ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

トキメキのコンサート

2008-07-04 | music


四谷・上智大横の土手にて

待ちに待ったその日は朝から落ち着かず、家の仕事をしながらも、いつもとは全く違う
心持ちでした。先日カット&パーマをしたので、ヘアーに関してはそれ以上どうにもなら
ないからOK。顔は、これも変えようがありません。せめてお化粧でカバーしようか、と
思っても、そんなテクニック持ち合わせていないし、いじればいじるだけ化け物になるのが
オチでしょう。着ていくものはどうしよう・・。靴は・・。といっても選ぶほど持っていないし、
2時間座りっぱなしだから楽なものがいい。

変わり映えしないから、そうだ、マニキュアでもつけようかな、と、慣れない手つきでパール
系の色のを塗りました。こんな日に限って乾きが遅く感じます。賞味期限・・・でなくて
使用期限が切れているに決っているマニキュアだから乾かないのかしら。我慢できなくて
つい動いてしまったのですぐに爪が擦れたりして、あちこち剥げました。が、まぁいいかぁ。

なぜこんなに大騒ぎしているかって、エグベルト・ジスモンチのオーケストラ・コンサートを
紀尾井ホールまで聴きに行く日だったからです。去年の夏に約15年振りで日本公演
を果たした彼が、今年は “第24回〈東京の夏〉音楽祭2008” のオープニングの日に、
東京フィルハーモニー交響楽団と共演を果たすのです。全て彼の作曲した音楽で! 
             
それだけではありません。まだ一度もお会いしたことのない
ブロ友二人が、偶然にも同じコンサートを聴きに来る、と、
知ったからです。そうなんです、ジスモンチよりこっちの方
にドキドキでした。ほぼ3年間、お互いのブログ上でコメント
のやり取りだけをして、勝手に相手を想像していただけなん
ですもの。

日が長くなったので赤坂ではなく、四谷から赤坂に向かって土手を歩くことにしました。
そのほうが緑の中を歩けるし、心だって落ち着くってもんです。でも目指すホールにはすぐ着いてしまい、教えていただいた「カエルの帽子」の目印をすぐ見つけてしま
いました。
アハハ・・・もう逃げられない!と思いながらも私は相手に手を振っているではありませんか。

会ってしまえばもう旧知の仲・・・と思っていましたが、緊張が解けかかったころには開演時間となり、お互いの席へと向かったのです。あぁ~、私何をお話したのかしら~?まるで二人の恋人と同時に会っているようでした。想像と現実はどうだったかですって?
ウ~~ン、微妙な違いは勿論ありましたよ。でもお二人とも想像していた通りのチャーミングなご婦人でした。お互い、知っているようで何も知らないし、知らないようでも日記は覗かせて貰っているという関係はちょっとくすぐったいような、何とも言えない感じです。
こんなに現実に心ときめき、胸躍らせたのはいつ以来か判らないくらいです。心のときめきは、はい、絶対に人を若返らせますね。お声を掛けていただき感謝感激です!

仕事帰りの娘も、コンサートの始まる寸前に到着。
席は一列目と三列目。発売2日目で、すでに前の方の席はバラバラにしか取れなか
ったんですが、かぶり付きですよ。すごいでしょ。
オーケストラの演奏が始まり、しばらく経ってから、上下黒い服のジスモンチがトレード
マークの網帽をー今回は赤ー被って現れた時は割れるような拍手が起こりました。
前半がピアノで、後半はギター。しかし、ジスモンチの弾くピアノやギターの音色が
オーケストラの音に掻き消されよく聴こえず、去年のようなソロだけの方が断然いいと
思いました。が、進むにつれて、オーケストラの奏でる音がジスモンチの世界にとても
接近して来て、素晴らしいハーモニーが出来上がってきたように思いました。
オーケストラと競演でも彼の迫力は負けてはいないのです。ステキだ~マイ・ジスモンチ!
アンコールに数曲答えてくれましたが、同タイトルの曲でも、弾く都度違ったフィーリング
なので、曲名は覚えるのが大変です。出口に、本日のアンコール曲が、「FREVO]と
「MENINAS」であることを知りましたが3曲だったと思ったけど・・・?
アンコールの拍手はなかなか鳴りやまず、オーケストラの方々も熱心に拍手していたのです。
娘と「ブラボー!!
って叫ぼうね」、と話していましたが、それが、小さい声になっちゃった。
今回、ジスモンチは英語で挨拶をしていました。とても丁寧な仕方で、前回のように
日本風にお辞儀を何回もしていました。観客席に真っ直ぐに、しっかりと目を向けての
挨拶は本当にカッコよかったです。

今回の演奏曲目の一つ、「Dança dos Escravos 」と同名ではないのですが、ギターを奏でる
こんなジスモンチも聞いてください。曲目は「Dança das Cabeças」(ダンサ・ダス・カベーサス)


会場を出ると、車がずらりと並び、コンサート帰りのお客が次々に乗り込んでいました。それもそのはず、音楽祭のオープニングコンサートだから、色々な人種も来ていたのでしょう。娘と私は、「私たちのお迎えは~?ないの~?」と、ぼやきながら、ニューオータニ前を永田町方面へ、トボトボと歩いていたら、オープンカフェスタイルのオー・バカナルを見つけました。すかさず、「入ろう!」と娘。
夜の10時に母娘がこんな所でビールにワインを飲んでいるなんて、最初で最後かしら?


    

カメリアさん、かぐやひめさん、即日にブログを投稿してくださり有難うございました。
ジスモンチに代わってお礼申し上げます!今でも、あの初対面は嘘じゃなかったのかしら、
とまだ夢ごこちのbiancaであります。