去年、Ozzie氏が出るから行こっかなぁ、どうしよっかなぁと決めかねているうちに行きそびれたWeb2.0Conferenceが今年も9月7日から9日まで開催されるから来るなら来れば?なメールが届いていたのは七夕のことでした。(いまさら)
何度も言うけど跳箱はWeb2.0ってbuzzwordキライだけど池田センセが
「Web1.0と2.0の違いは何か」という話が出たが、これはやはりよくわからない
とのたまっておられたので食いついてみる。
ティム・オライリー氏のWhat is Web2.0(原文・和訳)読めば判るとおり、実態(と若干の予想)に名前をつけただけのもんなんだから良くわかんなくてあたりまえじゃん。
で、オライリー氏自身が
何かが起こり始めていることにわれわれが名前を与え、それが「そうか、そういうことだったのか」と共感を呼びます
って言っている通りの意味しかないと跳箱は理解しているのでこの言葉キライなんだよね。マーケティング上の意味しかないはずなのに、一人歩きしてる。なんかやな感じ。(ちなみにこの本は友達のハカセ氏に借りた)
話は変りますが池田センセは同じエントリで、跳箱の好物セマンティックWebについて、CNETの記事を引用して
HTMLも書けないウェブマスターが何百万人もいるのに、どうやって彼らにXMLのメタデータを書いてもらうのか、という疑問はもっとも
とか肯定して、もひとつおまけに、
自動的にメタデータを生成するオーサリング・ツールを無料でばらまく
といいんでないかとも仰っておられますが、どうもセンセはあまり新製品には関心お持ちでないらしいです。
たとえば、跳箱の大好きな総務省統計局にはExcelのファイルがうなっているんですがこれをOLAPに食べられるように加工するのが結構大変だったりして難儀してます。ところが、今ベータテスト中のMicrosoft Office2007からはファイルフォーマットがOXF化されるんで、今までどおりのやり方で統計局の皆さんがOfficeを2007にバージョンアップしてくれればウプされるファイルはOXF化されると。するってぇと、手っ取り早いところでDB2Viperあたりにちょちょっと食わせてタクソノミーするとか素敵なことが簡単にできるようになるじゃん。普通に準備進んでますがなにか?って感じです。(ちなみにこのネタ某メーカーの研究所と一年位前にディスカッションしたときにタクソノミーの作り方の例として、もうちょっと原始的な形で説明したことあるんですが、あの人たち、猛烈な勢いでメモった挙句まるっきり連絡くれません...。ぷんすか。NDA巻いてるからいいけどさ。)
このエントリで他にもセンセはAJAXを持ち上げようとするあまり、
グーグルの限界は、それが静的なデータベースだということである。マウンテンビューの本社には、30万個以上のCPUで並列処理する巨大コンピュータがあるというが、そういう「超分散計算環境」は、インターネット全体では実現していない。これも、かつてJavaの初期に実現が試みられたが、失敗した(NetscapeをJavaで書き直すプロジェクトは放棄された)。しかし今、同様のシステムがAJAXと名前を変えて普及し始めている
と、なんだか良くわからない話をされておられますが、
で拾ったネタすか?(跳箱はこの本、決してお奨めしない...。)グリッドの話がしたいんすか?ブレード使って同一架収容するようなシステムだったらそこらじゅうで使われてる(googleは安上がりに作ったのがえらい:未確認)けど、インターネット全体で(狭義の)グリッドやろうとすると伝送遅延とかじゃまだよね。ユビキタスっぽい、UAAのアプローチが有効なんじゃないかと。
もう一つの限界は、ユーザー・インターフェイスである。今のキーボードで入力する検索エンジンは、パソコンでいうと、コマンドラインで入力していたMS-DOSの世界だ。日本では、まだキーボードを使えない(使わない)人も多い。
そのためのセマンティックwebでOWLでセンサーネットでしょうに...。
で、哲学論争にはまらないための利用者識別であり個人別(多分もっと粒度は粗い)のオントロジーなんじゃないの?
もひとつおまけに
一度、失敗したビジネスモデルは、普通の世界では二度とものにはならない
のくだりも引っかかるものがありますがまあどうでもいいや...。
P.S.
