VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

アイドリングStop!

2006年06月24日 | 社会・文化
環境月間である6月、地元逗子でも【ずし環境ウィークス】として様々なイベントが開催されている。

逗子環境会議など環境問題を中心に活動されている元市会議員の松本真知子氏と(写真左)、
私達の友人でジャーナリストのEricが【アイドリングエンジン・ストップ】のシンポジウムを行うという事でTimと参加した。

パネラーに、かながわアジャンダ推進センター アイドリングストップ協働推進事業を推進されている
牧島信一氏を迎えて、神奈川県での活動(小田原が進んでいることなど)を伺って
日本の二酸化炭素排出量のうち、家庭部門の48%は自家用車によるものという現状や
(財)省エネルギーセンターの実験測定により“アイドリングエンジンは<5秒>以上で燃料消費量に効果を出す”
と、行政含め認識を統一できたという事。
つまり、自動車を5秒以上停止するのなら、エンジンを切って再始動させた方が
ガソリンの消費量が少なくて済む、という事。
最近の自動車は昔のものと違って、バッテリー問題も無い性能になっているようだ。

実はTimが来日以来12年以上、神戸でも湘南でもアイドリング駐車中のドライバーに
『アイドリングやめて、エンジンを切って下さ~い』と、言って回って来た。
口論になる事もあって、時に側で双方の言い分を説明する私はヒヤヒヤする事もある。
「ここは日本、おまえに言われる筋合いは無い」「携帯を充電しとるんじゃ」など
と言った日本人ドライバーの反論には閉口する。

牧島氏のお話に、「大都市の人によってもたらされるCO2で、太平洋の島国が影響を受けている。
本人は今直接的に害を感じないので、アイドリングストップは他人の事を思いやれる人間性が必要な行動」
という趣旨の事をおっしゃったのに共感した。

ただ、アイドリングストップにより
ガソリン代は約10%抑えられるらしく、メリットが無い訳ではない。
喫煙者と同じで、メリットがあっても辞められない快楽なのか・・・
環境省の<チーム6%活動>が絵に画いた餅にならないよう、皆でできる事は小さな事でも始めたい。


市役所でのディスカッションの後、
JR「逗子」駅前でチラシを配布しながらアイドリング・ストップを訴えた!(写真右2枚)