長野ではあまり馴染みのない番組
「カンブリア宮殿」はテレビ東京で木曜日の夜10時から放送されています。
最近は長野でも遅れて放送されているようですが。
この番組に私の中学校時代の同級生
「宇都宮恒久」氏が登場しました。(平成25年7月25日)
「中央タクシーの会長」です。
彼は最近本を出したり、色々な番組に登場している長野ではかなりの有名人です。
最近同級生と飲み会がありその時に本人からこの番組のDVDと出版した本をいただきました。
そして出演した時の裏話を聞くことが出来ました。
今までテレビの番組は殆ど台本があったりやらせに近いものがあると認識しておりましたが、今回の番組は事前の打ち合わせ、質問の内容の告知等一切なかったようです。DVDを見ていて彼の堂々とした受け答えにはただただビックリしました。
相手は天下の村上龍と小池栄子ですよ。
最近は全国を股に掛けて講演に歩いているとかですのでそんなところから培われた度胸でしょうか。
周りには40人くらいのスタッフがいたようです。
思い起こせば中学校の頃は(柳町中学3年12組)おとなしくていいとこの坊ちゃんといった印象でしたが、相当大人になるまでお付き合いが無かったものですから、彼がどこでどのように変わったのか知る由もありません。
ピンの仲間の
「ピン太郎さん」ともご自宅が近くて親しく、よくゴルフに同行されるとか。
番組の内容
まず中央タクシーの理念は
「お客様が先 利益は後」
運転手さん達に課せられている事は・自己紹介・ドアサービス(自動開閉ではなく必ず降りてドアを開ける)・雨の日の傘さしの3つだけだそうです。DVDには色々なエピソードが紹介されておりましたが、それらは運転手さんが特別な事をしている意識がなく普段の行いと思ってやっているとのことでした。ここが素晴らしいところだと思います。したがって会社への報告をすることは全くなく、お客様の感謝のお手紙で知るところとなるそうです。いくつかの例が再現されておりました。
9割が電話予約でいわゆる流しは殆ど行っていません。
したがって駅前でよく見かける客待ちタクシー中には一台もありません。
1999年から空港便がスタートするわけですが、一日40便が運航され年間9万人が利用しているようです。
初めの半年は赤字が続きましたが、そこで止めなかったことが素晴らしい。ちなみにこの空港便は会長の発案だそうです。
周りで海外へ旅行する人は殆どといっていいくらい利用しております。
9900円で家まで迎えに来て空港まで送ってくれるというものですが、一人でも何時でもOKというのが人気の秘密だと思います。
宇都宮氏は「第一ホテル」も倒産の危機から立ち直らせ、順調な経営をしております。
これは従業員の意識改革の賜物だとのことで、今はやりの「お・も・て・な・し」の精神が隅から隅まで行き届いているようです。
建物が古いままでリピート客が相当増えたとなるといかにお客さまが気持ちよく宿泊したからに他なりません。
ざっとこのような内容でしたが、まだまだ沢山が語られておりました。
村上龍が最初に発した言葉
「すごい会社だな」これが印象的でした。
この本は口述したものを専門のライターの方が書いたとかです。
平安堂にも売っているようですので、是非みなさまもお読みいただければと思います。