に引っ込んでいた。 来週の月曜にはアムステルダムの癌研AVLで早朝から手術前の検査、看護病棟の説明、麻酔医との懇談、手術後のリハビリについてなどいくつものセッションがあり、火曜日には日本に飛ぶからもうそろそろ忙しくなってきている。 だから走り回る前に家人と二人隣町にあるフランス風中国料理のレストランに自転車で出かけた。 普通の中華料理屋とは違い食材や調理法に注意が行っておりミシュランンの星のついたハーグの同系のレストランに比べると端々にまだ進歩の余地はあるけれどそれでも普通の町の中華料理屋にくらべると雲泥の差がある。 スーパーのクーポンで二人行けば一人は只になるというものだったので幾つかあるレストランから選んだのだけれどそれでも飲み物などは特例に入っていないので結局5000円ほどになった。 手術後回復したらば家族でここにまた来ようと思う。 その時は多分今日ほどは喰えないのは確かだが舌で味わえばいいので量は少なくとも構わない。 多分クリスマス以後になるのではないかと思う。

家に戻ると電話が鳴った。 91か2になる伯父の一人が今朝亡くなったという知らせだ。 葬式は来週の水曜になるだろうと言っていた。 お通夜にも葬式にも出られない。 一月の中頃姑の誕生日に伯父夫婦ともに車椅子で来ていてかなり衰えているのが明らかで、もう長くないと自分で言っていたけれど結局そうなったということだ。 若い時は家具屋を営んでいて羽振りが良かったので他の兄弟を見下すようなそぶりがあったようだが自分が見知るようになった30年以上前からは徐々に角が取れたということだが話しぶりには尊大なところがまだ見える人だった。 けれど家族の付き合いがよく信頼されていた。 冗談が言えない生真面目な人だった。

近所では昨日は国旗が半旗、今日は全旗が掲げられていたが我が家は掲揚しなかった。

 

 



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