ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

一年の計は・・・

2007-01-06 | visit/drive


今年もすでに6日目になってしまいましたね。元旦の過し方を書くには遅すぎか!
元旦には新宿へ、二日は横浜、三日は義母のホーム、四日には2度目の初詣に
門前仲町のお不動様へ、と、4日連続の外出。でも夜は外食でなく、家飯ばかり。
やれやれ・・・で、昨日からは仕事が始まってしまいました。でもちょっと流し見してね。






「一年の計は元旦にあり

な~んて毎年、家族に向かって偉そうに言うのですが、今年はゆっくり寝正月。
お雑煮とお汁粉だけは用意し、あとは切って並べるだけの簡単お節で新年を迎えました。
粒餡のお汁粉は我が家では欠かせないものなのですが、よく聞くと、他のお宅では
やらないようです。母から譲り受けた習慣がすっかり我が家に浸透してしまいました。


今回、母が横浜の「自宅」で 私の弟家族と共にお正月を過す為、大晦日に弟が迎え
に来ました。こんな事、母がこの町に引っ越して来て以来のこと。20年振りになりますか?
はじめはお年始の来客のことが頭にあり、弟の申し出を断っていたのですが、行ける時に
行っておかなくては 、今後、いつどうなるか分らない、と思い直したようです。

2日に15人全員が横浜に集い、顔見せをする事になったので、とりあえず元旦はフリー。
ならば、と、去年の12月26日のマイブログでご紹介いたしました、
井上冬彦写真展「いのちの輝き」-アフリカの大自然と動物たちに癒されてー
を見に、新宿まで行ってきました。

元旦の新宿駅は想像通りの賑わいを見せ、南口を出てすぐの「ルミネ1」は早くもオープン。
各店舗のSALEの垂れ幕に魅了され、写真展より、ショップに吸い込まれそうでした~。
西新宿方面に向かうにつれ、人通りが少なくなり、昔のお正月って、そう言えばこんな風に
静かだったよなぁ、と、ふと懐かしさが湧いてきました。深閑とした高層ビル街のコンクリートの
歩道を、我らが靴音のみを聞きながら目的の京王プラザホテルに到着。


どうにかギャラリートークに間に合い、医者兼写真家である井上先生自ら語る、
東アフリカの旅の様子や動物たちの生態の説明等を聞きながら、ほかの来場者と共に
写真を見て回る事が出来ました。

            

井上先生にとって、サバンナの大地に足を踏み入れることは子供の頃からの夢。
そこで体感した感動を皆にも伝えたい、と言う強い思いから、それまで
大して経験のない
写真との取り組みが始まったそうです。とはいえ、感動を伝えられるような、ピントの合った
いい写真を撮ることは、容易い事ではかったようで、挫折を繰り返しながらも、何回目かの
東アフリカ行きから、少しづつ手ごたえを感じてきたようです。
以下、写真展において、お話しを聞いたり、読んだりしたものの中からちょっとメモったものを
連ねてみました。

   癒し
   常日頃、病気を治すには、診断、治療以外に癒しが必要だと思っていた。
   それは、気持ちが癒された時に治療力が高まるのがわかっていたから。
   写真展を展観するに従い、「癒された」と言う感想の言葉がとても多いことに気付いた。
   この一連の写真展で、〈人を癒す行為が、自らをも癒している〉ことを知った。

            
   サバンナ
  ・ここでは、五感が研ぎ澄まされ、生きるには知識よりも感性が大切なことを感じる。

  ・大自然の中では生も死も大きな流れの一つ。どんなに掛替えのない命でも
   死ななければならない。

  ・野生動物を見ていると、母の無償の愛をよく感じる。

  ・シマウマの群れは仲間の絆を大切にし、危機には皆で力を合わせて守る。

  ・ゾウは草木を沢山食べるが、食べ尽くす事はしない。
   ゾウも仲間の絆が深く、仲が良い。ゾウの側にいると、ゆったりとした穏やかな時間の
   流れを感じる至福のひとときだ。 

  ・東アフリカには多くの鷲、鷹、梟といった猛禽類がいる。食物連鎖の頂点にいる
   彼らが多いということは、豊かな自然の証。

  ・全てが調和し、合理的で無駄がない。どの動物達も、「聖なるバランス」のもとで
   精一杯生きているだけ。いつもバランスを乱すのは人間だ。

  ・百数十万頭のヌーと、数千頭のライオン。食ったり食われたりしながらも、お互いを
   滅ぼさず、共生関係を保っている。ヌーがタンザニアに帰ってしまった後は、獲物が
   極端に少なくなり、飢えとの闘いがはじまる。

  ・自然界は無常。変化しながらバランスと調和を保ち続けている。

  ・よく弱肉強食と言うが、そうではない。多様性が保たれたサバンナと言う空間では、
   どちらが強くどちらが弱い、といいきる事は不可能だ。すべてが無駄にならずに利用
   される、それが自然界。全ての命が繋がっているのを感じる。

            

お話し中、「バランスと調和」と言う言葉を多く耳にしました。それを壊すのはいつも人間か。
写真撮影に関してのお話しの中では、〈条件の悪い時にこそ、チャンスが多い〉
〈チャンスはどこに転がっているかわからない〉と言う言葉が凡人には嬉しかったです。
十数分のビデオを見終わった頃、先生が帰っていかれ、あっ、まだお話ししていない!
ツーショットも写していない!と、焦ったものの後の祭りでした。

