珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

アナログ試聴(LP12、Delphi MK6)

2012-03-10 20:43:23 | オーディオ
先週の記事でも触れましたが、アナログプレーヤーの試聴を行いました。今回はLINN LP12とORACLE DELPHI MK6の直接比較です。下流の機器は、
 プリアンプ:OCTAVE HP500SE(内蔵のフォノイコライザーも使用)
 パワーアンプ:OCTAVE RME290
 スピーカー:VIENNA ACOUSTICS The KISS
で統一しました。グレードには差がありますが、アンプとスピーカーは自宅と同じメーカーに揃えました。最初の写真はThe KISSです。


こちらはHP500SEとDELPHI MK6です。


同じくHP500SEとLP12です。


今回は自分のレコードを持ち込みました。昨年から少しずつですがアナログ導入に備えてレコードを買い増しています。持ち込んだLP3枚は新盤です。『Kind of Blue』はJazz&Audio通信で取り上げられていたコロンビア/ソニー盤(180g盤)で、他にGianni Basso&Irio De Paula 『RECADO BOSSA NOVA』、Linda Ronstadt『Hasten Down The Wind 』です。あとpat_mthny7205さんに触発されてヤフオクで入手したユーミンのシングル盤「遠い旅路」も加えました。


出だしはアナログの音に慣れるのが精一杯で、両プレイヤーの差まで意識がまわりませんでした。それでも繰り返し聴いているとLINN LP12の聴きやすさ、DELPHI MK6のかっちり感と、それぞれ個性が出てきました。音が3次元的に配置されるのはDELPHI MK6です。音の細かさだけでなく、ニュアンスも表現されていています。DELPHI MK6で『Kindo of Blue』を聴いて、これまで軽く流して聴いていたことが判り少々反省です。最初はLP12とDELPHIの綱引きが続いていたのですが、徐々にDELPHIに惹かれてしまいました。

面白かったのはユーミンの口の大きさ。多分に調整の影響もあったと思いますが、DELPHI MK6はセンターに小さく定位します。フォノイコライザー以下が全く同じシステムで、あまりにも口の大きさが変わったので驚きでした。アナログの面白さ、難しさを垣間見た(聴いた?)感じです。音の3次元配置はアナログ、デジタル共通で追いかけたい事項です。その上でアナログならではの香りが感じられれば最高です。DELPHI MK6、もう少し追いかけてみようと思います。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 八神純子コンサート他 | トップ | Zeppelinの記憶 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
LP12のグレードは・・・ (pat_mthny7205)
2012-03-15 22:28:30
少しずつ現実的になるにつれて決定打が見つからないとどちらかに決めるのは難しい(楽しい)と思います。文面にあるそれぞれの音の傾向の違いは見たままで面白いですね。
ところでLINN LP12はどのグレードを試聴されましたか。この機種のグレードはピンキリでここまで差が出るのかというほどに価格差がありますよね。何がその要因なのか私も大変興味があります。
返信する
LP12 (横浜のvafan)
2012-03-17 00:21:50
pat_mthny7205さん、こんばんは。

最後のあがきを楽しんでいます。
さて、ご質問のLP12ですがAKITOと呼ばれる
LINN純正アームを使いました。昨年の試聴の
印象がよかったからです。
返信する

コメントを投稿

オーディオ」カテゴリの最新記事