乱鳥の書きなぐり

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『浪花阿呆鴉』元禄チャリンコ無頼衆 市川月之助 早乙女太一 新歌舞伎座

2013-10-11 | 舞台・芝居



 2013年9月
『浪花阿呆鴉』元禄チャリンコ無頼衆 市川月之助 早乙女太一 新歌舞伎座

  『浪花阿呆鴉』元禄チャリンコ無頼衆
        「下らん世の中を、太く短く生きる!」
         市川月之助 早乙女太一
         新歌舞伎座
         2013年9月



 9月初旬、市川月之助さんや 早乙女太一さん出演の『浪花阿呆鴉』を見た。

 まず初めに、暴走族の様なバイク音。
 続いて、自転車の鈴の音。
 その後は、なんだかわからない展開で、なんだか納得いかない結末におわる。
 市川月之助さんが舞台に立たれ、ほっとした。そんな感じ。

 彼は今までそんなにも注目してなかったが、安心してみることが出来る品位と演技力を兼ね備えておられる。
 そのように感じた。
 市川月之助さんが舞台に立たれると、『浪花阿呆鴉』は広がりと輝きをみせた。

『浪花阿呆鴉』の芝居のくくりは以下の様な感じ。

「ありがとうよ、阿呆鴉」
「阿呆鴉、あんたらのおかげで、浪花が…。」
「阿呆鴉、ありがとうよ」
「ほんまにありがとうな、阿呆鴉」
 阿呆鴉は世の中の為につくし、法に触れる行いであったといって殺される。
 世の中こんなものかと,首をうなだれる。

 実は先日、『浪花阿呆鴉』の感想をやたら意味なく長ったらしく辛口で書いていた。
 そして、削除。
 わたくしは芝居知らず。
 なので、みなさま^^
 おきに召さない点がございましても、どうか,ご勘弁をお願いします。

 

 

 毎日新聞 2013年09月12日 大阪夕刊
 舞台:「浪花阿呆鴉」で傾いてます 市川月乃助、早乙女太一 元禄の大坂、チャリで爆走

 元禄時代の大坂。「太く短く生きる」を合言葉に、浪花の町を走り抜ける暴走族「阿呆鴉(あほがらす)」。実在したとされる悪党5人組の話を大幅にアレンジした「浪花阿呆鴉10+件」(横内謙介作・演出)が18日まで大阪市天王寺区の新歌舞伎座で上演されている。自転車が舞台上を駆け巡るスペクタクルな作品だ。

 阿呆鴉の総長、雁金(かりがね)文七(早乙女太一)は、けんかの最中に奉行所に捕らえられるが、腕を見込まれて侍の下で働くことになる。一方、江戸から赴任してきた奉行、朝山彦太郎(市川月乃助)は裏金作りを進める野田藤一家の掃討を計画、文七たちに突撃を命じる--。

 月乃助が「初めて人の立ち回りを見て涙が出た」という早乙女の迫力ある殺陣が見どころの一つ。「文七は仲間を気にかけつつ、自分の決めた道を突っ走る。ど派手で、こんなに暴れまくる舞台は初めて」と早乙女。月乃助は「太一さんも文七も芯が通った性格。本人と役がオーバーラップして見えてくる」と語る。

 阿呆鴉は、江戸時代に「雁金五人男」と呼ばれ歌舞伎や人形浄瑠璃の演目にも取り入れられた、ならず者集団がモデル。月乃助は「若者が傾(かぶ)く(奇抜で奔放な行動をする)様は、まさに現代の歌舞伎。若い人から年配の歌舞伎ファンまで楽しめる娯楽時代活劇だと思います」。

 「チャリンコ」は阿呆鴉の仲間が発明した、という設定。“元禄仕様”の装飾が施された改造自転車で、物語の終盤では空を飛ぶシーンも。月乃助は「いろいろな宙乗りを見てきましたが、ベスト3に入る素晴らしさ。太一さんが空中で一生懸命ペダルをこいでいる姿で涙が出てしまう」と絶賛。早乙女は「宙乗り自体が初めてなので緊張しましたが、乗っているうちに気持ち良くなってきました」と笑う。

 膝の痛みで、近年は動きの激しい歌舞伎の舞台を控えてきた月乃助。2年前に市川段治郎から改名し、二代目市川猿翁らの襲名披露公演など再び活躍の場を増している。「歌舞伎から遠ざかっていた間もいろいろな舞台に出演させてもらい、刺激の連続でした。今後どんな芝居をするにしても、自分の宝になった時期」と振り返る。

 一方、大衆演劇からテレビや映画に活動の場を広げている早乙女。新歌舞伎座は16歳で初の座長を務めた思い入れのある劇場という。「全然お芝居ができないのに主役をやらせてもらい、大変だった記憶しかありません。今回は思いっきり楽しもうと思っています」








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