珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

丹沢、檜洞丸

2015-06-13 06:17:13 | その他
6月7日、梅雨入り前の日曜日、K&Kさんご夫妻と丹沢の檜洞丸に登ってきました。ご夫妻とご一緒するのは、1月の大倉尾根以来です。丹沢西部にある檜洞丸は、アプローチが長く、表玄関の塔ノ岳に比べると人はぐっ減ります。その分、静けさを楽しめる山です。新松田でご夫妻と待ち合わせして、約1時間、富士急バスに揺られて登山口の西丹沢自然公園に向かいました。学生時代にお隣の畔ヶ丸に登って以来ですから、30年ぶりの西丹沢です。この2月、つつじ新道で滑落事故があったためか、数名のガイドさんが盛んに登山届の提出を促していました。


時期的に天候が心配でしたが、このところ晴天に恵まれるパターンが続いています。晴れていても梅雨前線の北側だったせいか、暑さは気になりませんでした。ブナをはじめとする樹林が陽を遮ってくれましたし、何よりフレッシュな緑に癒されました。


ご夫妻の昔のガイドブックによると、樹林続きで展望はあまり期待できなかったのですが、高度を上げるに連れて周囲の山々が見えてきました。道志方面の大室山です。山梨県との県境に位置する、この山もいずれ訪れたいです。


順調に高度上げて予定より早く山頂に到着です。山頂はちょっとした広場の風情でした。檜洞丸の標高は1600m超えで、丹沢山よりも高いです。止まると寒くなります。この時期でもダウンジャケットを着ている人がいたくらいです。山頂には昼食含めて1時間ほど滞在しました。


富士山!誰かの声に、皆が覗き込みます。山頂は隠れていますが、間違いなく富士山です。


やがて雲が切れ、山頂が姿を見せました。さすがに、雪がかなり減りましたね。富士山の見えない丹沢なんて・・・。よかったです。


山頂を後にしてからも富士山の眺めをしばし楽しみました。眼下には芦ノ湖も見えます。大涌谷もそうですが、このところ各地での火山活動が気になります。


東に目を転じると塔ノ岳が見えました。この時はてっきり鍋割山だと勘違いしていましたが、ネットでいろいろ調べてみたところ尊仏山荘、つまり塔ノ岳の頂上だと判りました。山荘の南側が平らになっているので確かに合致します。


海の眺めも丹沢の楽しみの一つです。真鶴岬が見えます。その奥は初島でしょう。初島は社員旅行、家族旅行で2度訪れたことがあります。この写真の左手には伊豆大島も見えていました。やがて眺めが途絶え始め、ここからは樹林の中を一気に下りました。


登りに使ったつつじ新道にあるように、この山域はツツジが見どころでもあります。さすがにもう終盤を迎えていましたが、ヤマツツジがまだ咲いていました。ここで最後の休憩です。奥様お手製のスポンジケーキを美味しくいただきました。


下山は思ったより時間がかかりました。石棚山稜コースは特に後半傾斜が急で足に応えました。下山先の箒沢(ほうきざわ)の渓谷です。水が澄んでいます。同じ神奈川県内に、このような自然が残っているとは、喜ばしいことです。近くには信玄の隠し湯だった中川温泉がありますし、大室山へのアクセスにも使えます。西丹沢の魅力を実感しました。幸い、帰りは臨時バスが出ていて、始発でなかったのですが、新松田まで座ることができました。新松田駅前のレトロな喫茶店で軽い打ち上げの後、散会となりました。


ご夫妻の海外登山シリーズ、今年はネパールを予定されているそうです。ただ先般の地震がありましたので、心配ですね。無事開催されることを願っています。檜洞丸は丹沢西部の山では一番登りたかった山で、私からお誘いしました。実際登ってみて、山の深さ、緑の豊富さ、沢の綺麗さ、そして人が少ないことによる静けさを楽しむことができました。ご夫妻も楽しまれた様子でよかったです。K&Kさん、最近はオフ会も精力的にこなされていますね。そちらの方でもまた交流させて下さい。三浦友里枝さんのラヴェルのリサイタル@フィリアホールも楽しみです。
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