アジアごはん Vegiko(ベジコ)

フードトラックでのランチ販売やイベント出店、ケータリングなどを行っています。通販も始めました!

炊き出し隊について

2011年03月18日 | おしらせ
先ほど、支援をお願いした「炊き出し」について、もう少しだけ補足します。

炊き出しの実施者は、個人の集まりであり、会社でもなく、NPOでもありません、このため、「そのグループはまともな人たちなの?」「詐欺じゃないの?」「被災地で迷惑かけるんじゃないの?」などのご心配をされる方もいらっしゃるかもしれませんね。

グループのリーダーは、横浜市保土ケ谷区天王町にある『天の蔵』という飲食店の代表である大谷氏です。ベジコが毎週火曜日の営業で使わせていただいいている販売場所の管理をされている関係で、4年のおつきあいになります(おつきあいと言うより、いつも一方的にお世話になっています)。とても信頼できる方です。

地震から2日目の13日には茨城県潮来市で炊き出しを行ったという素早い対応には驚きました。

下記は大谷氏が『天の蔵』のお客様に宛てて書いた文章です。参考までにそのまま転載させていただきます。


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お客様各位

地震避難所「炊き出し」支援のお願い

いつも天の蔵にご来店いただき誠にありがとうございます。
また、今回の地震・津波で被害にあわれた方には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、天の蔵代表の大谷は地震翌朝より何か支援できることはないかと、仲間達とともに週末に避難所での炊き出しに行ってまいりました。

一般人の現地支援は賛否両論あるようですが、私と仲間はイベント等で仮設で大量の食事を提供することを年数回行っています。機材も揃っており、避難所のような場所で「炊き出し」を行うことは自衛隊よりもプロフェッショナルだという自負の元、現地で被災にあった友人を頼りに現地入りしました。

現地での友人等の計らいにより茨城県潮来市の市役所より依頼を受け、同市で一番被害が大きかった地区の市立日の出中学校で日曜日(13日)に約500食分の「お粥」を配布してきました。最後は全く材料が足りずに多くの方に泣く泣くお断りしましたが、避難されている方はご老人が多く、支給されているカップラーメンや乾物では喉が通らなかったらしく、とても喜んでいただきました。

私たちは今後も可能な範囲で、「炊き出し」に向かう予定です。
ただし、天の蔵も縮小・節電営業をする中、今後の営業も不透明で炊き出しをする資金に限界があります。
そこでお客様にご協力いただければ、これほど心の籠った支援はないと考えています。

お願いする支援として

① 炊き出し資金(1日あたり500~1000食分で3~5万円)
 ・材料費
 ・移動費(ガソリン代、高速代)
 ・備品(容器、プロパンガス等)
*余剰な資金が集まった場合は赤十字への募金に回したいと思います。

② お米
 ・お米1合をビニール袋に入れて天の蔵にお持ちください。
    3月15日現在、買占めによりお米の調達が困難です。流通が回復するまでご自宅での余剰なお米を
お持ちいただければ幸いです。

炊き出し資金はレジ横に「募金箱」を設置しましたので、そちらにお願いいたします。
余剰金は赤十字に募金いたします。
お米はスタッフにお渡しください。
以上よろしくお願いいたします。

天の蔵 代表 大谷 馨



         

写真は13日の炊き出しの様子です。

3/18メルマガ(支援のお願い)

2011年03月18日 | メルマガバックナンバー
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今日のベジコさん110318
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おはようございます。このメールをご覧の皆さんは、多少の不便と諸々の心配事はあっても、何とか生活しているのではないでしょうか?

ベジコは明日、地震の被害が大きかった茨城県潮来市の避難所に「炊き出し」に行く予定です。既に13日に炊き出しを行ってきたケータリングチームに加わる形です。

一般人の現地支援に対する批判はよくよく承知しています。しかし、私が参加するチームは、屋外での大量調理のプロフェッショナルであり、炊き出しに必要な食材や機材だけでなく、燃料や水に至るまでの全てを自前で持ち込み、被災地の資源を奪うことは決してありません。また、闇雲に被災地に入るのではなく、現地行政の許可・依頼を受けて行っています。私もこのチームの一員としてならば、微力ながらも避難所の皆さんのお役に立てるかもしれないと思い、参加することを決めました。

明日は潮来市内の避難所にて1500食程度の「お粥」を提供する予定です。前回もお粥を提供したそうですが、やはり温かい食事はとても喜ばれたそうです。

このチームは、今後も可能な範囲で炊き出しを継続していく予定ですが、各自が持ち出しで行うのには限界があります。そこで、皆さんに支援をお願いしたいと思うのです。

お願いする支援としては、

◆ガソリン(3/18中に急募)
 ・ガソリンは、被災地入りする3台の車の予備燃料として、合計60リットル集めたいです。ガソリン携行缶に入れた状態で持ってきていただけるのが一番助かりますが、車のタンク内のガソリンでも構いません。ポンプにて5リットルでも10リットルでもいいので抜き取らせてください。
*被災地からガソリンを奪って帰ってくることはできません。どうかご協力をお願いします。ご支援いただける方はベジコの携帯(080-5041-8247)までご連絡ください。


◆炊き出し資金(1日あたり500~1000食分で3~5万円)
 ・材料費
 ・移動費(ガソリン代、高速代)
 ・備品(容器、プロパンガス等)
*ベジコの「募金箱」にお入れください。資金の管理は、炊き出し隊のリーダー大谷氏が行い、余剰な資金が集まった場合は赤十字への募金に回します。

なお、現時点で、3/19炊き出し分の食材調達は完了しているためにお受けしません。また、現地入りする人員の募集も行っておりません。お気持ちは大変嬉しいですが、輸送力が限られていますので、ご了承くださいませ。 

ブログには炊き出し隊のリーダー大谷氏がまとめた支援のお願い文章や、前回の炊き出しの写真もアップしておきます。

どうぞどうぞよろしくお願い申し上げます。



実はベジコは、11日地震が起こるほんの1時間ほど前、偶然にも、200食分の汁物が作れるサイズの鍋を購入していたんです。偶然ではなく、「炊き出し」は私に与えられた役割だと感じました。
でも、ベジコが被災地に行くことを過大評価しないでください。偽善者であるかもしれないし、自己満足であるかもしれません。私は子供を育てるという最も重要な役割を放棄しているために被災地に行くことができるだけのことです。
皆さんにもそれぞれの役割があります。社会の一員として社会を機能させることも立派な役割です。そして、未来をつくる子供たちを守り育てあげることは、何にもまして重要な役割だと思います。皆それぞれの役割で最大限の力を発揮して、新しいよりよい未来を作りましょ!