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8石 + オペアンプ IC の ヘッドホン・アンプの製作

2011年06月22日 22時22分22秒 | オーディオ

 低電圧 ヘッドホンアンプ

日本で電子工作できるのも、この ヘッドホン・アンプ が最後でしょう。

今宵は 1242kHz ニッポン 放送 「 吉田拓郎の オールナイトニッポン・GOLD 」 を聴きながらの製作です。

今回の アンプ も、前回製作した DAC と同じく nabe さん という方が設計された アンプ です。

半導体、抵抗、VR, コンデンサー ... どの部品もかなり吟味されているようです。

ちなみに石は 2SA1015L を 4 個、2SC1815L を 4 個、計 8 個を使っています。

初段には オペ・アンプ LME49721 が使われています。

これだけ多くの半導体を使っていても増幅率は " 1 "

回路の抵抗値を変えれば増幅率を上げることができる設計になっています。

私の場合、前回製作した DAC ( ディジタル・アナログ 変換回路 ) の出力が十分大きいので、

増幅率が " 1 " でも十分です。

 

銀入り ハンダ を使おうと、何気なく ネット で 「 銀入りハンダ 」 を検索したら、

銀入り ハンダ って賛否両論が飛び交っているんですね。

銀入り ハンダ を使った音は聞くに堪えない!という意見もあります ...

エージング 談義も賛否両論ありますね、

良かった、聞き分ける能力が無くて!

どちらが良いか?は別として、日曜工作用の元祖 ハンダ を使いました。

そういえば昔の アポロ 宇宙船の電子機器は ハンダ 付けではなく、溶接だったとか、どこかの記事に書いてありました。

銀とか、鉛だとかの談義より、溶接、凄い レベル だな~

 

さてほぼ完成の画像 ↓ オプション の LED は、この後で付けました。

調子に乗って 線 に凝りました。

直列 2.4 V ではなく、両電源 ±1.2V ( 単 4 Ni-MH 充電池 2 個 ) です。

消費電力は少ないので電池は長持ちするようです。

三洋電機製 eneloop 単 4  だと 24 時間連続駆動できるそうです。

ヘッドホン と比べると、小さい アンプ です。

 

※ 最後に、製作する時、また使用する時に気をつけるところ。

オペアンプ の足は極小 サイズ、ハンダ が ブリッジ しやすい。

タカチ 製 ケース LM100 を使うと厚さにほとんど余裕がなく、ハンダ 付けする方の端末は短く切らないと ケース が閉まらない。部品を ハンダ 付けする前に基盤裏の足はなるべく短く カット し、きっちり 90 度曲げておくとよい。また 入出力端子 ( レセプタクル・ケース ) や OS-CON のような背の高い部品は基盤に密着させてハンダ付けする。

電池室への GND の配線は説明書だと B の穴からと書いてあるが、ここは電池室の蓋のための隙間なので A 部分に穴を開けた方が良い。B の隙間に配線すると、電池を入れ替える度に線が摺れる。


電源の切り忘れを防ぐため オプション の LED を付けた。

( 別名 ウルトラマン・タイマー )

↓ のボックスの穴あけ加工技術、大変上手だと思います。( 笑 )

誰も褒めてくれないので自分で褒めます。


完成後 ジャック 同士の間隔    が狭く当たりやすい。

太い ジャック 同士は間隔が ギリギリか、大きすぎると入らないし、カッコ 悪い。

↓ のように使用する プラグ の持ち手部分は、細いものを使う。

同じ 3.5 mm 径の ジャック でも ↑ 細い方を使うと スッキリ 。

見てもお分かりのように VR 付近は狭すぎて、使える ツマミ がありません。

ツマミ の無い VR の操作は回し難く、小型の マイナス・ドライバー を使っています。( 汗 )

 これらに関して設計者 nabe さんから、

「 コネクタ 関係が近接してて少々申し訳ない。当時の設計力が低くて^^ 」

ということでした。


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