                 
                             ↑チーターの赤ちゃん
            
           ↑忘れられないライオンの赤ちゃんの写真。

   
   口をあけて泣いているライオンの赤ちゃんの写真。この一枚の写真はとりわけ
   私の母性本能を刺激しましたね。抱きしめてあげたい!
   母親とはぐれて泣きながら親を探して表に出てきたそうです。危険なので一旦
   保護し、翌日親が戻った所で放してあげたら、さっとくわえていってしまったとの事。
   こうやって、小さな子供達は他の動物の餌食になりやすく、また、せっかく餌に
   ありつけた、と思っても他の動物に横取りされたりするのです。
   狩りに失敗し続けて移動する日没のなかのチーターの写真がありました。
   そこに「美しい生命の輝きが内包する切なさ」を感じた、と、書いてありました。
   ハイエナだって、自然の掟のなかで生きている美しい動物。
   思い込みだけでその動物の印象を決め付けて欲しくない、とも、ハイエナ親子の
   写真の前で、お話しされました。
   特に感じ入ったのは、動物の親の愛とは、子が自立することを思うのみである点です。
   突き放してもチャンと一人で歩けるか、付いて来れるか、だけを見守ります。
   過保護にしていたのでは、子供は一瞬のうちに他の生き物の餌食となってしまいます。
   人間の親もこの点を見習ったほうがいいでしょう、とのお話しに、すでに手遅れの
   人間の母親である私はうなだれて頷いていたことでした。

サバンナの大自然の写真に癒された今年の元旦。こんな過し方も結構よかったなぁ~

                    

 

 


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8 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
元旦の過ごし方 (カメリア)
2007-01-06 22:07:04
生き生きとした迫力のある写真ばかりで、癒されたり励まされたり・・・
こんな元旦の過ごし方、大いに賛成!
biancaさんブログ、今年も絶好調スタートですね。
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見習いたい (テレーサ)
2007-01-06 22:18:33
とっても素敵な過ごし方ですね。ピカッと輝いているお正月・元旦です。
・・動物の親の愛とは、子が自立することを思うのみである点・・深く脳裏に焼きつかせました!
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バランスと調和 (かぐやひめ)
2007-01-06 23:10:37
調和はいつも大切だと感じます。
人間の都合で、ある生き物だけ制限したり過剰に保護したり。
バランスが崩れる原因を作っているのは誰でもない人間だ!
と、言いつつ「親の愛」には耳がビンビン痛いです。
中味の濃い充実したお正月でしたね。
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プラネットアース (ネイビー)
2007-01-07 00:32:01
お正月はあっという間に過ぎてしまいました。
娯楽番組ばかりのテレビに飽き、今年はプラネットアースや
ディープブルーなどの動物、魚、鳥、など自然のもの
だけを見ていました。
心が癒されますね。
お汁粉ですが、我が家はいつも漉し餡のお汁粉です。
12月に母が入院してしまい今年はもらえなかったので、
お汁粉無しでした。自分で作ればいいのにね(笑)
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素晴らしい! (poppy)
2007-01-07 17:28:10
さすがbiancaさん!
同じものを見ても感性の違いすぎで雲泥の差で~す

先生のお話を聞かれて良かったですね

元旦から充実してましたね、私もネイビーさんと同様プラネットアースの録画したもの等見て過ごしました
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Unknown (bianca)
2007-01-08 12:07:04
カメリアさん

トークギャラリーが大晦日と元旦だなんて、
最初は信じられない日程だ!と、呆れて(笑)いたんですよ。
思い切って都心まで出向き、都心でサバンナの世界に浸かり、
心癒された新年最初の一日になり、良かったです。


テレーサさん

人間社会での子育てって、複雑な要素がありすぎますね。
その上、様々な人が様々なことを言い、様々な本がああでもないこうでもない、と書きたて、
悩みある親は惑わされて、どうしていいか分からなくなる。
「動物を見よ!」・・・がいいかも!?


かぐやひめさん

人間社会はストレスが溜まりやすいので、
動物とか、
人間の赤ちゃんを見ていると気持ちがとっても安らぎます。
「考える葦」であるって言うのは、結構辛いモンですね。
「考える葦」よ、変なことばかり考えないでちょ!って
言いたくなる出来事が多い世の中に、自然界の息吹を
感じさせてくれた写真展に感謝です。


ネイビーさん
 
私はお正月休みの間、テレビで何を見たかの記憶が全然ないんです。
プラネットアース、放映していたのですか。良さそうですね。
又その番組があるようですので見ようかしら。
そちらもお正月にお汁粉を頂いていたのですって?
濾しと粒の差だけど、一緒でうれしい!
お母様、早く回復なさいますように祈っております。


poppyさん

ご本人がお話をしていて、あっ、この言葉、メモしたい!と思うことだらけでした。
あとでメモを見て、判読不可能な字が多かったので、
纏めるのに一苦労。プラス想像力が必要でした。
期間中全日、ご本人が会場にいらした事と、ハーブティーを
頂けた事で、ことのほか温かい写真展だったと思いました。
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遅まきながらのおめでとうございます (netton)
2007-01-09 23:57:58
う~~ん 今年も序盤から走りますね
すごい充実したブログで、感動いたしましたよ
ご承知のようにnettonさんはbiancaさんの脳裏に「スッテンコロリン!」を記憶させてしまいましたね
井上冬彦さんってこんなに優しいお顔の方でしたっけ?
いい時間を過ごしましたね

ところで、お嬢さんのイラスト・・・プロ並です。
みなさまの評価大絶賛でしたね
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どんまい! (bianca)
2007-01-10 22:33:57
nettonさん

一昨日には、全くの偶然で、使い物にならいかな、と
思っていたマイ記憶装置が稼働したようです。
ワハハ・・・!
本年もどうぞ宜しくお願いいたします!を口頭で言う前の
華麗?なる舞い?を、言う舞?仕舞い?笑う舞い?
ド~ン舞!ドンマイ!

今年はもっとマイペースで、好きにさせて頂きま~す。
お互いが楽しく思うようにやりたいですね。
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