乱鳥の書きなぐり

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おん祭 奉納相撲  奈良県春日大社にて 2008年12月

2009年02月14日 | 神社仏閣・祭り

       

       

       

      おん祭 奉納相撲  奈良県春日大社にて 

 

おん祭三日目の後宴能は、去年聴かせていただいた『東北』(写真下)http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/c124aac4463f3f70053b6188b5599f77で、三度目。

 お旅所の舞台の上には、珍しく鹿もあがり、神々が舞台をたたえていると言った趣が感じられた事が、今も心に残る。

 

 ここのところ楽しみの一つにしている後宴能の前には、奉納相撲が行われる。

 お旅所南側に特設された土俵。

 相撲取りの方々や中学生相撲の方たちが、土俵を取り巻く。

 相撲の前には、神事。

 砂を盛り、塩をかけ、天に向けて祓串がさされる。

 

 天に向けてさされる祓串は知らない。

 だが、今日読了した筑波大学民族研究室の『都市と境界の民俗』によると、相撲は雨乞いの意味合いがあるという。

 また、女相撲の意味なども面白いと感じる。

『都市と境界の民俗』は宮田登氏はお亡くなりになったときに、研究者が集まってこの本を書き上げたという。

 宮田登氏のお人柄が感じられる。

 また以前読んだ宮田登氏によると、相撲と問答、芸能に発展。また、地鎮祭の役割もあり、清めの塩、しこを踏むなどとも言われていた。

 

 私は相撲は知らない。

 また後宴能の前にある相撲奉納も見たことがない。

 だが、相撲そのものの意味合いなどは興味深い。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

 先日から長い時間かかって読んだ『都市と境界の民俗』の中の相撲の項を読み、ふとおん祭の奉納相撲のことを思い出した。

 奉納相撲を、初めから最後まで見てみたいものである。


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2 コメント

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相撲… (ししです。)
2009-02-16 18:10:11
一人相撲って、ご存知ですか?愛媛は大三島の大山祇神社で、旧暦5月5日にこの相撲が奉納されるんです。この日は、その年の日本の運命を決する激しい戦いが行われます。田んぼの神様と人間との相撲がとり行われ、その年に神様が勝てば五穀豊穣となり、人間が勝てば、米が取れない年になるんです。で、いつも結果は、人間様が最後にひっくり返って、その年の豊作が約束されます。たった一人の力士が、見えない神様と組んで相撲をとるお姿は、なんとも…悲哀に満ちたお祭り(神事)です。今年は6月15日あたりに開催だと思います。瀬戸内海の島々にも色々な奇祭があって楽しいですよ。県の無形民俗文化財に指定されています。
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一人相撲 (しし 様^^)
2009-02-16 22:55:07
しし様、教えていただいて、ありがとうございます!
知りませんでした。
で、見てみました。
始まる前も、相撲をおと利になっておられる様子も、投げ飛ばされるご様子も面白かったです。

右手を重要視しているのでしょうか?竹笹が二本。巫女や神主が見守る中、一人相撲が行われる様子は神聖で、村人の願いも伝わってくるようでした。

意味合いが、すごく興味深く感じました。
ありがとうございました。
こんな珍しい一人相撲を教えていただいて、ラッキーな日です★^^★

瀬戸内海の島々にも、いろいろな文化が受け継がれているのですね。
見てみたいなぁ~^^
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