西さんは5年くらい前にわけわからんことしてくれたのであんまり好きくないです。
何度も言うけど跳箱はWeb2.0ってbuzzwordキライだけど池田センセが
「Web1.0と2.0の違いは何か」という話が出たが、これはやはりよくわからない
とのたまっておられたので食いついてみる。
ティム・オライリー氏のWhat is Web2.0(原文・和訳)読めば判るとおり、実態(と若干の予想)に名前をつけただけのもんなんだから良くわかんなくてあたりまえじゃん。
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で、オライリー氏自身が
何かが起こり始めていることにわれわれが名前を与え、それが「そうか、そういうことだったのか」と共感を呼びます
って言っている通りの意味しかないと跳箱は理解しているのでこの言葉キライなんだよね。マーケティング上の意味しかないはずなのに、一人歩きしてる。なんかやな感じ。(ちなみにこの本は友達のハカセ氏に借りた)
話は変りますが池田センセは同じエントリで、跳箱の好物セマンティックWebについて、CNETの記事を引用して
HTMLも書けないウェブマスターが何百万人もいるのに、どうやって彼らにXMLのメタデータを書いてもらうのか、という疑問はもっとも
とか肯定して、もひとつおまけに、
自動的にメタデータを生成するオーサリング・ツールを無料でばらまく
といいんでないかとも仰っておられますが、どうもセンセはあまり新製品には関心お持ちでないらしいです。
たとえば、跳箱の大好きな総務省統計局にはExcelのファイルがうなっているんですがこれをOLAPに食べられるように加工するのが結構大変だったりして難儀してます。ところが、今ベータテスト中のMicrosoft Office2007からはファイルフォーマットがOXF化されるんで、今までどおりのやり方で統計局の皆さんがOfficeを2007にバージョンアップしてくれればウプされるファイルはOXF化されると。するってぇと、手っ取り早いところでDB2Viperあたりにちょちょっと食わせてタクソノミーするとか素敵なことが簡単にできるようになるじゃん。普通に準備進んでますがなにか?って感じです。(ちなみにこのネタ某メーカーの研究所と一年位前にディスカッションしたときにタクソノミーの作り方の例として、もうちょっと原始的な形で説明したことあるんですが、あの人たち、猛烈な勢いでメモった挙句まるっきり連絡くれません...。ぷんすか。NDA巻いてるからいいけどさ。)
このエントリで他にもセンセはAJAXを持ち上げようとするあまり、
グーグルの限界は、それが静的なデータベースだということである。マウンテンビューの本社には、30万個以上のCPUで並列処理する巨大コンピュータがあるというが、そういう「超分散計算環境」は、インターネット全体では実現していない。これも、かつてJavaの初期に実現が試みられたが、失敗した(NetscapeをJavaで書き直すプロジェクトは放棄された)。しかし今、同様のシステムがAJAXと名前を変えて普及し始めている
と、なんだか良くわからない話をされておられますが、
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で拾ったネタすか?(跳箱はこの本、決してお奨めしない...。)グリッドの話がしたいんすか?ブレード使って同一架収容するようなシステムだったらそこらじゅうで使われてる(googleは安上がりに作ったのがえらい:未確認)けど、インターネット全体で(狭義の)グリッドやろうとすると伝送遅延とかじゃまだよね。ユビキタスっぽい、UAAのアプローチが有効なんじゃないかと。
もう一つの限界は、ユーザー・インターフェイスである。今のキーボードで入力する検索エンジンは、パソコンでいうと、コマンドラインで入力していたMS-DOSの世界だ。日本では、まだキーボードを使えない(使わない)人も多い。
そのためのセマンティックwebでOWLでセンサーネットでしょうに...。
で、哲学論争にはまらないための利用者識別であり個人別(多分もっと粒度は粗い)のオントロジーなんじゃないの?
もひとつおまけに
一度、失敗したビジネスモデルは、普通の世界では二度とものにはならない
のくだりも引っかかるものがありますがまあどうでもいいや...。
P.S.
西さんは5年くらい前にわけわからんことしてくれたのであんまり好きくないです。
ODF Add-in for Microsoft Word2007も7/5に公開されてたのね。