上:シモクレン 下3段:変種のトウモクレン(花がやや小型で細長く、平開せず)
下:(花の比較) ニシキモクレン シモクレン トウモクレン
上:ニシキモクレンはハクモクレンと同様に花被片9が同形大
下:シモクレン・トウモクレンは花被片の内3片が小さな披針形の萼である
モクレン=シモクレン(紫木蓮 モクレン科 モクレンMagnolia 属 落葉小高木 原産地:中国 Magnolia quinquepeta or Magnolia liliiflora ) 幹は細く樹高は3m~5mほどで、幹基部から側幹が出易い(株立ち性)。葉は広倒卵形、縁は全縁で強く波打ち、葉先にかけて急に細まり先端が凸出。花被片は9片(花弁6+披針形の小さな萼3)。花弁は舌状で、外側が濃紫色、内側が薄紫色。
トウモクレン/ ヒメモクレンMagnolia quinquepeta var. gracilis はシモクレンの変種、やや小型の低木で樹高は3mほど、幹基部から側幹が出易い(株立ち性)。花被片は9片(花弁6+披針形の小さな萼3)で、花弁はシモクレンより細小で花弁の先が尖る。花弁の内側が薄い紫色~白色。変種名var. gracilis は細い(或いは薄い)の意。花期は4月中~5月上旬頃と花期がやや遅いため、葉と花が同時に展開する。
「ハクモクレン×シモクレン」のニシキモクレン/サラサモクレンも花被片の外側が紫色を帯び内側が白色であるが、花被片9片(花弁6と萼3)が同形大である。
属名Magnolia フランス人の植物学者Pierre Magnolの名から
種小名quinquepeta 5枚の花 liliiflora は lilii-flora 百合の花(のような)
コブシ(辛夷)2013-03-22
ハクモクレン(白木蓮)2013-03-23
サラサモクレン (更紗木蓮)or ニシキモクレン(錦木蓮)2013-03-23