上:開花しつつある蕾が北を指している(右方向が北)
同形大の花被片が3片×3重
上:何故か南を向いて花が開いていた個体 下:蕾、花とも北を向いていた個体(右方向が北)
ハクモクレン (白木蓮 モクレン科 Magnoliaモクレン属 Magnolia heptapeta syn. Magnolia denudata 落葉高木 花期3月末~4月 原産地:中国 ) 主幹が太く成長し、樹高10m~15mほどの高木になり、枝はあまり横に広がらず縦に伸びる。大きな丸味を帯びた白い花が上向きにそしてほぼ同じ方角を向いて咲く。開花直前の花芽/蕾を観察すると太陽の当たる側が膨らんで先端が一斉に北寄りを向いており、コンパス・プラントと呼ばれる(前日掲載のコブシは四方八方を向いて咲く)。花被片は同形大のものが9枚(6+3)あり、その内外共に白色ないし乳白色。雌蕊群は花床に螺旋状につき、その基部の周りを雄蕊群が取り巻く。雌性先熟(雌蕊が先に成熟し立ち上がり、雄蕊が花粉を分泌する頃に伏せる)が見られる。
種小名heptapeta:ハクモクレンはhepta-petalo7枚の花びら、モクレンはquinque-petalo5枚の花びら・・・(意味未解明) denudate: denudatus 裸の,露出した(意味未解明)