珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

忘年登山 in山梨

2013-12-19 01:04:45 | その他
このところ週末は好天が続いていますね。14日の土曜日、メンバー3名で山梨方面に忘年登山に行ってきました。今年は期待の羅臼岳が雨に見舞われ、秋に予定していた笊ヶ岳が台風により中止になるなど、天候に恵まれない1年でした。ようやく忘年登山で晴天となり、何とか帳尻は合いました。今回は笛吹川(富士川になります)を挟んだ2つの山を登る、一粒で二度おいしい企画です。大栃山と大蔵経寺山です。私は高尾でピックアップしてもらい、中央高速で一宮御坂まで向かいました。

山梨県の各市の名称には前から違和感があります。甲府市や韮崎市は馴染みがありますが、甲州市、甲斐市、山梨市、中央市・・・名前と位置がすぐに結びつきません。いかにも県庁があってもよさそうな名前ばかりです。吸収合併の雰囲気を出したくないのでしょうが、却って個性が弱まります。いつの間にか、塩山市が無くなっていたんですね。笛吹市はまだいい方でしょう。南アルプス市も一見、洒落た名前ですが登山愛好家の方であれば芦安の方がしっくりきます。北杜市も然りです。小淵沢の知名度を活かす手はなかったのでしょうか。小言はこれくらいにしておきます。

最初に登ったのは笛吹川の西側の大栃山です。麓の神社から300m程度のアップですから1時間もかかりません。それでも山頂は開けていて、ご覧のようにどっしりした富士山を拝めました。バックの湧きあがる感じの雲もいいですね。見ているのは富士山の北側斜面になります。その分、雪の積もっている範囲も広くなります。手前に2つほど尾根が見えていますが、その向こうは西湖になります。


大栃山から見た甲府盆地です。中央右奥の三角形の山が甲斐駒ケ岳で、個人的には3本の指に入れてもいい好きな山です。その左に広がるのが鳳凰三山です。残念ながらこれだけ晴れていても、北岳を始めとする白根三山は雪雲の中でした。昨年、日向山に登った時もそうですが、冬型の気圧配置になると甲府は晴れ、信州は曇りとなります。この日の午後は、甲斐駒すら背後の雲に隠されてしまいました。


麓に目線を向けてみると、リニアモーターの試験線がありました。本番でもこの線が使われるようです。リニア自体は甲府へ寄らず、ここから南アルプスの塩見岳の直下へと向かいます。南アルプス貫通は、心穏やかではありませんけど。ちなみに写真で茶色くなっている部分は、果樹園です。4月に訪れると、この付近はまさしく桃源郷となっているはずです。


午後は笛吹川の東側、石和温泉付近の大蔵経寺山に登りました。その山頂は樹林帯で展望がないのですが、途中の林道で素晴らしい景色を楽しめます。こちらは林道に向かう下りのワンシーンです。流石にこの時期は夕日を迎える時刻が早いです。先を行くのは30年来の山仲間です。いつも企画を立ててもらっています。感謝あるのみです。


林道まで降りるとこのような展望が待っています。展望用のベンチが置いてある場所からの眺めです。遮るものがなく、甲斐の国を一望できる感覚です。眼下は日が暮れた笛吹市です。武田の武将たちも見た光景でしょうか?赤富士にはほど遠いですが、夕日に映える富士山はやはり美しいです。富士山の手前の山が午前中に登った大栃山の辺りです。


甲府方面の夕暮れです。コバルト色が目を癒してくれます。


この日のキーワードは、汗でした。寒波が来ている割には風が無く、登っている最中はトレーナーがびっしょりになっていました。山から下りてまず向かったのが日帰り温泉、初花です。露天風呂脇にあったサウナに入り、またびっしょりです。最後は山梨ならではの、ほうとう鍋です。信玄地鶏の入った一品をフーフー言いながら食しました。これまた汗をかきました。とろとろに溶けたかぼちゃに、ベルギーの煮込み料理、ワーテルゾーイを連想しました。


終わりよければすべて良し、となった今年の登山でした。来年はどんな山が待っているのか、今から楽しみです。
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2 コメント

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山梨側からみる (GRF)
2013-12-23 23:37:36
富士山がすきです。長坂あたりから見る富士山がきれいですね。甲斐駒は私も好きな山です。あの重量感がヨーロッパアルプスの山みたいで好きです。
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富士山 (横浜のvafan)
2013-12-24 17:36:23
GRFさん、こんばんは。

山梨から見る富士は、他の山との比較もあって、余計に
映えますね。石和あたりだと近すぎますし、清里だと
離れすぎですかね。やはり長坂、日野春あたりでしょうか。

甲斐駒は近くから見上げる姿もいいと思います。

相変わらず、全国(全世界?)を飛び回られている
ようですが、年末年始は、音楽を楽しまれてください。

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